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NEC、企業のモダナイゼーションを推進するメインフレーム「ACOSシリーズ」を強化

~メインフレームを核としたハイブリッド環境を実現~

2020年6月25日
日本電気株式会社

NECは、企業・団体におけるモダナイゼーションの推進に向けて、メインフレーム「ACOSシリーズ」を強化します。具体的には、汎用小型機ACOS-2製品のラインアップ拡充と、クラウドサービス「ACOS-2プラットフォームサービス」と、既存のACOSシリーズとクラウド環境を連携する製品を7月3日から順次提供開始します。

めまぐるしく変わる社会やお客様のニーズに合わせて、新たな価値をスピーディーに生みだしていくためには、ビジネスのやり方や組織の振る舞いそのものの変革が求められています。デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現は、企業が将来にわたって競争力を維持し続けるための必要条件であり、重要な経営課題の一つとなっています。
NECは、お客様のDX実現に向けてITシステムのモダナイゼーション推進を支援しています。今回はその一環として、現在のお客様のシステム環境や将来のシステム構想に合わせて活用いただける製品・サービスを強化し、提供します。
これにより、長年にわたり培った業務データやアプリケーションといった重要なIT資産を高い信頼性と安定性を誇るACOSシステムで継承しつつ、クラウドサービスやオンプレミス環境と連携することによって、お客様の成長戦略の原動力となるDX実現に貢献していきます。

お客様のシステム環境や将来のシステム構想に応じたACOS製品・サービス

製品・サービスの強化ポイント

1.高信頼・高性能、かつ高効率な業務システムとしての基盤能力を向上

新製品「i-PX7300RX」は、インテル(R) Xeon(R)プロセッサーを搭載し、前機種「i-PX7300GX」と比べてCPU性能を最大10%高めました。SSDを採用し、ディスクI/O性能を前機種比約2倍に、ユーザディスクの搭載可能数を前機種比約3倍の20台に向上しました。また前機種と同等の信頼性を確保し、安定した運用稼働に貢献します。
新OS「ACOS-2/MP R12.1」ではシステム終了と連動し静止点を確保したバックアップ運用機能を追加しています。また、紙帳票の電子化を容易に実現する機能をサポートし、紙資源や管理コストの削減、帳票データの有効活用することで、新たな価値を生み出します。
これらにより、基幹システムに必須となる高い信頼性・可用性を実現し、お客様の業務効率化を支援します。

2. メインフレームを核としたハイブリッド環境により柔軟性・利便性を向上

既存・新設の業務システムをオンプレミスやクラウド環境を問わず柔軟かつシームレスに活用可能にする以下の製品・サービスを提供開始します。

  • (1)
    クラウドサービス「ACOS-2プラットフォームサービス」
    本サービスは、NECのデータセンターにおいて、ACOS-2のハードウェア・ソフトウェアのリソース相当をクラウドサービス(PaaS)として提供します。お客様の業務資産をそのままご利用いただけるとともに、IT基盤の安全性を確保し業務効率化を実現します。さらにクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」と連携し、バックアップ環境や運用監視サービスなども利用できます。
    また従来から提供している中・大型汎用機ACOS-4相当の実行環境をクラウドサービス(PaaS)として利用できるシェアードACOSサービスも引き続き提供していきます。

  • (2)
    RESTful API でACOS-4上の資産を活用可能にする製品群
    ACOS-4システムのモダナイゼーションを支援する製品として、クラウドを始めとするオープン環境とACOS業務資産群との連携容易化を図る2製品を提供します。
    「WebOTX OLF/TP Connect for Container」は、コンテナ実行環境からACOS-4上のアプリケーションを容易に呼び出すことを可能にします。
    「ACOS Access Toolkit REST Web Services Option」は、ACOS-4上のデータにダイレクトにアクセスする機能を提供します。
    これらの製品を活用することにより、機密性の高い基幹業務データをACOS-4上に保持しつつ、オープン環境のユーザーアプリケーションやクラウドサービスと組み合わせて活用しやすくなり、メインフレームの利点を活かしながらビジネス機会の創出に寄与することができます。
    これにより、ACOS-4上の既存資産を活用するアプリケーションをクラウド上で迅速に開発することができ、ビジネス環境の変化にも速やかに対応できるようになります。また、BIツールと連携させることで、視覚的で高度なデータ分析が可能となり、ビジネスの速やかな意思決定が促進されます。

製品名、価格、提供開始日

(1) ACOS-2関連

製品名/サービス名 価格 (税別) 提供開始日
i-PX7300RXシリーズ 1,308万円~
(注1)
2020年9月末
ACOS-2プラットフォームサービス 月額50万円~
(注2)
2020年9月末

(2) ACOS-4関連

製品名 価格 (税別) 提供開始日
WebOTX OLF/TP Connect
for Container
100万円~ 2020年7月3日
ACOS Access Toolkit
REST Web Services Option
40万円(注3) 2020年12月中旬
  • (注1)
    最小システム構成 + 必須プログラムプロダクト。
  • (注2)
    最小システム構成 + 必須プログラムプロダクト。
    別途、NECデータセンターまでの回線費用、初期構築費用が必要です。
  • (注3)
    別途、通信ライブラリ「ACOS Access Toolkit」(価格80万円:税別)が必要です。

NEC「ACOSシリーズ」継続宣言

NECのメインフレーム「ACOSシリーズ」は、1974年に誕生し、これまでお客様とともに進化してきました。NECでは、メインフレーム開発で培ってきた独自技術を磨き、さらなる発展を目指していきます。
今後も安心して「ACOSシリーズ」を利用いただけるよう、「プラットフォームの継続強化」「お客様資産の継承・価値拡大」「安心サポート」をお客様に提供し続けます。
http://jpn.nec.com/products/acosclub/charter.html

以上

本発表に関する情報

「ACOSシリーズ(ACOS Club)」について
URL:https://jpn.nec.com/products/acosclub/

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC プラットフォームソリューション事業部
E-Mail:a-club@acos.jp.nec.com

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