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NECマレーシアがマルチモーダル生体認証技術を活用しマレーシアの出入国管理システムを刷新
2022年10月18日
日本電気株式会社
NECのマレーシア現地法人であるNEC Corporation of Malaysia(以下、NECマレーシア)と、現地企業Iris Information Technology Systems Sdn Bhd (以下、IITS社)は「国家統合出入国管理システム(National Integrated Immigration System (NIIse)」プロジェクトにおけるマルチモーダル生体認証システムと出入国自動ゲートをマレーシア内務省に提供します。NIIseはマレーシア内務省が主導するプロジェクトで、マレーシア入国管理局の出入国管理業務をデジタル化するものです。

(左から、NECマレーシア マネージングディレクター Chong Kai Wooi、IRISコーポレーション副会長 Poh Soon Sim、NEC 執行役員副社長 熊谷 昭彦、マレーシア内務省 副次官Mohamad Fauzi bin Md Isa、在マレーシア日本国大使館 特命全権大使 髙橋 克彦、IRISコーポレーションCEO Shaiful Zahrin Bin Subhan、マレーシア入国管理局 プロジェクトディレクター(NIISe) Puan Supiani Binti Sibin)
IITS社の親会社であるIRIS社はマレーシア入国管理局と協力して、1998年に世界初(注1)のe-パスポートを構築し、デジタル化された書類の読み取りと真正性の確認のために出入国自動ゲートを導入しました。このたび本取り組みを発展させ、NECが高精度・高信頼な指紋・虹彩・顔認証のマルチモーダル生体認証システムと出入国自動ゲートを、NIIseプロジェクトの主要パートナーの1社として提供します。
出入国自動ゲートはマレーシアの国境、空港、港などに設置され、マレーシア国民や旅行者の出入国手続きを効率化するとともに、より厳格で安全な出入国管理を実現します。
NECはこれまで、世界No.1の顔認証技術(注2)をはじめとした生体認証「Bio-IDiom」(注3)を世界約70の国と地域に1,000システム以上導入しています。また世界約50の空港に、生体認証を活用したシステムを提供してきました。
本件に関する各社のコメントは以下の通りです。
NECの高度な生体認証技術を出入国管理に導入することで、マレーシア国民や旅行者に安全でシームレスな旅行体験を提供することができます。NECのマルチモーダル生体認証システムがNIIseを支える屋台骨として、マレーシア入国管理局の手続きを効果的かつ効率的なものに変革していくと確信しています。
NECマレーシア マネージングディレクター Chong Kai Wooi
NECが国民向けデジタルIDシステムをグローバルに展開してきた実績は素晴らしいものです。NECマレーシアは当初より重要なフィードバックとアイディアをIITS社に提供し、潜在的な課題の特定に貢献しました。IITS社はNECマレーシアと共に、マレーシアの出入国管理システムの高度化に貢献できることを大変喜ばしく思います。
IRISコーポレーション CEO Shaiful Zahrin Bin Subhan
以上
- (注1)IITS社調べ。
- (注2)米国国立標準技術研究所(NIST)による顔認証ベンチマークテストでこれまでにNo.1を複数回獲得
https://jpn.nec.com/biometrics/face/history.html- ※NISTによる評価結果は米国政府による特定のシステム、製品、サービス、企業を推奨するものではありません。
- ※
- (注3)
「Bio-IDiom(バイオイディオム)」は、顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響など、NECの生体認証の総称です。世界トップクラスの技術や豊富な実績を活かし、ニーズに合わせて生体認証を使い分け、あるいは組み合わせることで、「誰もが安心してデジタルを活用できる世界」を実現していきます。
NECの生体認証 https://jpn.nec.com/biometrics/index.html
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC セーファーシティソリューション事業部門 事業推進統括部
E-Mail:contact@global.jp.nec.com

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誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。
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