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InfoCage PCセキュリティ - FAQ
1.構築編
ALL
- Q1InfoCage PCセキュリティは移動プロファイルに対応していますか?
- A1
対応していません。
- Q2複数のライセンスを購入しました。ライセンス証書も複数送られてきたのですが、どのプロダクトIDを使用してインストールすればよいでしょうか?
- A2
ライセンス証書に記載されているプロダクトIDですが、ライセンスごとに別IDを振り分けておりますが、個々のIDに使用回数制限等はございません。
ライセンス数の範囲内であれば、お手元にあるプロダクトIDのうちどれを選んでインストール頂いても問題ありません。 - Q3管理者が設定したセキュリティポリシーをクライアントに配信・適用することはできますか?
- A3
InfoCage PCセキュリティのポリシー配信機能を使用することで、自動的にクライアントにポリシーを配信、適用することができます。
詳細は「InfoCage PCセキュリティ 管理者向けポリシー配信機能ガイド」を参照してください。 - Q4管理者ツールなどの各種ツールは、サーバOS上で動作しますか?
- A4
サーバOS上の動作サポートについては、以下を確認してください。
[サポート]ツール復号型暗号化ファイル 復号ツール
ファイル暗号移行ツール
[未サポート]ポリシー作成ツール
クライアントセットアップ作成ツール
管理メディア作成ツール
環境チェックユーティリティ
ユーザ情報変更ツール
解除コード発行ツール
認証メディア情報取得ツール
2.運用編
ファイル暗号
- Q1「鍵管理マネージャー」の「鍵」→「共通鍵配布要求の作成」とはどの様な機能ですか?
- A1
InfoCage PCセキュリティのファイル暗号では、鍵管理者による鍵の配布方法として公開鍵方式とパスワード方式をサポートしています。この機能は、利用者が公開鍵方式で鍵を配布してもらう場合に使用します。公開鍵方式で配布してもらう場合、鍵を受け取る側(利用者)は、配布する側(鍵管理者)に対して公開鍵を送る必要があります。共通鍵配布要求は受け取り側の公開鍵情報となりますので、共通鍵配布要求を受け取った鍵管理者は、共通鍵配布要求に対して配布用の鍵ファイルを作成(エクスポート)します。この鍵ファイルは、共通鍵配布要求を作成した利用者にしかインポートできませんので、より安全に鍵のやり取りが可能となります。(パスワード方式の場合、パスワードが判れば誰でもインポートできます)
- Q2暗号化されるときに、圧縮もされるのですか?
- A2
V1.61以前のInfoCage PCセキュリティのファイル暗号では、暗号化のみで圧縮は行いません。
V1.70以降のInfoCage PCセキュリティのファイル暗号では、圧縮も可能です。 - Q3有効期限の切れた鍵で、暗号化及び復号が出来ていますがこれは問題ないのでしょうか?
- A3
InfoCage ファイル暗号の管理者用を使用していて、期限切れの鍵に対する管理権限を持っている場合は期限切れの鍵であっても暗号化復号化が可能となっております。
- Q4自己復号形式で暗号化したファイルを外部メディアにコピーした場合にも自動暗号化されるのですか?
- A4
いいえ、自己復号形式で暗号化されたファイルは自動暗号化されません。
- Q5暗号化できないファイルには何がありますか。Oracleなどのデータベースのファイルも暗号化可能でしょうか?
