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NEC、工場向け「無線通信課題コンサルティング」サービスを提供開始

2018年10月5日
日本電気株式会社

NECは、工場内の無線LAN環境において、通信が途切れたり繋がらない原因を推測し、改善に向けた具体的な提案を行う新サービス「無線通信課題コンサルティング」を提供開始します。

近年、IoT化によるつながる工場、スマートファクトリーの実現に向け、工場ではさまざまな機器、センサーを繋ぐ通信ネットワークの整備が急務となっています。有線LANの利用では、通信自体は安定しているものの、配線ケーブルの取り扱いや生産ラインのレイアウト変更への柔軟性の欠如、設置工事にかかる多大なコストの発生など、環境変化に対する応用性が課題となるため、ネットワークの無線化へのニーズが急速に高まっています。
一方、無線LANは、ノイズによる干渉や生産設備などによる遮蔽、さまざまな工場装置の動きなどにより通信品質の不安定な状況が起こるため、通信品質の安定化が求められています。

新サービスは、今までの無線LANの電波調査とは異なる視点で、工場内の無線LANを時系列に可視化し(注1)、無線LANの通信品質や稼働状況の把握、通信が途切れたり繋がらない原因を探ります。その結果を用いて無線LAN環境改善に向けた具体的な提案を行い、無線LAN環境の適正化を実現します。NECは、稼働中の工場にて、無線通信技術の基礎評価及び検証を行い工場内の安定した無線通信の実現を目指す「Flexible Factory Project」(注2)に2015年の開始当初から参加しており、蓄積してきた知見を新サービスに活かしております。

拡大する「時系列で表示する可視化画面イメージ」

  • アクセスポイント(AP)や接続する機器の電波受信強度を時系列のヒートマップで表示します。
    (赤は、電波受信強度が強い状態、青は、電波受信強度が弱い状態)

新サービスについて

  1. 刻々と変化する無線LANの状態変化を時系列に測定し可視化
    無線データ収集機器により、アクセスポイント毎の電波受信強度を測定し、測定エリアにおける無線LANの状態変化を可視化することで、実際の使用状況を、時系列に把握できます。これにより、現状の無線LANの通信品質や稼働状況を把握し、通信の途切れや繋がらない原因を推測し、アクセスポイントの配置状況の見直しなど、具体的な解決策の提案を行います。
  2. 接続する機器の状況も可視化し、エリア全体の無線LAN通信環境を適正化
    アクセスポイント側だけではなく、接続する機器も可視化できるため、測定したエリア全体の無線LANの状態変化を把握することが可能です。これにより、アクセスポイント毎の接続数や帯域占有率(注3)、再送率(注4)など複数の指標で多角的に分析を行い、接続する機器の運用方法の見直しなど、エリア全体の無線LAN環境の適正化を支援します。

新サービスの価格

新サービスは、ベーシックプラン(データ収集)、スタンダードプラン(データ収集、課題抽出等)、プレミアムプラン(データ収集、課題抽出、解決策提案等)の3タイプとなり、価格は700,000円(税抜)より提供します(注5)。

新サービスはすでにNECグループ会社のNECプラットフォームズ、日本航空電子工業の工場にて実証を行い、エリア内のアクセスポイント位置や機器接続位置の見直しなど、無線通信環境の適正化を実現しております。
また、今後3年間で100工場でのサービス受注を目指しており、つながる工場、スマートファクトリーの実現に向けて工場無線通信構築サービスを推進していきます。

NECは、工場内の多様な無線通信を協調制御により安定化するための無線規格の標準化と普及活動を行う「Flexible Factory Partner Alliance」(注6)にも幹事会社として参加しており、ネットワークの可視化と統合管理の実現を通して、工場の生産性向上に貢献してまいります。
なお、2018年10月30日に「Flexible Factory Partner Alliance」が主催するVoC Community設立記念セミナーにて新サービスの概要や成果について、講演を行います。
VoC Community設立記念セミナーについて:
http://www.ffp-a.org/jp-index.html

NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

以上

  • (注1)可視化可能な周波数帯は、2.4GHz(1~13ch)/5GHz(W52/W53/W56)。
  • (注2)国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)による共同研究プロジェクト。
  • (注3)無線通信をする際のデータ伝送量の使用率。
  • (注4)無線通信の受信確認ができない場合、再送処理を行う割合。
  • (注5)無線電波の測定エリアの広さは、6,000㎡以内が基準。但し、アクセスポイントの数や位置、遮蔽物の有無などにより測定対象エリアの広さは異なる。
  • (注6)2017年7月に設立した工場内の無線利活用を推進する業界団体。

無線通信課題コンサルティングについて

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC デジタルプラットフォーム事業部
E-Mail:fr-contact@iot.jp.nec.com

NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
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