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異常発生時のリカバリ処理を一元化しよう
JobCenter Lab vol.28こんにちは。
WebSAM JobCenter ブログ担当です。
2021年4月12日にリリースされたWebSAM JobCenterの新バージョンR15.5でリカバリジョブネットワーク機能が追加されました。単位ジョブがエラーとなった場合に共通的に実行するリカバリジョブネットワークを設定できます。サンプルの要件を元に本機能の便利さをご紹介します。
サンプルの要件
サンプルの要件は以下の通りです。
【要件】
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日次で支店A、B、Cの売上データを本部へ収集し、データ整形、DB登録、DB登録チェックを実施する。
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売上データ収集、データ整形、DB登録、DB登録チェックのいずれかの処理でエラーが発生した場合、以降の単位ジョブはスキップする。
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売上データ収集、データ整形、DB登録、DB登録チェックのいずれかでエラーが発生した場合、処理途中の中間生成ファイルが残存してしまい再実行時の処理の邪魔になる可能性があるため、それらの中間生成ファイルをクリーンアップする。
3.の要件(クリーンアップ)を含まないジョブネットワークは以下のようになります。

R15.4以前の場合
R15.4以前の場合、各単位ジョブの直後にエラー判定を行い、クリーンアップするサブジョブネットワークを配置する必要があります。処理が煩雑になりメンテナンスが大変です。

実行イメージ

R15.5の場合
R15.5の場合、リカバリジョブネットワーク機能を利用することで、クリーンアップ するための処理を共通化することができます。
リカバリジョブネットワークは必ずフローの末尾に配置されます。フロー実行時、いずれかの単位ジョブでエラーが発生した場合はフロー末尾のリカバリジョブネットワークへジャンプし、リカバリジョブネットワークを実行した後に終了します。
そのため、リカバリジョブネットワーク内にクリーンアップするための処理を定義して おくことで、フロー中のどの単位ジョブでエラーが発生した場合でも、共通的にクリーンアップするための処理を実行することができます。

実行イメージ

おわりに
今回のブログはいかがでしたでしょうか?以下のWebページから60日間無償で利用できる試用版がダウンロードできますので、ぜひ新機能をお試しください。
[試用版]
https://jpn.nec.com/websam/jobcenter/trial.html
[参考情報]
https://jpn.nec.com/websam/jobcenter/download.html
⇒WebSAM JobCenter基本操作ガイド
本ブログは皆様から頂いた様々なお問合せを参考にして更新しております。今後も皆様のお役に立つ情報を発信して行きたいと考えておりますのでWebSAM JobCenterブログをよろしくお願いいたします。