- A5
以下に、暗号化フォルダに設定できないフォルダおよび暗号化できないファイルをまとめます。
- 暗号化フォルダに設定できないフォルダ
- -Windowsが使用しているフォルダ
- -システムフォルダ
- -ドライブのルートディレクトリ
- -ネットワークドライブ
- -InfoCage ファイル暗号のインストールディレクトリ配下
- -Windowsのパス長制限(259バイト)を超えるフォルダ
- -ユーザプロファイルのフォルダ配下は、現在ログインしているユーザの「マイドキュメント」「デスクトップ」フォルダを除き、暗号化フォルダに設定できません。
- -Windowsが使用しているフォルダ
- 暗号化できないファイル
- -システムファイル
- -隠しファイル
exeやiniファイルなどのファイルを暗号化を許すかどうかは、「鍵管理マネージャ」-「環境設定」ダイアログ-「対象外」タブで設定できます。デフォルトでiniやexeやdllは対象外になっております。特にプログラムファイルの中のOS関係の.exeを暗号化するとPCを起動できなくなってしまう場合があるので注意してください。暗号化するファイルのデータ形式にはなにも制限はありません。 - 暗号化フォルダに設定できないフォルダ
- Q6コンバートツールとは、どのようなツールでしょうか
- A6
InfoCage PCセキュリティのコンバートツールは、InfoCage PC セキュリティ Ver1.2以降で作成したEDX フォーマットの暗号化ファイル(拡張子 .edx)を、EDF フォーマット(拡張子 .edf)に変換します。
変換後のファイルは、InfoCage ファイル暗号 Ver1.x 環境での復号が可能です。
なお、コンバートツールの利用方法に関しては、製品媒体に同梱されている「InfoCage PCセキュリティ 機能別ガイド.pdf」 または、「InfoCage PCセキュリティ ユーザーズガイド.pdf」をご参照下さい。 - Q7外部メディア暗号化の設定を『暗号化する』に設定している場合、アプリケーションから直接リムーバブルメディアに保存した場合も自動的に暗号化されますか
- A7
いいえ。エクスプローラの操作によりリムーバブルメディアにファイルを書き出した場合のみ自動的に暗号化を行います。Copyコマンドやアプリケーションから直接保存した場合は、自動暗号化の対象とはなりません。
- Q8全ての外部メディアがファイル暗号機能の自動暗号化の対象になりますか
- A8
自動暗号化書き出しの対象はOSがリムーバブルメディアと認識するメディア、フロッピーディスクです。
USBメモリ及びUSB接続ハードディスクと、IEEE1394接続ハードディスクを含みますが、CD-R/RW、DVD-R/RW/RAM等光学メディアは対象外です。 - Q9コンピュータをワークグループからドメインへの参加させる場合に注意することはありますか
- A9
コンピュータをワークグループからドメインへの参加させることによりWindowsユーザが変更される場合があります。
Windowsユーザが変更されると、ファイル暗号の鍵は新しいWindowsユーザには自動的に移行されないため、ファイル暗号で暗号化したファイルが正しく参照できない場合があります。コンピュータをワークグループからドメインへの参加させる前にファイル暗号の管理者は、必ず古いWindowsユーザにて鍵のバックアップを行い、コンピュータをワークグループからドメインへの参加させた後に新しいWindowsユーザに鍵をインポートしてください。
- Q10ドメインの移行を行う場合に注意することはありますか
- A10
コンピュータをドメインの移行することによりWindowsユーザが変更される場合があります。
Windowsユーザが変更されると、ファイル暗号の鍵は新しいWindowsユーザには自動的に移行されないため、ファイル暗号で暗号化したファイルが正しく参照できない場合があります。コンピュータをワークグループからドメインへの参加させる前にファイル暗号の管理者は、必ず古いWindowsユーザにて鍵のバックアップを行い、コンピュータをワークグループからドメインへの参加させた後に新しいWindowsユーザに鍵をインポートしてください。
モバイル防御
- Q1暗号化の強度は?
- A1
256bitの鍵長を使用しております。
※V1.6以前で暗号化している環境からアップグレードした場合は128bitの鍵長です。 - Q2ドライブを暗号化する際、暗号化できないファイルはありますか?
