阿蘇火山博物館・NEC、臨場感溢れる阿蘇山火口の活動情景をVR映像で体験できる「阿蘇山上火口VR体験サービス」を提供開始
~国内初、火口のライブ映像をVRコンテンツとして提供~
2019年3月12日
公益財団法人 阿蘇火山博物館久木文化財団
日本電気株式会社
公益財団法人 阿蘇火山博物館久木文化財団(理事長:久木 康裕、以下、阿蘇火山博物館)は、日本電気株式会社(代表取締役 執行役員社長 兼 CEO:新野 隆、以下 NEC)の協力のもと、阿蘇山周辺の住民や観光客に対する安全・安心と観光振興に向けて、臨場感溢れる阿蘇山火口の活動情景をVR(バーチャルリアリティ)映像を通じて体験できる「阿蘇山上火口VR体験サービス」の提供を開始します。
本サービスは、本年3月17日(日)から阿蘇火山博物館に来訪される観光客を対象に無料で提供します。なお、火口のライブ映像をVRコンテンツとして体験できるサービスは日本初となります。
阿蘇火山博物館とNECは、阿蘇地域における「安全・安心かつ持続可能なまちづくり」の実現と、阿蘇市の観光促進の更なる活性化を目指して阿蘇市と包括連携協定を締結(注1)するなど、観光振興や防災・減災対策の強化に取り組んでいます。
今回、阿蘇火山博物館では、国内外から数多くの観光客が訪れる阿蘇中岳火口において、天候不良や火山ガス規制により阿蘇中岳火口の見学ができない観光客や、呼吸器の疾患や足の不自由により火口に近づけない観光客への新たな取り組みとして、自然環境に左右されずに楽しむことのできる観光コンテンツの提供に向けた検討を進めてきました。
「阿蘇山上火口VR体験サービス」について
本サービスは、阿蘇山火口に設置されたチタン製一体型超高感度フルHDカメラのライブ映像をリアルタイムに画像処理し、ダイナミックで臨場感溢れるVRコンテンツとして提供します。
利用者は、ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD(注2))を装着し、表示される阿蘇山火口のライブ映像を現地で観ているかのごとく体験できます。なお、サービスの開始当初は6台のHMDにてスタート予定です。
また、阿蘇中岳火口見学エリアからでは観ることのできない火口内の湯だまりの現在の様子や、普段見ることのできない夜間の火口内における赤熱現象も観ることが可能です。
さらに本サービスは、将来的には阿蘇山中岳火口だけでなく、阿蘇山周辺の広大な自然のライブラリー映像や、火山防災における噴火時の避難を疑似体験できる映像もVRコンテンツとして提供を予定しています。
以上
- (注1)プレスリリース:
阿蘇市・阿蘇火山博物館・NEC、「安全・安心かつ持続可能なまちづくり」に向けて包括連携協定を締結。
https://jpn.nec.com/press/201807/20180718_02.html - (注2)ヘッドマウントディスプレイ:
ゴーグルやヘルメット、メガネのように、頭部に装着して使うディスプレイのことで、HMD
と略されます。
本件に関するお問い合わせ先
阿蘇火山博物館
TEL:0967-34-2111
NEC 未来都市づくり推進本部
TEL:03-3798-9604
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