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NEC Analytics Challenge Cup for Business Idea 2022
開催期間:2022年8月22日〜9月22日(最終審査会:2022年10月13日)

AI・データを活用し新たな価値を生む「データサインティスト」に必要な「ビジネス力の向上」および「イノベーション創出」を目的とし、AI・データを活用した新ビジネスのアイデアの価値を競う「NEC Analytics Challenge Cup for Business Idea」を今年度より新設。
今回、2020年8月22日~9月22日に開催した「NEC Analytics Challenge Cup for Business Idea 2022」では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとの連携企画として「未来のテーマパーク」をテーマにしたアイデア企画コンテストを実施。NECアカデミー for AIの連携企業・大学、AI・データアナリティクスコミュニティ参加企業から62チーム(総勢142名)がエントリー、34チームが最終提出に至り、AI・データを活用した新しいサービス企画とそのビジネス価値を競い合った。
NEC は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャル・マーケティング・パートナーです。
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画像はイメージです
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詳しくはユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式WEBサイトをご確認ください

アイデア企画コンテスト
テーマパーク関連データとAI技術を活用したアイデア企画を行いそのビジネス価値を競う「アイデア企画コンテスト」。最優秀賞に“EMMA(Experience Makes Memory Art) ~パーク体験からあなただけのアートが生まれる~”、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン特別賞に”ユーザーの満足度向上を図る ~口コミデータとRESASデータによるアプローチ~”が輝いた。
最優秀賞:
“EMMA(Experience Makes Memory Art) ~パーク体験からあなただけのアートが生まれる~”
日本電気株式会社 清宮 晨博さん、徳山 慎一さん
受賞コメント
最優秀賞という評価を頂き、ありがとうございます。ゲストがよりUSJを楽しめるよう、このサービス“EMMA”(エマ)を考案しました。そのため、審査員に加え、多くの聴衆の皆様からも共感いただけたことを大変嬉しく思います。実現するにあたって課題はあるものの、その点含めて、ゲスト視点で思考してサービスデザインをすることで、実現性は高まり、より多くのゲストを楽しませるものになると考えています。
審査員コメント
体験をアートにして提供するサービスで、制作をAIで実現するのは大変面白い仕組みと感じた。発想の斬新さと事業性としてもゲストがイメージしやすい。また、事業の拡張性もイメージしやすいと思う。今後、類似サービスとの差別化や技術的な課題をいかにクリアし実現するかという部分の検討を期待する。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン特別賞 ”ユーザーの満足度向上を図る ~口コミデータとRESASデータによるアプローチ~”
滋賀大学 藤岡 和紘さん、藤井 悠さん、増井 恵理子さん、吉田 果南瞳さん、ルパージュミレーユアメリさん
受賞コメント
大学一年生から大学院生という多様性のあるメンバーでUSJ特別賞をいただけたこと大変嬉しく思っています。チームELMo は課題の把握とアイデアの創出、両方においてオープンデータを活かして取り組むことを意識しました。そのおかげでUSJをよりNO LIMIT!な超元気特区にできる提案が出来たのではないかと思います。最後になりましたが、運営の皆様そしてUSJ様、貴重な経験をありがとうございました。
審査員コメント
アイデア企画コンテストでありながら、課題を発見するために実際にRESASデータを使っていたのが大変素晴らしい。データからの課題抽出とゲストの満足度を上げる事業性を見事に結び付けている。また、駐車場の不満を解決するのに施設の外にも目を向けたアプローチが良いと思った。

優秀賞 “1日だけの体験じゃ終わらせない。
「単発の体験」から再訪までを「一連の体験」に変えるVirtual USJの提案”
日本電気株式会社 熊崎 純一さん
受賞コメント
優秀賞に選出いただきありがとうございます。新規事業に携わるデザイナーとしてこの受賞は自信につながりました。これからもデザイナー視点から事業性のあるユニークなアイデア創出ができるよう精進します。
審査員コメント
「単発の体験で終わらせないようする」というコンセプトがよい。すぐにでも実施出来そうなビジネススキームかつリピーター創出に有効なアイデア。アプリが園内だけで使われるものではなく、日常でも使う仕掛けとしてユーザーへの接点が考えられていて良かった。

優秀賞 ”ここはママ友 元気特区「NO LIMIT!コンテスト」でハジけまくろう”
東京海上日動火災保険株式会社 安原 美里さん、株式会社錢高組 田中 英穂さん、株式会社静岡情報処理センター 風間 純さん、合同会社ユー・エス・ジェイ 湯浅 匡康さん、日本電気株式会社 志村 典孝さん
受賞コメント
ブレストで絞り出した多くのデータをランダムに組み合わることで、思わぬ気づきを得られ、そして、気づきから提案への課程でメンバーがワンチームになれました。優秀賞のご褒美もいただくとこができ、このチームで協業できたことに充実感と達成感を感じています。この度は、ありがとうございました。
審査員コメント
「せっかくUSJに来場したならママにも楽しんで欲しい」という思いとコンセプトはよい。笑顔レベルで評価するのは面白いし、母親が抱える問題点も切り込んでいけている。また、パーク外でのパートナー企業との連携はUSJが直接データを取りに行けない領域なので良い取り組みであると思う。

