クラウドメールセキュリティサービス

SaaS型統合メールセキュリティ

昨今、標的型メール攻撃や内部不正など情報漏えいの脅威が増しており、オンプレミス上のメールシステムやクラウドメールサービスのセキュリティ対策が十分に追随できていない場合があります。


NECの「ActSecureクラウドメールセキュリティサービス」は、

  • 標的型メール攻撃を検知するサンドボックス機能
  • 故意や不注意の情報漏えいを防ぐメール誤送信防止機能、添付ファイルの自動暗号化機能 など
セキュリティ機能を一元的にクラウドサービスとして提供することで、迅速なメールセキュリティの対策と運用リソース不足の解消を実現します。

 

このような課題をお持ちのお客さまに有効です

  • 標的型メール攻撃による被害を防ぎたいけれど、専用のセキュリティ対策製品は導入コストが高く、運用できる人材も不足していることから、手軽なサービス型を利用したい
  • 標的型メール攻撃以外にも、メール誤送信など、メールを起点とした情報漏えいによる被害を防ぎたい

特長

  1. クラウドサービスとして提供するため、導入決定から短期間でメールのセキュリティ対策を実現
    • DNSの設定変更(MXレコード移行)と、お客さまのメールシステム(オンプレ、クラウド問わず)の配送先MTAの設定を変更することで、本サービスをご利用いただけます。
  2. 標的型メール攻撃を検知し、防御力を向上
    • サンドボックス機能による挙動の解析で、既知・未知のマルウェアを利用した標的型メールを検出し、情報漏えいリスクを低減します。
  3. カントリーリスクを低減
    • 日本国内のデータセンターを利用するため、他国の法律の影響を回避できます。
      例えば、米国の愛国者法や中国のデータ規制操作権限法は、国が強制的にデータの中身を見たり資産凍結することができる法律であり、これらは当該国のクラウド事業者にも適用される可能性があります。本サービスでは、日本国内のデータセンターを利用するため、データの中身を見られたり、資産凍結されたりするリスクを回避できます。
  4. 手厚い運用サービス
    • お客さまには、ウイルス・スパムメールの遮断や標的型メール攻撃の検知など、運用傾向を分析した月次レポートを提供します。
    • 24時間365日、お客さまからのお問い合わせを受け付けするほか、NECの担当者によるお客さまのメールセキュリティ環境の運用支援を行います。
  5. クラウドメールサービスにも対応可能
    • オンプレミスのメールシステムだけではなく、クラウドメールサービス(Office365など)も本サービスを利用可能です。

効果

  • 短期間でメールセキュリティ対策が可能
  • 初期導入コスト、運用コストを低減
  • クラウドサービス提供のため、メールセキュリティシステムの運用管理は、NECのセキュリティ担当者が対応
  • 標準提供の月次レポートにより、セキュリティ対策状況を見える化
  • NECのセキュリティ担当者が、定期的に攻撃検知シグネチャを更新するため、新しい攻撃にも対応

サービスメニュー一覧

NECの「ActSecureクラウドメールセキュリティサービス」は、下記メニューでご提供いたします。

<サービス利用例>

  • ①のみ利用
  • ①+②を利用
  • ①+③を利用
  • ①+④を利用
  • ①+②+③を利用
  • ①+②+④を利用

選択 サービスメニュー サービス説明
必須 ①ウィルス/スパムチェック 受信メールにウイルスやスパムが含まれていないかチェック。ウイルスやスパムを発見した場合、フィルタリングし、受信時に排除されます。
選択 ②標的型メール攻撃対策*1
  • サンドボックスによる解析で、標的型メール攻撃を検出します。
  • サンドボックス解析の結果、不審なメールかどうか判断できないURLリンクが含まれていた場合、そのメールを継続的に監視し、危険なWebサイトと判明した場合に、当該Webサイトへのアクセスを遮断します。
  • 標的型メール攻撃の受信状況(受信数、ブロックした数、配送された数、URLクリックしたユーザ数など)を月次レポートで報告します。
③誤送信対策*1 メール送信時に以下の機能を利用できます。
  • 添付ファイルのZIP暗号化
  • 一時保留(送信者によるメール送信の取消が可能)
  • 送信宛先を強制的にBcc化して送信
④誤送信対策(メール暗号化)*1 メール送信時に以下の機能を利用できます。
  • メール暗号化
  • 送信メール一時保留
  • 送信メール強制BCC化

*1 ②または③または④をご利用の際は①のご利用が必須となります。