- A2
以下のファイルは暗号化できません。
- NTFS ファイルシステムの暗号化または圧縮されたファイル(暗号化および圧縮している場合は、InfoCage PC セキュリティをインストールする前に解除してください。)
- 拡張子が以下のファイル
SYS, DLL, OCX, SCR, CLASS, COM, CPL, DRV, LIB, VXD, DIC, FON, MSI, AX, TTF, TTC, RAT, LNK, PIF, URL, MSC, RBF - システムフォルダ(WindowsやWINNT)以下のファイル
- システムドライブ直下にあるシステム関連ファイル
- Usersフォルダ以下のシステム関連ファイル
- Windows File Protection(WFP)またはWindows Resource Protect(WRP)で保護されているプログラム
- システムドライブのProgram Files、Program Files(x86)フォルダ以下のフォルダおよびファイル
- ファイル名に日本語または英語以外の文字列を使用しているファイル
- OS 標準の同期センターのオフラインファイル
- フロッピーディスクにあるファイル
- Q3NTFSファイルシステムの暗号化、または圧縮されたファイルをInfoCage PCセキュリティで暗号化できますか?
- A3
NTFSファイルシステムの暗号化、または圧縮されたファイルはInfoCage PCセキュリティでは暗号化できません。
NTFSファイルシステムの暗号化、または圧縮をしている場合は、InfoCage PCセキュリティをインストールする前に解除してください。
簡易ログサーバ
- Q1InfoCage PCセキュリティ クライアントとログサーバが一時的に通信できない場合、ログの送信はどうなりますか?
- A1
ログはクライアントPC上に一時的に保存され、通信が可能となった時に、送信を再開します。
- Q2ログサーバのデータベースエラー等でInfoCage PCセキュリティ クライアントからログ送信が送信中に失敗する場合、クライアントのログは削除されたりしますか?
- A2
ログ送信中にエラーが発生しても、ログは削除されません。
InfoCage PCセキュリティのクライアントは、ログ送信が成功するまで、定期的に再送信します。 - Q3簡易ログサーバに出力されるログ量の目安はどの位ですか?
- A3
弊社で想定した一般的なPC操作の場合、一日のログ出力量はクライアント1台あたり1.5MB程度となります。
- ※上記はあくまでも一般的な数値であり、実際は環境・使用頻度により必要量が異なります。本番運用前に数週間程度の仮運用を行い、ログ蓄積状況を見て必要なディスク容量を決定することを推奨いたします。
- Q4InfoCage PCセキュリティの簡易ログサーバ一台あたり、何台のクライアントのログを収集できますか?
- A4
簡易ログサーバ一台あたり、クライアント2000台までとなります。
ポート制御
- Q1ポート制御で登録可能なデバイス数は最大いくつでしょうか?
- A1
ポート制御にて登録できるUSBデバイスは、V1.6以降は最大3000個です。
※V1.5以前は最大2000個です。
PC制御
- Q1InfoCage PCセキュリティで禁止されているプリンタに印刷を要求すると、許可されたプリンタに印刷される事があります。
- A1
秀丸等、一部のアプリケーションには指定されたプリンタに印刷できない場合に別の印刷できるプリンタを自動選択して印刷する機能が実装されている場合があります。印刷を許可されているプリンタへの自動選択はInfoCage PCセキュリティでは制御できません。
- Q2Microsoft Edge等でダウンロードしたプログラムを保存せずに直接実行した場合、起動抑止プログラムの対象となりません
- A2
Microsoft Edge等でダウンロードしたファイルは、パソコン上では、実際のファイル名とは、別の名前の一時ファイルとして保存されます。そのため、起動抑止プログラムの対象とはなりません。
ログオン時の動作
- Q1InfoCageの認証でロックアウトされた場合、ロックアウトが解除されるまでの時間は、どの程度かかりますか?
- A1
InfoCage認証でのロックアウトの解除にかかる時間は、ランダムであり数分から十数分かかります。ロックアウト機能は、不正な侵入者がパスワードを推測して繰り返しログオンを試みることを防止するために設けられた機能です。そのため、セキュリティ上の理由から、詳細な情報は公開していません。
ポリシー
- Q1InfoCage PCセキュリティの、クライアントに適用されているポリシーの中に含まれる、クライアント共通設定の設定内容を、クライアント利用者が確認する方法はありますか?
- A1
InfoCage PCセキュリティの、ポリシーのクライアント共通設定の設定内容は、クライアント利用者自身で確認することができません。
クライアント共通設定の確認はInfoCage 管理者へお問い合わせください。 - Q2クライアントから出力されるInfoCage PCセキュリティのログを削減する方法はありますか?
