Japan
サイト内の現在位置
公共・自治体のDXを圧倒的スケールで推進できるNECの面白さ
世の中の仕組みを一新できるNECのSEの魅力とは
プロジェクトメンバー
中野 加奈子
パブリックビジネスユニット
官公ソリューション事業部門
国土交通ソリューション統括部
第一システムグループ
西村 歩美
パブリックビジネスユニット
官公ソリューション事業部門
警察・警備第一ソリューション統括部
第一システムグループ
山口 寛
パブリックビジネスユニット
社会公共ソリューション開発部門
住民情報システム開発統括部 中部SIグループ
ディレクター
※50音順
※2023年9月公開。所属・役職名等は取材当時のものです。
※本記事は、転職サイト ビズリーチに掲載した記事の転載です。
プロジェクトストーリー
コンサルティングからシステム開発・実装、プロジェクトマネジメントまで、多様な強みを持つSEが活躍する日本電気(以下、NEC)。そのなかでも今回は、政府・官公庁、地方公共団体、教育機関、警察などに向けた社会基盤を支えるソリューション事業を担うパブリックビジネスユニットを紹介。暮らしに関わる社会システムを幅広く手がける同社で働く魅力、SEとして得られるキャリアについて、第一線で活躍するメンバー3名に伺いました。
独立系SIerから転職。
ステークホルダーの多い官公庁系案件の推進役に
──西村さんは2022年にキャリア入社されたそうですが、きっかけは何だったのでしょうか。
前職は独立系SIerでアプリケーションエンジニアとして働いていました。二次請けの案件も多かったのですが、私は一般企業のプライム案件を担当させてもらう機会があり、メーカー向けの「Tableau」での財務諸表整備やBCPシステム開発などに従事できて、非常にやりがいがありました。
ただ、3年ほどたったタイミングで今後のキャリアを考えはじめ、「もっと大きな案件にチャレンジできる環境に行きたい」と思うようになりました。
実のところ、NECにはもともとソフト開発のイメージがあまりなく、市中で見かける銀行ATMやレジシステムといった機械の印象が強かったのですが、面接とあわせて会社・部署について説明いただく機会があり、官公庁系のシステムに強く、大規模案件が多いと知り興味を持ちました。前職で大規模といわれたクラスの案件がNECでは当たり前で、想像を超えるスケールの案件がいくつもあり、「ここでなら社会にインパクトを与えられる」と確信し、入社を決めました。
──現在担当されている業務内容と、印象に残っているプロジェクトを教えてください。
私は中央省庁や公的機関のDXを手がける官公ソリューション事業部門に所属し、そこで警察・警備関連の案件のプロジェクトリーダー(PL)を務めています。入社当初はPLの補佐として、定例会の議事録作成などを通じて仕事の進め方を間近で学びました。担当していた開発プロジェクトが完了し運用保守フェーズに移行した後、私自身もPLを担うようになり、今に至ります。
今はエラーやインシデント時に対処するほか、日常的な問い合わせにも対応しています。他システムや省庁とのシステム連携もあり、開発フェーズではそちらを担当するベンダーとの調整も行いました。そうした複雑な成り立ちをふまえ、今も開発チームと協業しながら、安全・安心にシステムを使ってもらえるよう保守対応を行っています。
一般企業のシステムの場合、一つの社内に閉じてプロジェクトを進めることが多いと思いますが、官公庁系のシステムは他の省庁・団体と連携が必要になる機会も多く、その分ステークホルダーが多いのも特徴です。円滑にプロジェクトを推進するため、お客様や関係者と積極的にコミュニケーションをとる必要があり、日々学びと刺激にあふれています。
早くからプロジェクトリーダーに挑戦し、
ステップアップできる
──この仕事を通して感じる面白さや醍醐味は何でしょうか。
プロジェクトを推進していく時に、PLとしてチームをまとめながら指針を決め、自らの手でリードしていけるところですね。前職では作業者であることが多かったのですが、今は自分が物事を決めない限りプロジェクトは前に進みません。推進役としての意識が高まり、上司や先輩、開発チームを巻き込みながら、お客様のために解決策を見いだしていけるので、今まで以上に成長を実感できています。
また、官公庁系の案件のなかには、時に国と都道府県で異なるシステムを連携しなければならない複雑なケースもあります。私たちがハブとなり、双方の業務フローを近づけ円滑に進めるための提案を行うことも珍しくなく、自身の取り組みがダイレクトに社会に影響を与えていると体感できるのも魅力ですね。
──NECに入社して成長したと思う点や、今後チャレンジしたいことを教えてください。
