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人の暮らしに寄り添う地域交通へ ~前橋市 5Gを活用した自動運転の取り組み~ [02:38]
音声テキスト
前橋市 未来創造部
デジタル政策担当部長 松田 圭太氏:
前橋市を含めた群馬県は 全国でナンバーワンの 免許保有率であります
そうすると 車が運転できるうちは いいのですけれども
ご高齢の方とか 免許を返納した方
これらの方々の公共交通を いかに確保するか
そういったことが 問題になっております
効率的で便利な 公共交通ネットワークの形成
そのなかの ひとつの一環として
今回 自動運転に 取り組んでいる ところでございます
群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター(CRANTS)
副センター長 小木津 武樹氏:
我々 群馬大学はこれまで 遠隔型自動運転といって
遠隔地に監視者を置いて 動かす自動運転というのを 考えておりましたが
より安全で より効率的な仕組みとして 今回 NECが持っている 新しい技術である
5Gと エッジコンピューティング という考え方を活用した 共同研究を進めてきました
5Gという 技術を使うことによって 映像が非常にクリアに 見えるようになったので
より先 具体的には (LTEの)2倍以上先の状況というのが 遠隔地の人が みられるようになったと
この5Gと エッジコンピューティング というものを使うと
直接 自動運転の車両と 道路側のセンサー(カメラ)が やり取りできるので
例えば 車両の急な飛び出しであるとか
そういった遠隔地にいる人が 対応できないような 瞬間的な素早い判断が必要な シチュエーションに対しては
大容量の情報を 車に素早く伝えて それを確実に伝えられるという
この技術が非常に 私は効果があると考えています
今後もですね この5Gと 自動運転というところ
これを上手く織り交ぜた 導入の仕方 これを研究していきたいなと 改めて考えております
松田氏:
前橋市では 中心市街地を 自動運転バスで実装するという 計画を立てており
5G環境下で 実際に市民の方に 自動運転バスに 乗車していただき 公道を走行いたしました
自動運転の公道実証実験を体験した市民の声:
自動運転という違和感が 全く無かったということと
あと やっぱり将来的に 私も含めてですけども 車を手放したときに
移動する手段が 無くなってしまうということが やっぱり不安なので
そういったときに 自動運転バスがあるとよいな ということは思います
松田氏:
今回の実証実験は 2022年の実走に向けて 大きな一歩が 踏み出されたと思っております
前橋市では交通を含め ICTを活用した 街づくりを推進し
より住みやすい より便利な前橋市を 実現していきたいと 考えております
Orchestrating a brighter world
NEC
概要
群馬県前橋市にて、5Gやエッジコンピューティングなどの技術を活用し、より安全・安心な自動運転バスの実装に向けた実証実験を行いました。
市民の足となり、どこに住んでも便利で自分らしく生きがいをもって暮らせるような街を支える、持続的な地域交通の実現に貢献いたします。
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(2021年7月19日)