- A2
InfoCage PCセキュリティにて、クライアントから出力されるログの出力件数は、InfoCage 管理者が設定するポリシーの「ログ設定」で出力する内容を変更することで、削減することができます。
ログの出力内容の変更手順は以下の通りです。InfoCage 管理者で実行してください。
1.ポリシー作成ツールを起動します。
2.メニューバーの[ツール]-[ログ設定]を選択します。
3.[同一ログの削減]タブをクリックします。
ログの削減設定の間隔および削減対象とするカテゴリの設定を確認します。
4.[出力ログのフィルタ]タブをクリックします。
出力ログの設定を確認します。本設定でチェックをOFF にした場合、対象のログは出力されなくなります。
設定を変更したポリシーをクライアントに適用してログの出力件数を確認してください。
上記の対応を行ってもログを減らすことができない場合は、以下のポリシー見直しを行ってください。
・[実行ログの削減]タブをクリックします。
出力されたログを精査し、必要がないと判断されたログに対して、プログラム名を指定しログを出力しないように設定してください。
・[外部メディア/共有フォルダログの削減]タブをクリックします。
出力されたログを精査し、必要がないと判断されたログに対して、ファイル名を指定しログを出力しないように設定してください。
ログの設定については、管理者向けクライアント管理ガイド2.3.2の「ログ設定」を参照してください。
ポリシー配信
- Q1ポリシー配信コンソールにて、変更権を取得した後、端末情報を右クリックし「ポリシー表示」や「ポリシー編集」を選択すると下記のメッセージが表示された場合の対処方法はありますか?
-------------------------
No:1100 予期せぬエラーが発生しました。
詳細:暗号鍵の取得中にエラーが発生しました。
------------------------- - A1
ポリシー配信コンソールをインストールしたWindowsユーザーで、ポリシー配信コンソールを起動することで「ポリシー編集」の機能を使用することができます。
他のWindowsユーザーがポリシー配信コンソールを上記の利用する場合は、ポリシー配信コンソールをアンインストールしてから、ポリシーを使用するWindowsユーザでログオン後に再度インストールを行ってください。
3.他製品との共存
ALL
- Q1
他の個別セキュリティー機能やウイルス対策ソフトなどとの併用は問題ないのでしょうか?
- A1
競合に関する情報は以下をご確認ください。
- Q2InfoCage PCセキュリティをインストールしたPC上で、仮想OSを動作させることはできますか?
- A2
InfoCage PCセキュリティは仮想OS(Windowsの互換モードを含む)の動作をサポートしておりません。
- Q3ソフトウェアを使用しネットワークドライブをマウントしたパソコンにて、パソコンの再起動毎にInfoCage モバイル防御ユーティリティが起動され、暗号化を開始するメッセージが表示されます。
- A3
ソフトウェアによっては、マウントしたネットワークドライブをローカルドライブとして認識させるものがあります。
暗号化されていないローカルドライブを検出すると、情報漏えい防止のため、暗号化の開始を促すメッセージ表示しています。
暗号化のメッセージで、「はい」を選択した場合、本製品は正常に動作しなくなる可能性がございます。
本製品は、マウントしたネットワークドライブをローカルドライブとして認識させるソフトウェアと共存できませんのでご注意下さい。 - Q4Windows メジャーアップデートの対応について教えてください。
- A4
Windows メジャーアップデートについては注意すべき事項があります。【重要なお知らせ】で公開していますのでご確認ください。
- Q5ウイルス対策ソフトとInfoCage PCセキュリティを共存させるために、InfoCage PCセキュリティのポリシー設定で除外するプログラム(プロセス)がありますか?
