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IceWall SSO - FAQ
ライセンスの考え方
- Q1IceWall SSO の製品を購入する際に、サーバライセンス製品は、いくつ購入する必要があるのでしょうか?
- A1
サーバライセンス製品は、実際にIceWallを導入するIceWallサーバのマシン数分購入してください。
例えば、2台のサーバに、1つずつサーバライセンス製品をインストールする場合には、サーバライセンス製品は2つ購入する必要があります。
しかし、1台のサーバ上に同じ製品を2つインストールする場合には、サーバライセンス製品は1つ購入することにより導入が可能です。 - Q2IceWall SSO の製品を購入する際に、ユーザライセンス製品は、いくつ購入する必要があるのでしょうか?
- A2
ユーザライセンスは、認証DBに登録した人数分必要となります。
- Q3IceWall SSO Media and Manualは、いくつ購入する必要があるのでしょうか?
- A3
IceWall SSO Media and Manualは、1システムに付き1枚購入する必要があります。メディアにはHP-UX環境用とLinux環境用のソフトが同梱されており、1システム内に両OSが混在している場合でも、メディアの購入は1枚となります。
IceWallの機能
- Q1同じユーザを使用し、ユーザID/パスワードとPKI認証を混在させたいのですが、混在させることは可能でしょうか?
- A1
ユーザID/パスワードとPKI認証を混在させることは可能ですが、ユーザID/パスワード認証とPKI認証を混在させるためには、ユーザID/パスワード認証用とPKI認証用のフォワーダと認証モジュール別々に用意していただく必要があります。
その際に使用するデータベースに関しては、複数用意していただく必要はありません。 - Q2IceWallサーバの負荷分散を行いたいのですが、何か注意することはありますか?
- A2
IceWallサーバの負荷分散には、ラウンドロビン方式のロードバランサを使用していただくことを想定しております。
クライアント~IceWallサーバ間の通信がSSL通信の場合、ラウンドロビンにするとそのたびにSSLネゴシエーションが走ります。
それがWebサー バの負荷となるため、十分な性能が得られない可能性があります。
サーバSSLの場合には、SSLアクセラレータの導入も視野に入れ、検討を行ってください。 - Q3アクセスコントロールを接続元のIPアドレスによって行いたいのですが、可能でしょうか?
- A3
接続元のIPアドレスでアクセスコントロールを行うことは可能です。
ただし、以下の場合には、接続元のIPアドレスによってアクセスコントロールを行うことはできませんのでご注意ください。
- プロキシを使用している場合
- NATルータを使用している場合
- ネットワークがIPv6の場合
基本機能
- Q1IceWall SSOの基本的な機能を教えてください。
- A1
主に以下の機能があります。
1.認証・認可機能
2.セッション管理機能
3.バックエンドWebサーバへの情報継承機能
4.URL/キーワード変換機能
5.パスワード変更機能
6.ダイナミックメニューまたはダイナミックメニューポータル画面生成機能
7.アクセス記録機能
8.シングルサインオン機能
9.リバースプロキシ機能
10.自動フォーム・ベーシック認証機能
11.ユーザExitルーチン
12.クライアント認証機能 (オプション)
13.フェ-ルオーバ機能(オプション)
14.SSL通信機能(オプション)
15.Windows統合認証(オプション)
16.エージェント型認証機能(オプション) - Q2IceWall SSOには、どういうオプション機能がありますか。
- A2
オプション機能として、
- Client Certificates Option
- Domain Gateway Option
- SSL Option
- FailOver Option
- JAVA Agent Library Option
- MCRP
その他に、ユーザ管理機能を提供するIceWall Identity Manager (別製品)があります。 - Q3ドメインの異なる複数のサイト間でシングルサインオンしたい場合どうすればよいでしょうか。
- A3
Agent Optionで実現可能です。
弊社営業、または下記へご連絡ください。
機能説明
- Q1フォワーダ(dfw)とは何ですか。
- A1
主に以下の特徴・機能があります。
- ユーザからのサービス要求を受け取る
- バックエンドWebサーバへサービス要求を代行する
- URL・キーワード変換と呼ばれる処理を行い、コンテンツ中のURLをフォワーダ経由のURLに書き換え、ユーザ側にページを送信する
- Q2認証モジュール(certd)とは何ですか。
