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渋谷区立北谷公園におけるデータ活用実証

NECスマートシティ

公園を起点に地域の価値向上を図る

渋谷区立北谷公園(以下、北谷公園)にて、公園の持続的な価値向上を図る実証施策を行いました。本実証では、北谷公園にイベントブースを出展し、デジタルツールを用いて来場者からWell-Beingアンケートを取得し、それらを分析することで、公園を起点とした地域の価値向上に関する示唆を得ました。

まちづくりに関するNECの取り組み

まちづくりの要素にはさまざまなものがありますが、当社では“データ利活用”や“コミュニティ”という観点に着目し、以下3つの取り組みを行っております。

  1. 地域価値を向上させる、地域独自のデータ収集・利活用による地域の魅力発掘とそれらの表現
  2. 災害対応や治安維持、まちの賑わい創出など多岐にわたるまちの課題解決の土台となるコミュニティ形成
  3. デジタルツールによる生活者起点での共助体験

ロジックモデルを活用し、道筋をたてる

本施策では北谷公園でのコミュニティ創出と、それによる公園の価値向上の関係性を実証しました。
当社ではロジックモデルを活用し、実証施策とその成果までの道筋を仮説立てしました。ロジックモデルとは、各施策とそれらが生むアウトプットやアウトカムとの因果関係を、論理的に明示する手法です。これにより施策と期待される成果の関係性についての評価が可能です。本実証では、北谷公園にてコミュニティを創出する施策とそれによるアウトカムまでの道筋をロジックモデルで作成し、合わせてコミュニティ創出施策を実行することで、その有効性をデータによって検証しました。

ロジックモデルの型化:公共空間を通じた社会関係資本の蓄積

データによる効果検証

データによる検証には、データの取得と分析が必要です。データの取得は当社のサービスである”FORESTIS®(注1)”を活用しました。FORESTISとは、コミュニケーションサービスである「LINE」(注2)をベースに、来場者へさまざまな体験を提供できるサービスです。実証ではイベントブースを設け、FORESTISを用いて北谷公園の来場者へWell-Beingアンケートを実施しました。収集したWell-Beingアンケートをもとに、単純集計分析やクロス集計分析、因果分析を行いました。

ロジックモデルを活用したWB・エリア価値形成:北谷公園の事例

  • 渋谷区初のPark-PFI事業である北谷公園では、地域とともに公園の使い方を考えるしくみ「YOUR PARK」を導入(2021年)
  • 2023年から、ロジックモデルとデータを活用して、社会関係資本が豊かになる使い方の実現に着手

データ検証により得られた示唆

検証の結果、北谷公園を起点とした周辺地域での知り合い人数を増やす仕掛けにより、公園等で開催されるイベントなどへの参加回数が増え、周辺地域への訪問頻度が増加する可能性が見えてきました。また、居住地域が該当地域に近しいほど、イベントへの参加回数やエリアへの訪問頻度が増えることが推察されます。
上述の分析結果により、イベントのリピート率を高める仕掛けにより、北谷公園周辺への訪問頻度が増え、周辺店舗の売り上げ向上やまちへの愛着の醸成など、公園を起点とした地域の価値向上につながる示唆を得ました。

  • 注1:
    「FORESTIS」は日本電気株式会社の登録商標です
  • 注2:
    「LINE」はLINEヤフー株式会社の商標または登録商標です

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