- A5
InfoCage PCセキュリティのポリシーの除外プログラムに設定するウイルス対策ソフトのプログラム(プロセス)は、各ウイルス対策ソフトの製品ホームページのサポートトップ画面の検索窓から検索ワードを入力して確認してください。
参考(検索ワード:「プロセス 追加」「Processes and services」「インストールされるプロセスとドライバー」)
4.トラブルシューティング
ALL
- Q1クライアントでcrypt32(イベントID:8)のエラーがイベントログに出力されます。
- A1
イベントログが出力される原因および、解決方法に関しては、以下のMicrosoft社のWebページをご参照願います。
なお、信頼されない証明機関から発行されたサーバ証明書を使用してInfoCage PCセキュリティのログサーバを構築している場合、crypt32(イベントID:8)のエラーは頻繁に発生する場合があります ログサーバの構築には、信頼された証明機関から発行されたサーバ証明書を使用することを強く推奨いたします。 - Q2InfoCage PCセキュリティが導入されている環境で、アプリケーションのアンインストール時にエラーが出ることがあります
- A2
該当アプリケーションは、Windowsで規定されている一時ファイルの保存場所が、InfoCage PCセキュリティの暗号化対象フォルダとなっているため本問題が発生する場合があります。以下の回避手順を実施することで、回避できる可能性があります。
【回避手順】- 「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」を開く
- 「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンをクリックする
- TEMPとTMPの値をメモします
- システムドライブ:\Windows配下に任意の名前でフォルダを作成する
例:フォルダ名「Work」 - TEMPとTMPの値を、4で作成した"システムドライブ:\Windows\Work"に変更する
- PCを再起動する
- スタート」-「すべてのプログラム」-「アクセサリ」-「コマンドプロンプト」 を開いて、[set]と入力後[Enter]キーを押下し、TEMPとTMPが"システムドライブ:\Windows\Work"になっていることを確認します
- アンインストールを実行する
- アンインストールが成功したら、3. でメモした環境変数に戻す
- PCを再起動する
- Q3InfoCage PCセキュリティをインストールしたパソコンに別のパソコン(パソコンA)からリモートデスクトップ接続を確立しようとすると、「クライアントは、リモート コンピュータとの接続を確立できませんでした」とのエラーメッセージが表示され、接続が確立できません。
- A3
InfoCage PCセキュリティをインストールしたパソコンに、リモートデスクトップ接続している状態で他のパソコンからリモートデスクトップ接続することはできません。リモートデスクトップ接続する場合は、他のパソコンの接続を終了してから実施をお願いします。
- Q4InfoCageセキュリティ認証画面でパスワード認証実行時、「InfoCageの動作準備が完了していないため、ログインできません。しばらく待ってから再度ログインしてください。」とメッセージがでます。
- A4
このメッセージが表示された場合は、環境により違いがありますが、1~2分程度待ってから再度ログイン処理を実行してください。
再度ログインしても問題が解決しない場合は、エラーメッセージをお控えの上、サポートへお問い合わせください。 - Q5ログイン時、[InfoCage ユーザ情報の取得に失敗しました。(hr=0,err=0) 処理を中止します。]のメッセージが表示され、クライアント設定ツールのアイコンがタスクトレイに表示されません。
- A5
InfoCage PCセキュリティが正しく動作していない可能性があります。パソコンを再起動してください。
- Q6パソコン起動時、「クライアントエージェントを開始出来ない為ログインできません。シャットダウンします。」メッセージが表示され、ログオンできません。
- A6
お使いのパソコンの環境変数に他のパソコン(サーバ含む)の共有フォルダが設定されている場合、サービスの起動に時間がかかり、起動エラーとなることがあります。
<回避策>
環境変数の設定から共有フォルダを削除してください。- セーフモードで起動する。
- 「スタート」→「コントロールパネル」→「システム」→「詳細設定」→「環境変数」
- 「システム環境変数」の「Path」を選択し「編集」をクリック
- 変数値から共有フォルダを削除し、「OK」をクリック
- Q7起動時にはUSB認証できるのですが、ロック解除時にUSB認証できません。
- A7
認証メディアを使用しても正しく認証されない場合は、認証メディアが正しく登録されていない可能性があります。
認証メディアの再登録を行ってください。 - Q8レジストリを改変するのを監視する機能があるウイルス対策ソフトとの共存は可能ですか?
