2017年度NECグループ環境経営 進捗状況について
~「NEC環境アニュアルレポート2018」発行~
2018年7月6日
日本電気株式会社
NECは、2017年度のNECグループの環境活動実績をまとめた「環境アニュアルレポート2018」を、本日発行しました。
NECグループでは、2017年7月に「2050年に向けた気候変動対策指針」(注1)を発表し、気候変動対策を核とした環境課題へ対応することを経営優先テーマの一つに位置付けて取り組んでいます。本レポートでは、2017年度の環境活動成果を報告するとともに、気候変動対策を中心とした「NECグループ環境経営行動計画2020/2030」(注2)や、2020年の気候変動対策目標(注3)など中長期の環境経営目標の進捗状況と、事業を通じた気候変動対策への貢献事例を紹介しています。
- 「NECグループ環境経営行動計画2020/2030」の進捗
NECでは、「NECグループ環境経営行動計画2020/2030」を2050年の長期目標に向けたマイルストーンとして位置づけ、次の3つの視点から、その推進をはかっています。なお、2020年度の目標達成に向け、2017年度の進捗状況は、以下のとおり概ね順調に推移しています。
1) 気候変動への「緩和」貢献:項目 2020年度目標 2017年度実績 ITソリューションの提供を通じた社会全体のCO₂排出量の削減 累計2,300万t 累計1,639万t 製品のエネルギー効率の改善
(2013年度製品比、全製品加重平均)改善率30% 改善率35% 項目 2017年度実績 気候変動の影響への備えに寄与するソリューションの創出を推進 「適応」貢献エコシンボルスター(注4) 3件創出 ITソリューションの提供を通じた
「適応」への貢献価値(注5)の拡大CO₂排出削減算出量 539万t 項目 2020年度目標 2017年度実績 効率化によるCO₂排出量原単位の改善(2012年度比) 削減率 18% 削減率 10.3% 再生可能エネルギーへの変換
(2011年度比)10倍 9.7倍 - 気候変動対策に関する2020年度目標の進捗
上記活動を通じて、2020年度にサプライチェーン全体のCO₂排出量に対して排出削減量の貢献拡大を目指しています。
項目 2020年度目標 2017年度実績 サプライチェーン全体のCO₂排出量に対する排出削減貢献量の拡大 5倍(注6) 3.5倍(注6) - 気候変動対策への貢献事例の紹介
環境アニュアルレポートでは、毎年特徴的な取り組み事例をハイライトとして紹介しています。2017年度の事例として、インドの環境問題に対するミッション「クリーン・インディア」に向けた取り組み「ブルー・スカイ協力(注7)」に登録された3つのソリューションの内、エコシンボルスターとして認定した2つの事例を紹介しています。- 1)スマートテレコムタワー
- 携帯電話基地局に再生可能エネルギーを活用したエネルギーマネジメント技術を導入し、ディーゼル発電機からのCO₂排出量を抑制
- 2)物流可視化サービス
- 輸送中のコンテナの正確な位置情報をリアルタイムに確認できるサービスを導入し、物流の効率化を図り、自動車からのCO₂排出量を抑制
- 1)スマートテレコムタワー
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
- (注1)NEC、2050年を見据えた気候変動対策指針を策定(2017年7月7日リリース)
https://jpn.nec.com/press/201707/20170707_02.html - (注2)環境経営行動計画2020/2030(2016年7月5日プレスリリース)
http://jpn.nec.com/eco/ja/announce/environmental-plan/ - (注3)気候変動対策への貢献目標 (2014年7月8日プレスリリース)
http://jpn.nec.com/press/201407/20140708_02.html - (注4)エコシンボルスターについて
https://jpn.nec.com/eco/ja/product/eco_pro/index.html - (注5)早稲田環境研究所と気候変動への適応策を定量評価する手法を共同開発。
(実際にCO₂排出量は削減されないが、適応による「価値」をCO₂に換算する手法)。
https://jpn.nec.com/press/201507/20150714_02.html - (注6)以下の計算式で算出。
[計算式]((1)1,639万t+(2)539万t)÷(3)616万t=3.5倍
(1) 気候変動への「緩和」貢献:1,639万t
(2) 気候変動への「適応」貢献:539万t
(3) サプライチェーン全体での環境負荷(Scope1,2,3):616万t - (注7)日本の官民がインドで実施する大気汚染改善に資する取組のパッケージ
http://www.in.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000520.html
NEC環境アニュアルレポート
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E-Mail:info@eco.jp.nec.com
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