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【東京都】大泉特別支援学校とのボッチャ交流イベント
2023年度 全国ボッチャ選抜甲子園 応援企画
「全国ボッチャ選抜甲子園(以下、ボッチャ甲子園)」は、全国の特別支援学校・学級の生徒たちがチームを組み、ボッチャの日本一を目指す大会です。これまでスポーツに接する機会が少なかった子どもたちが、大会をきっかけにボッチャに触れ、スポーツの楽しさを知り、勝負に勝つ喜びや負ける悔しさ、チャレンジマインドや仲間の大切さなど多くのことを吸収しています。
NECは大会協賛のみならず、一般社団法人 日本ボッチャ協会(以下、ボッチャ協会)とともにボッチャ甲子園に挑戦する学校の応援活動も行っています。2023年度は、大会への継続的な出場を後押しするべく、ボッチャ甲子園の初出場校に伺いました。


2023年7月8日(土)にボッチャ協会、NECボッチャ部が訪れたのは、ボッチャ甲子園の初出場校となる東京都立大泉特別支援学校。体育館には大会出場生徒の福島さん、佐々木さん、橋本さんほか、10名程度の生徒の皆さんにも集まっていただきました。
まずはボッチャ協会の新井さんから“楽しむことの大切さ”についてお話があり、「ボッチャを楽しみましょう!」というかけ声からイベントがスタートしました。
最初は投球練習です。コートの中に四角い枠を設け、その中にボッチャボールを投げ入れます。ボッチャは、状況に合わせて投球テクニックを駆使できるかがポイント。微妙な力加減で位置が大きく変わるボッチャボールに苦労しながらも、生徒たちは楽しみながら行いました。その後は、チームで協力して枠にボールを入れる練習を実施。チーム内でコミュニケーションをとることで、緊張がほぐれたり、自分では気が付くことができなかったアプローチを見つけたりするということを学びました。
後半は、NECボッチャ部との交流試合です。生徒たちも積極的にチームメンバーとコミュニケーションをとり、作戦を練りながら投げ進めました。良いプレーには、他の生徒からも歓声や称賛の声があがり、会場は大いに盛り上がりました。


イベント終了後、福島さんはボッチャ甲子園について「課題が難しかったけど、出場できて良かったです。点数はもう少し高くとりたかったけど、やれて良かったです。」と語ってくれました。ボッチャが大好きだと話してくれた佐々木さんと橋本さんはその好きなところをそれぞれ次のように語ってくれました。「みんなで話し合いながらやれるところが楽しいです。」「みんなで協力しながらできるところや自分が思ったところに投げられたり、仲間が良いショットをしてくれた時にも楽しいと感じます。」
担当の尾見先生は、ボッチャ甲子園への挑戦を通じた生徒たちの変化をこう語ります。「ボッチャ甲子園への出場は生徒からの申し出により実現しました。出場を決めてから生徒たちに大きな変化がみられるようになりました。自分のタイミングでボールを投げていた生徒もキャプテン(橋本さん)の指示で動くようになりましたし、生徒間のコミュニケーションがとれ協調性が出てきたように感じます。」今回の応援企画についても「生徒たちが自分の行動を言葉にし、振り返ることができる良い機会でした。」とお話しいただきました。
また今後について、「ボッチャ甲子園は全国大会なので、他校の高いスキルをもった生徒たちが集まってきます。そういう意味でも良い手本を見る絶好の機会となりますので、全国で活躍した生徒さんのプレー動画を見てもらい、今後のスキルアップにつなげていきたいと思っています。そして、生徒間のコミュニケーションの向上にもつなげていきたいです。」と力強く語ってくださいました。
今後もNECは、ボッチャを通じた生徒たちの「挑戦」を応援していきます。
NECでは、「全国ボッチャ選抜甲子園」や車いすテニス大会の協賛、また全国各地でのパラスポーツ大会開催など、さまざまなパラスポーツの推進活動を行っています。NECグループのPurpose(存在意義)である、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指して。国籍や年齢や性別、障がいの有無などに関わらず、誰もが夢を抱き挑戦できる環境づくりのために、今後もパラスポーツ推進活動に取り組んでいきます。