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サブジョブネットワーク部品の機能強化を使って処理を共通化しよう

JobCenter Lab vol.27

こんにちは。
WebSAM JobCenter ブログ担当です。

2021年4月12日にリリースされたWebSAM JobCenterの新バージョンR15.5で追加されたサブジョブネットワーク部品の機能強化を使って、処理を共通化する例をご紹介します。この記事では、例としてWebSAM SystemManager G 11の監視停止処理を共通化します。

WebSAM SystemManager G 11の概要については下記のURLをご確認ください。
https://jpn.nec.com/websam/systemmanagerg/index.html

要件のご説明

要件の詳細は以下の通りです。WebSAM SystemManager G 11のRESTful APIをWebSAM JobCenterで実行して監視停止を行います。

【要件】

  • メンテナンスを考慮しジョブネットワークはできるだけ共通化する
  • WebSAM SystemManager G 11の監視対象はサーバ3台(Server1~3)
  • 毎日23時にバックアップ処理が走るのでその間はサーバ3台の監視を停止する
  • 毎週金曜日はServer3だけ監視を停止しない
  • 監視停止に失敗した場合はメール通報する

R15.4以前の場合

監視停止処理の引数には監視対象サーバのエージェントIDが必要となります。
R15.4以前では「同一のサブジョブネットワークを複数個配置」と「サブジョブネットワークごとの環境変数(引数)の設定」ができないため、監視対象サーバ分のジョブネットワークが必要です。

R15.4以前の場合に必要となるジョブネットワーク

イメージ 

R15.4以前の監視停止ジョブネットワーク

画面イメージ 

R15.5の場合

R15.5では同一のサブジョブネットワークを複数個配置し、処理を共通化できるようになりました。また、サブジョブネットワークごとの環境変数(引数)を設定できます。

R15.5の場合に必要となるジョブネットワーク

画面イメージ

R15.5の監視停止ジョブネットワーク

画面イメージ

R15.5で作成したジョブネットワークの詳細

R15.5で作成したジョブネットワークの詳細をご紹介します。同一ジョブネットワーク内のエイリアス機能を利用することで、処理を共通化します。

画面イメージ
ジョブネットワークの名前 説明
監視停止 監視を停止するジョブネットワークです。トークン()を取得して「ステータス変更」ジョブネットワークに必要なパラメータを渡し、実行します。
ステータス変更 監視を停止もしくは開始するRESTful APIを実行します。「監視停止」ジョブネットワークから呼ばれるジョブネットワークです。
  • WebSAM SystemManager G 11のRESTful APIを実行するにはトークンの取得が必要です

監視停止

画面イメージ

上記のジョブネットワークでは「ステータス変更」ジョブネットワークにエイリアス名(別名)をつけて3つ配置しています。各サブジョブネットワークへ引き渡す環境変数は「トークン取得&変数設定」ジョブから呼ばれるバッチの中で以下のように指定しています。

REM #環境変数設定

echo EXPORTVAR
echo NSJNW_PARAM(Server1(ステータス変更))=AgentID△FALSE△トークン
echo NSJNW_PARAM(Server2(ステータス変更))=AgentID△FALSE△トークン
echo NSJNW_PARAM(Server3(ステータス変更))=AgentID△FALSE△トークン
echo EXPORTVAR
  • △はスペースです
  • AgentIDはWebSAM SystemManager G 11のWEBブラウザ画面もしくはRESTful APIで確認可能です

ステータス変更

画面イメージ

動作確認

監視停止のジョブネットワークを実行します。金曜日以外の日に実行しているのでServer3も監視停止します。

画面イメージ

WebSAM SystemManager G 11の画面でServer1,2,3のステータスの重要度が「監視停止中」となり、監視停止できていることが確認できました。

画面イメージ

作成した「監視停止」ジョブネットワークをバックアップ処理の前に呼び出せば、以下の要件を実現できます。

  • 毎日23時にバックアップ処理が走るのでその間は監視を停止する

また今回ご紹介した「監視停止」と同じ手法で「監視開始」ジョブネットワークを作成し、バックアップが完了した後に「監視開始」ジョブネットワークを実行することで以下の要件を実現できます。

  • バックアップ処理が終了したら監視を再開する

おわりに

今回のブログはいかがでしたでしょうか?以下のWebページから60日間無償で利用できる試用版がダウンロードできますので、ぜひ新機能をお試しください。

[試用版]
https://jpn.nec.com/websam/jobcenter/trial.html

[参考情報]
https://jpn.nec.com/websam/jobcenter/download.html
  ⇒WebSAM JobCenter基本操作ガイド

本ブログは皆様から頂いた様々なお問合せを参考にして更新しております。今後も皆様のお役に立つ情報を発信して行きたいと考えておりますのでWebSAM JobCenterブログをよろしくお願いいたします。



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