- A8
レジストリ変更の監視を行うアンチウイルス系ソフトと共存する場合、InfoCage PCセキュリティの機能が正常に動作しない可能性があります。アンチウイルス系ソフトの監視機能をOFFにしてください。
もし、監視機能をOFFにできない場合は、アンチウイルス系ソフトの対象外プロセスとして、InfoCage PCセキュリティのプロセスを含めることで回避できる場合があります。
InfoCage PCセキュリティのサポートにご連絡ください。 - Q9WindowsOSにて、サービスパック/セキュリティパッチ等の更新プログラムの適用時に、以下のエラーが出力され適用に失敗します。
「ERROR_ACCESS_DENIED:0x80070005」 - A9
サービスパック/セキュリティパッチ等を適用の際、WindowsOSのプロセス「share.exe」が必要な場合があります。
InfoCage PCセキュリティのプログラムの起動抑止機能で上記を動作しないよう登録していると本現象が発生する場合があります。
現象が発生しており、なおかつプログラムの起動抑止機能で「share.exe」を起動抑止プログラムに登録している場合は、一時的に登録を解除したポリシーを適用して、更新プログラムを適用してください。
サービスパック/セキュリティパッチ等の更新プログラム適用時には他のWindowsOSのプロセスが必要になる場合も想定されます。
適用時に類似の問題が発生した場合は、起動抑止プログラムに登録しているプロセスの影響の可能性があります。ご注意下さい。 - Q10自動暗号化時、出力先に同名ファイルが存在し、両方のバージョンを保持する選択を行った場合、出力先に既に存在していたファイルが暗号化され、出力したファイルの暗号化が行われません。
- A10
ファイルの移動(コピー)時、移動(コピー)先のフォルダ内に 対象のファイルと同名ファイルが既に存在している場合 メッセージダイアログにおいて「移動(コピー)するが両方のファイルを保持する」が選択可能となりました。
ファイル暗号の自動暗号化時、「移動(コピー)するが両方のファイルを保持する」を選択した場合、 移動(コピー)先の同名ファイルが暗号化され、 移動(コピー)したファイルの暗号化は、実施されません。
上記現象を回避するためには、ファイル名を変更してから移動(コピー)を行ってください。 - Q11Windowsログオン時、「タスクトレイにアイコンを登録できませんでした。」エラーメッセージが表示されます。
- A11
マシンスペックや起動時のサービス等の影響によって、クライアント設定ツールの起動に失敗している可能性があります。
[スタートメニュー]-[すべてのプログラム]-[NEC]-[InfoCage PCセキュリティ]-[クライアント設定ツール]をクリックして、手動で起動してください。 - Q12「スタートメニューが開いてもすぐ閉じる」や「フォルダがダブルクリックで開かない」の現象が発生します。
- A12
PCセキュリティのポリシーとOSのグループポリシーの設定値が相反する場合に本現象が発生する場合があります。回避するためには、<対象となるポリシー>を参考に、OSのグループポリシーもしくはPCセキュリティのポリシーを見直してください。
詳細は「InfoCage PCセキュリティ 管理者向けクライアント管理ガイド」の「ポリシー情報の設定」を参照ください。
<対象となるポリシー>
- PCセキュリティ:PC制御-環境の固定支援-OneDriveの使用を禁止する
グループポリシー:コンピュータの構成-管理用テンプレート-Windowsコンポーネント-OneDrive
OneDriveをファイル記憶域として使用しない - PCセキュリティ:PC制御・環境の固定支援・MicrosoftStoreの使用を禁止する
(Ver2.0~Ver2.6では、PC制御・環境の固定支援・Windows ストアの使用を禁止する)
グループポリシー:コンピュータの構成-管理用テンプレート-Windowsコンポーネント-ストア
ストアアプリケーションをオフにする - PCセキュリティ:PC制御-環境の固定支援-自動再生機能を無効にする
グループポリシー:コンピュータの構成-管理用テンプレート-Windowsコンポーネント-自動再生のポリシー
自動再生機能をオフにする
※ドライブの指定が異なる場合も該当します。