NECでは若手もプロジェクトの推進役を任せられるなど、意欲次第でチャレンジの機会がいくらでも与えられます。そしてただ任せるだけでなく、上司や先輩も全力でサポートしてくれる体制なので、臆せず挑戦していけます。こうした環境のおかげか、前職よりも仕事への向き合い方が主体的に変わったように感じます。
また、学びを促進するためのサポートとして、研修やトレーニングも充実しています。私自身、プロジェクトリーダーのスキルや品質管理、要件定義などのトレーニングを受講予定です。自分のスキルをどこまで伸ばしていけるだろうか、とワクワクしています。
「自分はまだ経験が足りないので活躍できないのでは」と躊躇している方もいるかもしれませんが、成長したいという思いさえあれば、いくらでも挑戦できる環境はあります。少しでも興味を持っていただいた方は、話だけでもぜひ聞きにきてほしいです。
官公庁系のさまざまな領域のDXを通じ、
世の中に貢献
──前職はアプリケーションエンジニアとしてご活躍されていたそうですが、転職のきっかけをお聞かせください。
前職では、主に金融系の業務アプリケーションシステムの開発を担当し、プログラムの作成などに従事していました。4年半ほど勤めるなかで要件定義を任されることがあり、そこでのやりがいに強く引かれ、上流をメインでやっていきたいと思ったのが転職のきっかけです。
金融系のシステムはある程度型が決まっていて提案できる範囲も限りがあったので、幅広い領域に関われるNECに興味を引かれました。特に、国のシステムが大きく変化しようとしている今、官庁系に強いNECはとても魅力的で、入社の決め手になりました。
──現在の業務と、担当するプロジェクトを教えてください。
私はアプリケーション開発を担当しており、2021年の入社以来ずっと、全国約100カ所の国の自動車検査(いわゆる「車検」)機関において、検査官が使う、検査業務システムの運用・保守プロジェクトに参画しています。
お客様担当者とやり取りしながら、全国にある車検場からも要望を聞き、現地に足を運んだりもして、改修や機能追加などに対応しています。車検の世界にもDXの波が押し寄せており、電子車検証への対応や検査手数料支払いのキャッシュレス化など、従来になかった世界観をイチから開発していけるのは貴重な経験です。このプロジェクトは、パブリックビジネスユニットで昨年の優秀プロジェクトとして社内表彰を受けたこともあり、社会的な影響力の大きさに喜びと誇りを感じます。
また、前職で金融系システムを手がけていた時には、データ上の数字だけを扱うことが多かったのですが、今は車というモノを扱うシステムでもあり、対象が無形から有形になったことで考える要素が格段に増えました。これまで範疇になかった領域にも思考を広げる機会が多く、非常にチャレンジングな日々を送っています。
地方暮らしで活躍する人も。
ライフステージに応じた柔軟な働き方が魅力
──この仕事を通して感じる面白さや醍醐味は何でしょうか。
入社前には、堅い人の多そうなイメージがありましたが、入社してみると想像以上にアットホームで、上長も気軽に声をかけてくれるフラットな雰囲気でした。仕事においても、お客様のためにベストを尽くしたいという思いが皆強く、そのためなら臨機応変に協力し合うカルチャーがあって、仕事がとてもしやすいです。普段は穏やかなメンバーが、お客様のためとなると議論が白熱するので、私も刺激を受けて活発に意見を言えるよう日々精進しています。
結束力のあるチームで物事を進めていくからこそ大きなことに挑戦できますし、お客様との密なコミュニケーションを通じて課題を解決できた時の喜びはひとしおです。人との関わりを大事にできる、NECならではの魅力だと感じます。
──今後はどのようなキャリアや働き方を目指していますか。
ライフステージなどに応じて、多様な働き方ができるのもNECの特長です。例えば、子育てをしながら昇格して活躍している女性マネージャーはたくさんいますし、九州在住でリモートワークを主体としている上司もいます。
また、私の場合エンジニアなので、「専門職を目指そう」と思っていたのですが、NECでは技術面を究めつつマネジメントも担うようなマネージャーも多く、「こうあるべき」という制限がなく自由にキャリアを広げていけることに驚きました。その人に感化され、私も「技術面も相談できるマネージャー」を目指そうと考えています。
私自身、地方出身なので、今後ライフスタイルの変化にあわせて、地元に戻りたいと思うことがあるかもしれないと考えています。リモートワークなど働き方が選べるNECでなら、転職やあるいは異動という選択肢をとらずとも、今の仕事を続けられるのではと期待しています。
自分らしく働きたい、という方には絶好の環境なので、ぜひおすすめしたいです。
「自治体DXの推進」と「基幹系システムの標準化」
