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世界初、28GHz帯で遮蔽を気にせず繋がり続ける分散MIMOの実証実験に成功 [02:59]

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これからの通信は、人間の五感を再現するメタバースや完全自動運転など、
より高速大容量で、リアルタイムなデータ通信が求められます。

これらの未来のサービスを実現するのが5Gおよび6Gです。

6Gは5Gと同様に、ミリ波やさらに高い周波数帯を使用することで、
従来の通信と比べてより多くの情報を同時に送信できる強みがあります。

しかしながら、このミリ波には、直進性が強く電波が回り込みにくいため、
障害物などに遮られると途切れやすいという課題があります。

これから、このようなミリ波の課題をどのように解決するかを
NECがNTTとNTTドコモと共同で行っている実証実験を通じてお伝えいたします。

従来の方式では、分散アンテナから移動端末への電波が柱などの遮蔽物で
遮られたときに、通信は一時的に途切れてしまう場合があります。

今回開発した技術では基地局装置に備えたAIが、
進行中の移動端末の位置を瞬時に把握し、移動予測を行います。
遮蔽物によって電波が途切れる前に、AIが自動的に別の分散アンテナに
通信を切り替えます。
実証実験では、電波が途切れることなく安定動作できるかを検証します。

今回の方式による実証実験の様子です。

AIが移動予測を行い、進行中の移動端末と分散アンテナAの間に
柱が現れる少し前から、分散アンテナAに加えて分散アンテナBからも
送信することで、電波は途切れませんでした。

今回の方式では従来の方式と比べて、
受信電力を平均8dB改善することができました。

もともと無線信号処理や通信処理っていうところには強みがあって
今後必要とされているAIと組み合わせて、
更に発展させていくっていうところが強みだと思っています。

各社のアセットを持ち寄って引き続きさらに早い速度で
いろんな実証実験をしながら6Gの実用化に繋げていければ
というふうに思っています。

A-RoFと無線センシング この2つとNECさんがやられている
このアンテナ切り替えのAI、ドコモさんの4G 5Gの知見を活かした
システム全体の技術
この3つを組み合わせるとこの高周波の分散MIMOっていうのが
非常にいいシステムに将来できるんじゃないかと
こういう座組みがこのタッグと考えています

今後も3社がもつ技術をさらに発展させて、
2025年以降の6Gの実現に貢献いたします。

Orchestrating a brighter world
NEC

概要

NTT、NTTドコモ、NECは28GHz帯を用いた分散MIMOにおいて、エリア内の無線伝搬状況や移動端末の位置などの環境情報をシステム自身が把握し、環境に応じて基地局の分散アンテナを動的に切り替える技術の実証実験を実施し、世界で初めて(2022年10月31日現在、NTT調べ)成功しました。
ミリ波には、直進性が強く電波が回り込みにくいため、障害物などに遮られると途切れやすいという課題がありますが、本動画ではNTT、NTTドコモ、NECが共同で行っている実証実験を通じてどのように解決するかをお伝えします。


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(2023年1月30日)

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