(例)PCセキュリティ:すべてのドライブ、グループポリシー:CD-ROMとリムーバブルメディア - PCセキュリティ:PC制御-コンピュータのロックを解除するときに認証パスワードの入力を強制する
グループポリシー:ユーザーの構成\管理用テンプレート\コントロール パネル\個人設定
スクリーンセーバーのタイムアウト
スクリーン セーバーをパスワードで保護する
特定のスクリーンセーバを強制する
- PCセキュリティ:PC制御-環境の固定支援-OneDriveの使用を禁止する
- Q13ポリシー更新時に「ポリシーの更新に失敗しました。入力情報が正しいか確認してください。」というエラーメッセージが表示されます。
- A13
以下を確認してください。
- InfoCageユーザ一覧ファイルに該当するユーザが記述されていない
- PCセキュリティ管理者パスフレーズが異なる環境で作成したポリシーを適用している
- 入力されたInfoCageユーザ名またはInfoCageユーザのパスワードがユーザポリシーファイルの情報と異なる
詳細は「InfoCage PCセキュリティ 管理者向けクライアント管理ガイド」の「ポリシー作成」を参照してください。 - Q14OneDriveデスクトップアプリを使用中の環境で、InfoCage PCセキュリティをインストール後の暗号化中に、クラウド側に「*.@@@」ファイルがアップロードされています。
- A14
InfoCage PCセキュリティのインストール時にディスク暗号機能によりOneDriveの同期フォルダが暗号化される場合、OneDriveのクラウド側に暗号化時の中間ファイル「*.@@@」がアップロードされているためです。
<回避方法>
- OneDriveの同期設定済の環境の場合
通知領域のOneDriveアイコンを右クリック->終了でOneDriveを終了してから、暗号化を実施してください。 - OneDriveをインストールしていない場合
ディスク暗号機能による暗号化が完了した後に、OneDriveのインストールおよび同期設定を実施してください。
- OneDriveの同期設定済の環境の場合
- Q15解除コード発行ツールログイン時に「実行環境が不正です。InfoCage 管理者へお問合せください。」というエラーメッセージが表示されます。
- A15
認証用パスワードファイルが正しい場所に配置されているか確認してください。認証用パスワードファイルが存在しない場合は、InfoCage管理者から入手してください。
詳細はInfoCage PCセキュリティ 管理者向けクライアント管理ガイド」の「パスワードファイル発行」を参照してください。 - Q16管理メディア作成ツールログイン時に「実行環境が不正です。InfoCage 管理者へお問合せください。」というエラーメッセージが表示されます。
- A16
認証用パスワードファイルが正しい場所に配置されているか確認してください。認証用パスワードファイルが存在しない場合は、InfoCage管理者から入手してください。
詳細はInfoCage PCセキュリティ 管理者向けクライアント管理ガイド」の「パスワードファイル発行」を参照してください。 - Q17フロッピーディスクを装着していないにもかかわらず定期的にフロッピードライブへアクセスが行われています。
- A17
InfoCage PCセキュリティがフロッピードライブの状態を監視しているためです。
- Q18Windowsの既定の入力方式をATOKに設定している環境にて、InfoCage PCセキュリティのインストール/アンインストールが失敗します。
- A18
以下の回避手順を実施してください。
【回避手順】
1.InfoCage 管理者ユーザー(icadmin)でログオンし、Windowsを通常起動します。
2.Windowsの既定の入力方式をATOKからMicrosoft IMEに変更します。
Windows10の場合
[スタート] > [設定] >「Windowsの設定」 > [時刻と言語] > [言語] > [キーボード] の順に選択します。
Windows11の場合
[スタート] > [設定] > [時刻と言語] > [入力] > [キーボードの詳細設定]の順に選択します。
Windows10、Windows11共通
[言語リストを使用します(推奨) ] をクリックし、プルダウンメニューの [日本語 - Microsoft IME] を選択します。
3.InfoCage PCセキュリティをインストール/アンインストールしてください。