という大命題を遂行
──山口さんが所属する「住民情報システム開発統括部」は、現在採用を強化されているそうですね。どういった組織か教えてください。
NECでは自治体向けに、当社で設計・開発した住民情報総合パッケージシステムを提供しています。具体的にいうと、市区町村における住民記録や税金、国民健康保険や介護保険などの基幹業務システムで、高いセキュリティ機能をもって事務の効率化・高度化を可能にするものです。住民情報システム開発統括部は、この開発およびSIを担っています。
また、日本では今、2025年度を期限として、自治体での独自運用からの脱却や効率化のために基幹業務システムの標準化を進めています。これまで自治体ごとに開発・運用されてきたものを標準化するため、業務フローの見直しはもちろん、それらをガバメントクラウドという政府共通のクラウドサービスの利用環境での実装が推奨されています。
国を挙げた重要施策で、かつ期限も迫っているため、導入に向けてかつてない活況を呈しており、「品質のNEC」として安心・安全にこれらを遂行するのが目下のミッションとなっています。
──実際にどういったことに取り組んでいるのかお聞かせください。
以前は首都圏地区でプロジェクトマネージャー(PM)としてQCD(クオリティー・コスト・デリバリー)管理を行い、現場で直接お客様とコミュニケーションをとってプロジェクトを管理、推進していました。2022年度に部長職に昇格したのを機に、中部・東海地区のグループ長となり、今はグループのPMが担当するプロジェクトに対して事業戦略や人材アサイン、審査などの遂行上のチェックなどを行い、全体を統括しています。
東京のある特別区の基幹系システム刷新に携わった案件が印象に残っています。区の上層部から直接指名され、システム導入部分だけでなく、その超上流である業務効率化のためのコンサルティングから取り組ませていただきました。
コンサルティング会社、関連ベンダー、ビジネスパートナーとも協業しながら、われわれ自身も現場でヒアリングを行い、職員の皆様の負荷状況や現行課題などを確認しながら、システム導入による効率化や費用対効果を算定。PMの時からプロジェクトを成功させるための前段として、コンサルティング工程にも注力してきましたが、より緻密さを求められる複雑な案件で刺激になりました。
もう一つ、別の自治体の案件で、転入・転出など窓口業務の待ち時間短縮となる新たなソリューションを提供できたのも印象深いです。市民が来庁前にWebで届け出内容を事前入力できるもので、自治体職員の業務負荷を低減するとともに、その先の住民の利便性にも貢献できたと自負しています。
圧倒的なQCD知見の蓄積が、
個人の成長と一体感を後押し
──山口さんが感じる仕事の面白さを教えてください。
NECでは自治体のなかでも、都道府県や政令市、中核市など規模の大きなお客様とじかに接していくことができます。基幹業務システムの刷新案件では、約2~3年のプロジェクトとなるのでじっくり取り組めますし、PMとしてQCDはもちろん、コミュニケーションや体制検討などが必要で、毎回新たな学びがあります。
さらに当部門では、QCDを長年重視してきた歴史があり、先輩たちが培ってきた品質管理のノウハウ、情報収集からレビュー、テストというプロセスがしっかりと蓄積、共有されています。部門主催の品質教育も毎年あり、グループ各社やビジネスパートナーも含め、プロジェクトに関わる全員が出席して、取り組み姿勢から実際のノウハウまで学び、目線を合わせる機会となっています。キャリア入社にとっても、こういう場があるので、一体感を持って視座を高められます。
──転職されてから10年以上になるそうですが、NECで働く魅力はどういったところでしょうか。
NECは来年度から全社でジョブ型人材マネジメントを推進しようとしており、上司と話し合いながら目標を定め、その達成に向けた具体策を決めて毎月1on1を行うなど、自らのキャリアを深く考える仕組みづくりに取り組んでいます。
また、プロジェクト稼動後には、プロジェクト内で振り返りを行うのに加え、部門としても稼動後の審査を行って良かった点や反省点を共有し、横展開も行われています。そのため、これまでやったことのない領域のプロジェクトでも安心してチャレンジできます。着実に成長している実感を得られ、新たな挑戦にも踏み出しやすい環境なので、非常に働きやすいですね。
国や社会は今、大きく変わろうとしていて、「自治体DX」も加速度的に進んでおり、新しいことに果敢に挑戦できるタイミングといえます。「大きくステップアップしたい」「社会にインパクトをもたらしたい」という方にとって、NECはその機会に大いに恵まれた環境です。そうした思いを持った方にお会いできるのを楽しみにしています。