- A2
IceWall SSO独自の認証・認可を行うデーモンプロセスです。認証モジュールが動作するサーバを「認証サーバ」と呼びます。
- Q3SSLオプションとは何ですか。
- A3
IceWallサーバとバックエンドWebサーバ間をSSLで通信する場合に、SSLオプションを使用します。ブラウザとIceWallサーバ間のSSL通信については、SSLオプションは不要です。
- Q4FailOverオプションとは何ですか。
- A4
バックエンドWebサーバ及び、認証サーバの冗長性をIceWall SSOで実現するものです。
- Q5IceWall SSOの認証機能とは何ですか。
- A5
本人確認をするための機能です。ユーザID/パスワードによる認証だけでなく、クライアント証明書やICカードなどでの認証にも対応しています。
- Q6IceWall SSOの認可機能とは何ですか。
- A6
IceWall SSOに接続されたバックエンドWebサーバへのアクセス許可を行う機能です。URL単位でアクセス許可を設定できます。
- Q7フェ-ルオーバ機能とは何ですか。
- A7
バックエンドWebサーバや認証サーバ、認証DBなどの障害時に、待機系に自動的に切り替える機能です。
- Q8パスワード変更機能とは何ですか。
- A8
各ユーザ自身が自分のパスワードを変更する機能です。
- Q9キーワード変換機能とは何ですか。
- A9
バックエンドWebサーバから受信したコンテンツに含まれる文字列を、指定した文字列に変換する機能です。
- Q10URL変換機能とは何ですか。
- A10
バックエンドWebサーバから受信したコンテンツに含まれるURLを、IceWall SSO経由のURLに自動的に変換する機能です。
- Q11情報継承機能とは何ですか。
- A11
ユーザ認証後、バックエンドWebサーバに認証DB上の情報を引渡す機能です。
- Q12ダイナミックメニュー生成機能とは何ですか。
- A12
ユーザの所属するグループのアクセス権限に応じたメニュー画面を、動的に表示する機能です。
動作
- Q1設定変更は、再起動せずに行えますか。
- A1
- フォワーダ(dfw):設定変更後すぐに反映されます。CGIのため再起動の必要はありません。
- 認証モジュール(certd):起動時に設定情報を読み込むため、再起動させる必要があります。
- Q2IceWall SSOでは、画像ファイル内の文字は変換できないのですか。
- A2
画像ファイル内の文字は、テキストデータではないため変換はできません。
- Q3クッキー非対応のブラウザ(iモードなど)では、セッションはどのように管理されるのですか。
- A3
セッションIDをURLに埋め込むことで管理しています。
- Q4HTTPリクエストのヘッダにShift_JIS 全角漢字、半角カナを入れる事は可能ですか。
- A4
可能です。
ただし、バックエンドWebサーバ側で日本語のヘッダを受け取ることができるかどうかの確認が必要です。 - Q5HTMLファイルでなくてもキーワード変換は実行されますか。
- A5
実行されます。コンテンツがASCIIタイプであればURL変換・キーワード変換は可能です。
例えば、Plain Text、JavaScript、MEL(Maya Embedded Language)などで - Q6IceWall SSO導入後も、今まで使ってたURLを変更したくないのですが、どうしたらよいでしょうか。
- A6
ログイン前のURLを残すことは可能です。ただし、ログイン後のURLは、全てIceWall SSO経由のURLへ変換されます。
- Q7どのような認証方法が可能ですか。
- A7
ユーザID+パスワードによる認証、クライアント証明書+パスワードによる認証があります。この他にも、ICカードを使用した認証、ワンタイムパスワードによる認証、お客様でお持ちの既存認証ロジックを使用した認証などの実績もあります。
- Q8通信の際には、どのような暗号化を行っているのでしょうか。
- A8
IceWallサーバ~認証サーバ間ではHP独自の暗号技術を用いています。また、クライアント~IceWallサーバ間、IceWallサーバ~バックエンドWebサーバ間ではSSLを用いることができます。
- Q9IceWall SSOで、ウィルス駆除をすることはできますか。
- A9
IceWall SSO自体にはウィルス駆除の機能はありませんが、ウィルス対策製品と組み合わせることができます。
ユーザアカウント
- Q1ログイン名に使う文字に制限がありますか。
- A1
半角英数字、一部の半角特殊文字(! % $ & @ - 半角スペース)が利用できます。
- Q2パスワードを暗号化して認証DBに保持できますか。
- A2
できます。なお、暗号化を行うライブラリは、お客様自身で開発していただくこともできますので、固有の暗号化方式にも対応可能です。
