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WebSAM JobCenter R15.4の新機能について

JobCenter Lab vol.19

こんにちは。
WebSAM JobCenter ブログ担当の榎本です。

今回は、2020年6月25日にリリースされたWebSAM JobCenterの新バージョンR15.4で追加された機能をご紹介します。

追加された機能一覧

R15.4で追加された主な機能は以下の通りです。

強化項目 内容 効果 標準/オプション
RedHat OpenShift Container Platform対応 WebSAM JobCenter MG/SVコンテナが、コンテナオーケストレーションツール「RedHat OpenShift Container Platform」に対応しました。 開発
効率化
オプション
UiPath連携部品の追加 拡張カスタムジョブテンプレートにUiPath連携部品を追加しました。 開発
効率化
標準
Box連携部品の追加 拡張カスタムジョブテンプレートにBox連携部品を追加しました。 開発
効率化
標準
Definition Helper, Report Helperのプレビュー機能の強化
Definition Helperの強化を行いました。
  • ジョブネットワークフロー内の以下の部品名を表示
    カレンダ分岐部品、時刻待ち合わせ部品
    条件分岐部品、ファイル待ち合わせ部品
  • ジョブネットワークフローの一括操作機能の追加
  • ジョブネットワークフロー内のサブジョブネットワークと親ジョブネットワークの相互参照機能の追加
Report Helperの強化を行いました。
  • ジョブネットワークフロー内の以下の部品名を表示
    カレンダ分岐部品、時刻待ち合わせ部品
    条件分岐部品、ファイル待ち合わせ部品
  • ジョブネットワークフロー内のサブジョブネットワークと親ジョブネットワークの相互参照機能の追加
運用性
向上
Definition Helperはオプション、Report Helperは標準

主要な強化内容について、以下に説明いたします。

RedHat OpenShift Container Platform対応

WebSAM JobCenter MG/SVコンテナが、コンテナオーケストレーションツール「RedHat OpenShift Container Platform」(以降 OpenShift)に対応しました。
JobCenter Service Operator (以降 Operator)を使ってMG/SVを組み合わせたWebSAM JobCenterシステムの環境構築・運用を容易に行うことが可能です。OpenShiftを用いることで、コンテナのデプロイや障害時の復旧など、コンテナアプリケーションを運用する上で必要な操作を自動化することができます。

イメージ

OperatorはKubernetesのリソースの作成、管理を行うアプリケーションです。
Operatorは Custom Resource(以降 CR)と呼ばれる独自のKubernetesリソースによって管理されます。WebSAM JobCenterでは、WebSAM JobCenter MG/SVのOpenShift上での運用を自動化するためのOperator とCRを提供しています。マニュフェストファイルにパラメータを設定してCRをデプロイすること で、WebSAM JobCenter MG/SVのコンテナの作成やデータのバックアップ、複数のコンテナ間におけるマシン連携など をOperatorによって自動化できますので、運用を効率化することができます。

イメージ
Operatorを用いたOpenShift上でのコンテナ運用図

UiPath連携部品の追加

RPA(Robotic Process Automation)ツールであるUiPathの連携部品を追加しました。ロボットによるGUI処理と通常のバッチ処理をWebSAM JobCenterで一元的に管理できます。

イメージ
UiPath Orchestratorで定義済みのプロセスからジョブを起動し、その実行を完了まで待ち合わせます。なお、本部品でジョブを起動できるのはUnattendedロボットのみです。

PC上でのロボットの業務と、バッチ業務の処理の順序性を担保する必要がある場合にUiPath連携部品をご活用頂けます。

(例) 日次で以下の処理を実行する

  1. PC上でロボットの処理を実行(UiPath連携部品を利用)
  2. DBへのデータ登録処理を実行
  3. 帳票作成処理を実行
  4. 再度PC上でロボットの処理を実行(UiPath連携部品を利用)
  5. ロボットの処理が完了したらメールで担当者へ連絡

Box連携部品の追加

クラウドストレージBoxへのアップロード、ダウンロード等を行う部品を追加しました。多数のファイルのBoxへのアップロード、ダウンロードをWebSAM JobCenterでスケジュールし、自動化できます。

イメージ

以下のようなご要件に対してBox連携部品を利用することで効率化が図れます。

  • 多数のファイルを定期的にBoxへアップロードする必要がある。
  • ファイルを多数のBoxフォルダへ振り分けてアップロードする必要がある。
  • 多数のファイルを定期的にBoxからダウンロードする必要がある。
  • データ作成からBoxへのアップロードまでの処理を定期的に実行する必要がある。

(例) 日次で以下の処理を実行する

  1. DBからデータ抽出
  2. データ加工
  3. グラフ作成
  4. Boxへグラフをアップロード(Box連携部品を利用)
  5. アップロードが完了したらメール通知する

Definition Helper, Report Helperのプレビュー機能の強化

Definition Helperの強化を行い操作性が向上しました。

  • ジョブネットワークフロー内の以下の部品の部品名を表示
    カレンダ分岐部品、時刻待ち合わせ部品、条件分岐部品、ファイル待ち合わせ部品
  • ジョブネットワークフローの一括操作機能の追加
  • ジョブネットワークフロー内のサブジョブネットワークと親ジョブネットワークの 相互参照機能の追加
画面イメージ

多数のジョブネットワークが存在する環境でもフロー図を一括で作成することができますので設計書の作成工数を削減可能となっています。またサブジョブネットワーク内のジョブネットワークがどのようになっているかExcel上で簡単に確認することができるようになりました。

おわりに

今回のブログはいかがでしたでしょうか? WebSAM JobCenter R15.4をご検討いただく際にお役立てください。なお、以下のWebページから60日間無償で利用できる試用版がダウンロードできますので、ぜひ新機能をお試しください。

[試用版]
https://jpn.nec.com/websam/jobcenter/trial.html

お問い合わせ

当ブログに関するお問い合わせは、WebSAM JobCenterお問い合わせ窓口までお問い合わせください。

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