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CLUSTERPRO - バックアップ対策
- バックアップソフトとの組み合わせメリットを知りたい
 - バックアップのパターンを知りたい
 
CLUSTERPRO環境のバックアップに関する注意事項
- バックアップソフトウェア側で特に復旧手順が提示されている場合を除きCLUSTERPRO環境やアプリケーション等の復旧は、それぞれの開発元が提供する復旧手順に従ってください。
 - CLUSTERPRO と バックアップソフトウェア のバージョンによっては利用できない導入パターンがあります。また、導入パターンによってご利用いただけないオプション製品・機能があります。
 
バックアップのパターンを知りたい
パターン1:シンプル構成
シングルサーバーと同様の方法でバックアップが可能

バックアップの流れの一例
- バックアップソフトは各サーバーのシステムディスクへインストール
 - 通常はクラスター化している業務が稼動しているサーバー1からテープ装置1へバックアップ
 - 業務がサーバー2へフェールオーバーしている間は、サーバー2からテープ装置2へバックアップ
 - バックアップソフトは各サーバーのシステムディスクへインストール
 
本構成のメリット
- 各サーバーに直結されたテープ装置に直接バックアップを取るため、運用が簡単
 - サーバーから直接取るため、ネットワーク経由のバックアップと比較してバックアップに要する時間の短縮に期待できる
 
本構成が可能なバックアップソフトの一例
- CA ARCserve Backup
 - Symantec Backup Exec
 - Symantec NetBackup
 - ActiveImage Protector 2022 CLUSTERPRO
 - Veeam Backup & Replication
 
パターン2:低コスト&低負荷
業務へ余分な負荷をかけずにバックアップが可能

バックアップの流れの一例
- バックアップソフトは待機系であるサーバー2のシステムディスクへのみインストール
 - CLUSTERPROでミラーリングしたサーバー2のディスクから、スナップショットデータをテープ装置へバックアップ
 
本構成のメリット
- サーバーからテープ装置へ直接バックアップを取るため、ネットワーク経由のバックアップと比較してバックアップに要する時間の短縮に期待できる
 - 現用系の業務に負荷を与えずに業務データ領域のバックアップが可能
 - テープ装置1台でも構成可能
 
パターン3:簡単運用
サーバーの切替を意識することなくバックアップが可能

バックアップの流れの一例
- バックアップソフト(サーバー/クライアント)はそれぞれのシステムディスクにインストール
 - クラスター化しているサーバーもバックアップサーバーから見ると仮想的な一台のサーバーに見えるので、業務が稼動しているサーバーからネットワーク経由で業務データをバックアップ
 
本構成のメリット
- シングルサーバーもクラスターサーバーも一台のバックアップサーバーから一元管理でバックアップできる
 - バックアップのときに、クラスターの現用系/待機系を意識しない
 
本構成が可能なバックアップソフトの一例
- CA ARCserve Backup
 - Symantec NetBackup
 
パターン4:高可用
バックアップサーバー障害時もバックアップ業務が継続可能

バックアップの流れの一例
- バックアップソフトは共有ディスク(ミラーディスク)にインストール
 - クラスター化した現用系(サーバー1)からバックアップ対象のサーバー(バックアップクライアント)へアクセスし、FCスイッチ経由で接続されたテープ装置へデータをバックアップ
 - 現用系で障害が発生すると、バックアップ業務が待機系(サーバー2)へフェールオーバー
 
本構成のメリット
- バックアップサーバーをクラスター化することで、万が一の障害時に健全なサーバーでバックアップ業務を継続できる
 
本構成が可能なバックアップソフトの一例
- CA ARCserve Backup