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メールにCL/Webのアドレスを埋め込む方法
JobCenter Lab vol.25こんにちは。
WebSAM JobCenter ブログ担当の榎本です。
今回はメール送信部品で送信するメールにWebSAM JobCenter CL/Webの該当トラッカのURLを埋め込む方法をご紹介します。受信したメールのリンクをクリックすることで異常が発生したトラッカをWEBブラウザですぐに確認することができます。
今回ご紹介する手順はWebSAM JobCenter CL/Webオプションの導入が必要となります。
概要
単位ジョブで異常が発生した場合に分岐部品でメール送信部品を実行してメールを送信します。メール本文にはエラー詳細と該当トラッカのURLを記載します。

設定方法
設定方法をご紹介します。以下のようなジョブネットワークを作成します。

URLのパラメータは以下のように記載してください。
URL = https://WebSAM JobCenter CL/Webのホスト名もしくはIPアドレス /ja/trackers/tracker/{{#getenv}}NSJNW_JNWNAME{{/getenv}}.{{#getenv}}NS JNW_JNWTIME{{/getenv}}?s= WebSAM JobCenter MGのホスト名もしくはIPアドレス&u=該当トラッカを参照したいユーザ名 |
メール送信部品で環境変数を利用する場合は{{#getenv}}環境変数名{{/getenv}}と記述してください。今回利用した環境変数は以下となります。
環境変数 | 内容 |
---|---|
NSJNW_JNWNAME | ジョブネットワーク名 |
NSJNW_JNWTIME | トラッカを識別する文字列(開始(予定)時刻のGMT) |
メール送信部品のカスタムパラメータは以下のように設定してください。

メール送信部品のスクリプトに当たる部分にはメール本文を記載します。その本文中に{{{file_include}}} という文字列を記載すると、その部分がメール送信部品のカスタムパラメータのfile_includeパラメータで指定した情報に置換されてメールが送信されます。今回の例ではメール送信部品の前に実行される単位ジョブ「業務処理」の標準出力(業務処理.o)を指定しています。

また、メール送信部品のカスタムパラメータでssl_enable=trueにすることでSMTPサーバとの通信をSSLで暗号化します。SSLの暗号化に対応しているプロトコルはSMTPsになります。STARTTLSには対応しておりませんのでご注意ください。
ジョブネットワークを作成しましたら即時実行を行い、メールが送信されるか確認してください。メールを受信したらURLをクリックすることでWEBブラウザで該当トラッカが参照可能か確認してください。
おわりに
今回のブログはいかがでしたでしょうか? WebSAM JobCenter CL/Web導入の参考情報としてお役立てください。
また、以下のWebページから60日間無償で利用できるWebSAM JobCenterの試用版がダウンロードできますので、ぜひ機能をお試しください。
[試用版]
https://jpn.nec.com/websam/jobcenter/trial.html
[参考情報]
https://jpn.nec.com/websam/jobcenter/download.html
⇒WebSAM JobCenter Web機能利用の手引き
⇒WebSAM JobCenter拡張カスタムジョブ部品利用の手引き