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COBOL言語とは
COBOL言語とは・・・
COBOL(COmmon Business Oriented Language)は、高級プログラミング言語の一つであり、1959年米国のデータ組織言語協議会(Conference on Data System Languages-CODASYL)で、事務用共通プログラミング言語として開発されたものです。
- ※(*1)2022年2月4日のMicro Focus社の「COBOLの市場規模が従来の3倍に拡大、最新の独自調査で判明」のプレスリリースによる
その目的とするところは
- 拡張性のある言語であり、将来の変更や修正が容易である
- 問題向きの言語であり、機械とは無関係である
- 単純な英語または擬似英語を用い、できる限り記号表現を避ける
ことでした。
以来、時代の要請に応じ、COBOL言語の仕様拡張や変更を精力的に続けています。最新の仕様として、2014年にISOで制定された第5次国際規格「ISO/IEC 1989:2014」が公表されています。
COBOL言語は使われている
対象プロジェクト数1476件での開発時の利用言語は、トップがJavaであり、2番目にCOBOLとなっています。
COBOL言語が使われている訳
- 事務処理向け言語(COmmon Business Oriented Language)
→金額計算向き
10進固定小数点で、まるめ誤差を制御 - 大量レコード(データ)処理向け
読込み、即使用可能(フィールドごとのオブジェクト生成不要) - 高生産性・高保守性
書く人による「ぶれ」が少なく、プログラムの可読性がよい
データ名・ファイル名・段落名などに日本語が利用可能 - メモリ性能設計が容易
定義したデータサイズしかメモリを取らない(動的にメモリを取らない) - 長期にわたる互換性維持
国際規格が仕様を規定
ハードウェア・OS間で、共通の言語仕様
膨大な既存資産を長期にわたって活用可能
COBOL言語は社会基盤の要
COBOL誕生から60年以上を経た今でも、多くの国、多くの企業においてCOBOL言語で作ったシステムは現役で活躍しています。
- さまざまな行政システム
- 企業の基幹業務システム
- 銀行オンラインシステム
- ホテルや座席の予約システム