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NEC、顔認証技術でハワイのホームレス問題に貢献
~モバイルアプリにより身元確認や遭遇履歴を管理~2023年8月29日
日本電気株式会社
NECは、米国の現地法人であるNEC Corporation of America(注1)とThe Institute for Human Services, Inc.(注2、以下 IHS)と共に進めるハワイ州のホームレス支援に向けた顔認証技術を活用したホームレスのID照合活動に、「NEC Digital Platform」上のID管理/生体認証マネージドサービス環境を10月から提供します。本マネージドサービス環境を活用することで、生体認証を活用したID管理を現地の複数システム・サービスとのスピーディな連携が可能となります。
このID照合活動は、NEC Corporation of America におけるCSV(Creating Shared Value)活動の一環で、IHSのワーカーや医師と共にホームレス訪問を行います。NECとDataHouse(注3)で開発したモバイルアプリとDXプラットフォーム「NEC Digital Platform」上のID管理/生体認証機能を活用して、ホームレスの身元確認・検索、ホームレスとの遭遇時の記録や共有を行い、医療を必要とする方には適切な治療の提供や病院への搬送等の支援まで実施する予定です。
すでに本活動は、2023年5月に、ホノルルにおいて現地実証を行い、その実績をもとに今回、提供を開始します。


米国では、2022年の時点で約58万人(注4)のホームレスが存在すると言われており、ホームレスの増加が深刻化しています。路上生活を送る中で、精神疾患により適切な判断が出来なくなるなど、入院が必要になるまで病気に気づかず、深刻化してしまう方への社会対応が急務となっています。特にハワイ州は米国で最もホームレス率が高い州の1つであり、医療、社会福祉サービス、シェルター施設など個人の状況に合わせて、恒久的な住居への移動を支援するなど課題解決に向けて取り組んでいます。
今回、NECはNEC Corporation of America、IHSと共にホームレスのIDと位置を見える化・管理することでこれらの取り組みに寄与します
今後、NECはICTの提供を通じてハワイにおける安全・安心な生活に貢献していきます。
以上
- (注1)本社:米国・テキサス州、President and CEO:Chris Jackson
- (注2)ハワイにおける慈善活動を行う非営利団体:
https://ihshawaii.org/
- (注3)
- (注4)
生体認証について
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC 生体認証・映像分析統括部
E-Mail:dpf-pr@dpf.jp.nec.com

NECは、安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、
誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。
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