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AI技術"インバリアント分析"で宇宙船製造を変革 [02:56]

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NECのAI技術"インバリアント分析"で宇宙船製造を変革

NASAのアルテミス計画では、
2024年までにロッキード・マーティンが開発する宇宙船オリオンによって
人類を月へ運ぶことを目指しています。
NECのAI技術であるインバリアント分析は、
宇宙船の製造過程において複雑なチェックを行い、適切に動作するかを検証します。

ロッキード・マーティン・スペース
AI・機械学習分野 シニアマネージャー
ケビン・ウッドワード 氏:

現在、組み立てテストと打ち上げオペレーションに取り組んでいます。
その中には、宇宙船が宇宙環境内でどのように機能するかを分析するテストが含まれており、
莫大なデータを生み出しています。
これらの全てのデータ分析にインバリアント分析を適用しています。
とても複雑なシステムを扱っていますが、インバリアント分析を使えば、
全てのサブシステムがどのように機能しているのか、
部品がどのように動作しているのか、そしてそれらがどのように相互作用しているのか、
といった関係性を素早く分析、把握することができます。

こういったシステムの分析や全体像の把握は、これまでには実現できなかったことです。
一人の技術者が同じ作業をする場合、240年かかるとされています。
しかし、インバリアント分析では、1時間かかりません。

ロッキード・マーティン・スペース
商業市民スーペースチーフエンジニアマーケティングコミュニケーションディレクター
スティーブ・ジョリー 博士:

インバリアント分析は、宇宙船の動作が宇宙飛行士の安全性や運航に適切かどうか、
重要な判断をし、技術者を支援します。
宇宙や宇宙船で起こる全ての災害は、データが欠けていることから起こっています。
宇宙飛行士の命に係わるこのミッションは、とても重要であると私たちは考えています。

ケビン・ウッドワード 氏:
NECはこれまでに素晴らしいAI技術群を開発してきました。
また、加えてお伝えしたいのは、
NECが私たちの関わる宇宙環境を深く理解しているということです。
それは、NECも宇宙環境に関わる事業を展開しているからです。
今のAIは、100年前の電気のようなものです。
つまり、まだ表面的なことしか見えておらず、更に多くの可能性があると考えます。

私たちの目標は、AIによって様々な洞察を提供できるようになることです。
また、コンピュータログを分析し、サイバー領域に応用することも
私たちのミッションの更に重要な部分になると考えています。
これは私たちが検討している未来像の1つであり、
NECと協働しこういった新しい領域にアプローチしていく機会でもあります。

Orchestrating a brighter world
NEC

概要

多数のセンサから大量のデータを収集・分析し、センサ間の不変的な関係性(インバリアント)をモデル化。
ここから予測されるデータの変化(いつもの状態)と実際のデータを比較することで、異常(いつもと違う状態)を予兆段階で検出するインバリアント分析技術。
多くの製造業で導入実績のあるこのNEC独自のAI技術は、アメリカの大手航空機・宇宙船開発製造企業のロッキード・マーティンで宇宙船オリオンの製造にも使われています。
どのように適用されているか、今後目指していることなどをロッキード・マーティンのご担当者の生の声で語っていただきました。


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(2022年1月21日)

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