- Q3過去に使用したパスワードの使用を制限する機能はありますか。
- A3
あります。使用制限する世代も設定可能です。
- Q4パスワードの入力ミスを任意数繰り返すとアカウントをロックする機能はありますか。
- A4
あります。連続失敗回数は任意に設定することができます。
- Q5アカウントがロックされた後、一定時間が経過すると自動的にアカウントロックが解除されるような機能はありますか。
- A5
IceWall SSO自体にはその機能はありませんが、別途プログラムを作成することで対応できます。
- Q6同一アカウントによる同時ログインを禁止することは可能ですか。
- A6
可能です。
- Q7定期的にパスワード変更をさせる機能はありますか。
- A7
あります。
パスワードに有効期限を設定していただくことが可能です。有効期限を過ぎたパスワードを使用してログインしたユーザは、 IceWall SSOによってパスワード変更を要求されます。 - Q8長期間使用されなかったアカウントを廃止する機能、もしくは管理者へ通知する機能はありますか。
- A8
IceWall SSO自体にはその機能はありませんが、別途プログラムを作成することで対応できます。
- Q9アカウントの使用を一時休止させる機能はありますか。
- A9
あります。
- Q10IceWall SSOでは、ユーザをグループで管理することができると思いますが、IceWall SSOにおけるグループの考え方とメリットについて教えてください。
- A10
グループとはIceWallがアクセス権限を定義する単位です。従ってユーザは所属するグループに応じたアクセス権が与えられます。
アクセス権限の設定を行う際には、あるURLに対し、どのグループがアクセス可能かを定義したのち、そのグループに所属するユーザをユーザIDや所属部署名といったユーザ属性などにより定義することとなります。
ユーザ毎のアクセス権の設定に比べ、グループ毎によるアクセス権の設定ははるかに効率的になります。
複数グループへの所属やグループの階層化なども可能です。 - Q11ユーザIDの入力だけで認証済みにすることはできますか。
- A11
たとえば、固定のパスワードをログイン画面のHTMLに埋め込み、認証DBのパスワード項目に同じパスワードを格納しておくなどの方法で対応可能です。
バックエンドとの連携
- Q1IceWallサーバとバックエンドWebサーバ間の通信が途中で切れてしまった場合、ブラウザにどのような画面が返るのでしょうか。
- A1
通信が切れた時の状況に応じ、次の何れかの画面がブラウザに返ります。
1.バックエンドWebサーバダウン エラー画面
2.バックエンドWebサーバタイムアウト エラー画面
3.インターナルエラー画面(HTTP-500) - Q2IceWall SSOのセッションタイムアウト時間よりも、バックエンドWebサーバのセッションタイムアウト時間が短い場合、IceWall SSOはどのように動作するのでしょうか。
- A2
認証画面を返す場合もあるし、タイムアウトを返す場合もあります。Basic 認証であれば、自動ログインされますのでタイムアウトは発生しません。またVer7.0 からはForm認証であれば、自動再ログインすることもできます。
バックエンドWebサーバのつくり、もしくは認証方式により挙動は変わります。いずれにせよ、構築時にはセッションタイムアウト時間について考慮する必要があります。 - Q3バックエンドWebサーバ側において遅延によるタイムアウトが発生した場合、IceWall SSOはどのように動作するのでしょうか。
- A3
バックエンドWebサーバが返すタイムアウト画面をそのままブラウザに返します。必要であれば、そこから再度ログイン画面に誘導することも可能です。
- Q4バックエンドWebサーバが発行するCookieの情報は、IceWall経由にしても引き継がれますか。
- A4
引き継がれます。
キーワード変換機能を使用することで、バックエンドWebサーバから発行されるCookieのドメイン属性やパス属性等を変換することもできます。 - Q5複数のバックエンドWebサーバがそれぞれ個別に認証を行っていて、ユーザIDやパスワードがそれぞれ異なる場合、IceWall SSOはそれらをどのように統合するのでしょうか。
- A5
IceWall SSOからそれぞれのユーザIDやパスワードを使用して、代行ログインを行うことで統合できます。
- Q6IceWall SSOの機能で、バックエンドWebサーバの負荷分散を行うことができますか。
- A6
IceWall SSO自体にはその機能はありませんが、バックエンドWebサーバの前に負荷分散装置を配置することで実現できます。
□IceWallはHewlett Packard Enterprise 社の商標です。
□記載された会社名、商品名は各社の商標もしくは登録商標です。