優秀賞 ”超思い出サービス”
日本電気株式会社 風間 祐輔さん、佐藤 浩太さん、磯部 彩香さん、染谷 大樹さん、山本 樹央さん
受賞コメント
優秀賞に選んでいただき、ありがとうございました。本アイデアは、USJ様の課題解決に貢献すると同時に、来場客がUSJを更に楽しめるように考えました。受賞という成果を残せたことは貴重な経験になりました。コンテスト関係者の皆様には改めて感謝申し上げます。
審査員コメント
実際に適用できるようなスキームで納得感が高い、ビジネスの好循環を生むスキームになっており、自然な表情や仕草を撮ってもらえるのは特に家族向けには良いと思う。一方でマネタイズが動画の販売(来場者からの利用料)から他の手段へと広がるとなお良いと思う。

入賞:”No Limit Face!!”
横浜市立大学 森田 健斗さん、小川 滉介さん
受賞コメント
この度は、受賞できましたこと、大変光栄に思います。今回は”顔面”に着目しました。顔の良し悪しではなく、フラットに顔面を”おもろく”することを考えました。様々なアイデアがあり、楽しかったです。
審査員コメント
表情分析して本人が利用できるようにするサービスは既存サービスにもあるが、「笑顔や変顔で値引き」というコンセプトがユニークであり着眼点を評価。USJ内で楽しんでいると自然とコンテンツ(写真)が増えていくのは面白い。従来サービスとの差異や事業化としての展開部分を深掘りできるとなお良い。

入賞:チーム”余韻を作り、リピート率アップ!AIDA 非接触メンタルセンシング”
株式会社ゆがふホールディングス 上原 康貴さん、株式会社スカイウイル 真木 英志さん、日本電気株式会社 景安 泰千さん
受賞コメント
今回、AI・データアナリティクスコミュニティから会社も業務も違うメンバーでコンテストに参加いたしました。メンタルセンシング技術やお客様のおもてなしやリピート率を上げるためのポイントなど、それぞれの得意領域で意見やアイデアをもちより、うまくまとまった結果、入賞することができたと思います。ありがとうございました。
審査員コメント
「余韻を残す」というコンセプトはよく、感情分析と組み合わせた来場者への働きかけは面白いと思う。非言語で感情をとれるのは素晴らしい。一方、データ取得の難易度が高いと想定され事業性部分にやや懸念がある。

入賞:”スナップ写真で家族とのかけがえのない瞬間を”
滋賀大学 山﨑 大輔さん
受賞コメント
この度は素晴らしい賞を頂き、誠にありがとうございました。他チームの発表内容も、大変興味深く拝聴させていただきました。本コンペティションの開催にご尽力頂きました関係者の皆様へ感謝申し上げます。
審査員コメント
「スナップ写真で家族とかけがえのない瞬間を」というコンセプトに共感。スマホを用いて自分たちで取る写真とどのように差異化するかまで踏み込んでいると素晴らしい内容になると思う。

入賞:” 世界一の安全・安心で子どもだけで過ごす”ワクワクドキドキ”な時間”
日本電気株式会社 五十嵐 雄大さん
受賞コメント
「日本=安全」という外国人の持つイメージを強みにした企画がしたいと考え、今回このような提案をまとめました。「安全性」というものをもっと深掘りし、納得感のある提案ができたら良かったのではないかと思います。
審査員コメント
アイデアとしては非常に面白く、施設内での具体的な提供サービスのイメージがいくつも検討されている点を評価。一方、子供の安全性の担保基準が高いので、すぐにビジネス化はハードルが高いと感じた。インバウンドゲストなどで有効ではないか。

入賞:” 移動式USJでバーチャル体験!本場USJに行きたくなる施策とは”
株式会社中日新聞社 小島 史成さん、三井物産株式会社 小田 宗俊さん、日本電気株式会社 加藤 豪さん
受賞コメント
様々なアイデアはどれもワクワクするものばかりでしたし、新しい視点や発見もあり大変勉強になりました。その中でもUSJをより多くの人に体験してもらいたいという想いからこのアイデアが生まれました。更に評価も頂きうれしい限りです。現業でもこの経験を還元できるように頑張りたいと思います。
審査員コメント
「移動式USJ」というコンセプトはユニーク。VRと実際の飲食というリアルを結びつけることで来場喚起をうまく昇華出来ている。一方で、XRを用いた体験の提供でどれほどのユーザーが来園まで誘導できるかという点が気になるところ。

まとめ
カンファレンス(最終審査会)では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのビジネスのプロフェッショナルである合同会社ユー・エス・ジェイマーケティング本部ストラテジー&ビジネス・ディベロップメント部マネージャーの岩崎学氏を審査員に招き、「事業性」「革新性」「完成度」の3指標による審査員の配点と、聴衆票の配点の合算で審査が行われた。コンテストの締めくくりとして、審査員から「我々が見つけられていない課題をデータから導いているチームもあり、勉強になった」「皆さんのアイデアに触れ、楽しい、ワクワクした時間を過ごさせていただいた」「我々社会人が考えに及ばない学生さんのフレッシュな視点のアイデアも素晴らしかった」など温かいコメントが寄せられた。


開催概要
イベント名 | NEC Analytics Challenge Cup for Business Idea 2022 |
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主催 | NEC AI・アナリティクス事業統括部 AI人材育成グループ |
スケジュール | エントリー期間:2022年6月27日(月)~7月22日(金) コンテスト期間:2022年8月22日(月)~9月22日(木) 審査・表彰:2022年10月13日(木) |
参加対象 | NECアカデミー for AIの連携企業、AIデータアナリティクスコミュニティ参加企業・大学、NECグループ社員 |
会場 | オンライン開催 |