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NEC、三井住友銀行とカーボンニュートラル事業における協業に向けた基本合意契約を締結

~サプライチェーン全体のCO2排出量可視化を実現~

2024年2月26日
日本電気株式会社

NECは、株式会社三井住友銀行(頭取 CEO:福留 朗裕、以下 三井住友銀行)と、カーボンニュートラル事業における協業に向けた基本合意契約を締結しました。

今回の基本合意契約締結に基づき、三井住友銀行のCO2排出量算定・削減支援クラウドサービス「Sustana(サスタナ)」と、サプライチェーンの中でも主に大手製造業となるお客様を中心に採用されているNECの環境パフォーマンス管理ソリューション「GreenGlobeX(グリーングローブエックス)」でのCO2排出量データの連携を可能とします。これにより、サプライチェーン全体のCO2排出量の可視化を実現します。また、可視化したデータを分析し、各企業に適したCO2排出量削減ソリューションの提供やファイナンス支援を行うなど、新たなサービスを今後共同で検討します。
加えて今後、「Sustana」が既にデータ連携を開始しており(注1)、「GreenGlobeX」も今後連携予定(注2)である、株式会社ゼロボード(代表取締役:渡慶次 道隆、以下 ゼロボード)の温室効果ガス排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」を含めた3社のサービス間でのCO2排出量データの連携を予定しています。

2020年10月、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、脱炭素社会の実現を目指すことを公表しています。カーボンニュートラルを実現するためにはサプライチェーン全体でのCO2排出量の削減が不可欠ですが、自社内の算定・開示が進みCO2排出量削減まで行う企業は増えてきている一方でサプライチェーン全体のCO2排出量算定に着手できている企業は多くありません。
今回両社のサービス間でのCO2排出量データの連携を可能とすることで、サプライチェーン全体のCO2排出量の可視化を実現し、CO2排出量の更なる削減に向けた提案を積極的に行うことで、テクノロジーを活用した脱炭素社会への変革に貢献していきます。

なお、両社は脱炭素経営EXPO(会期:2/28(水)~3/1(金) 会場:東京ビッグサイト)において、両社ブースにて今回の協業を含めたCO2排出量のデータ連携に関する取組紹介のセミナーセッションを実施予定です。

「GreenGlobeX」概要

GreenGlobeXは、工場やオフィスなど、国内外複数ある拠点のエネルギー使用量やCO2排出量といった環境パフォーマンスデータを効率的に一元管理するソリューションです。本ソリューションを導入することで、目標管理や見える化に繋がるだけでなく、これまでデータの収集・集計・進捗管理に割いてきた工数を大幅に削減し、効率的な管理を実現できます。
集計したデータは、情報開示(CDPなど)や、各種レポートの作成(サステナビリティレポート、TCFDレポート、TNFDレポートなど)にもご活用いただけます。

「Sustana」概要

企業とサプライチェーン全体のCO2排出量の算定から削減施策の立案・実行まで一連の業務をクラウド上で管理できるサービスです。誰でも簡単に利用を開始できるというコンセプトをもとに、CO2排出量の算定を行ったことがないお客さまにも、お気軽にご利用いただける仕様となっております。 また、CO2排出量推移の状況に応じて削減策を自動で表示するレコメンド機能を提供しておりますので、具体的な脱炭素施策を検討する際のツールとしてもご活用いただけます。

「Zeroboard」概要

GHG(温室効果ガス)排出量算定・開示・削減までを支援するソリューションです。国内外のサプライチェーン排出量、製品別・サービス別の排出量(カーボンフットプリント:CFP)をクラウドで算定・可視化するほか、削減貢献量や水資源などの登録も可能で、各種レポートの出力にも対応しています。

以上

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC デジタルファイナンス統括部
E-Mail:digital_finance@mnn.jp.nec.com

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