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千葉大学とNEC、AI技術を活用し健康長寿社会づくりに向けた共同研究を開始

~保健・医療・介護におけるデータ利活用の効率化・高度化に向けて~

2018年4月25日
国立大学法人千葉大学
日本電気株式会社

国立大学法人千葉大学(学長:徳久 剛史、以下 千葉大学)と日本電気株式会社(代表取締役 執行役員社長 兼 CEO:新野 隆、以下 NEC)は、日本老年学的評価研究(代表:近藤 克則、以下 JAGES、注1)と連携し、AI技術を活用した保健・医療・介護における重症化・重度化の防止に向けた共同研究を開始しました。

昨今、国内の高齢者人口の増加に伴う医療・介護の給付費増大が深刻化しています。また、地域住民への直接的な支援では個人の健康意識の有無に左右されてしまうことから、地域住民全体の環境要因に着目した予防施策が注目を集めています。

本共同研究は、自治体などが保有するレセプト(診療報酬明細書および介護給付費明細書)や特定健康診査の結果などの多種多様なデータを、千葉大学 予防医学センター 近藤 克則教授の予防医学による健診・医療・介護のデータ分析の知見と、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」(注2)の一つである異種混合学習技術(注3)を組み合わせて分析し、健康長寿社会づくりに寄与する要因の抽出手法の確立とその有効性を検証します。また、地方公共団体が保有するパーソナルデータの非識別加工を行う実証実験等で実績を有するNECグループの匿名加工製品「NEC データ匿名化ソリューション」(注4)を用いて、個人情報保護法や行政機関個人情報保護法等に準拠した安全なデータ活用手法を検証します。
これにより、千葉大学とNECはJAGESと連携し、各種レセプトデータ等の分析による認知症予防の予測や財政効果測定を行うなど、地域の政策的な健康増進及び医療・介護の給付費適正化等に向けた取り組みに貢献していきます。

NECは、今後もAI技術をはじめとする先進ICTの活用によりヘルスケアサービスの向上などに取り組むことで、様々な企業や研究機関等との連携を図りながら、安全・安心な社会の実現に貢献していきます。

以上

  • (注1)JAGES(Japan Gerontological Evaluation Study,日本老年学的評価研究)は、健康長寿社会を目指し予防政策の科学的な基盤づくりを目的とした研究であり、千葉大学予防医学センター社会予防医学研究部門が中核的機能を果たすと共に、国立長寿医療研究センター、東北大学、東京大学、浜松医科大学、日本福祉大学に事務局機能を分散配置した体制を有しています。
  • (注2)
    「NEC the WISE」(エヌイーシー ザ ワイズ)は、NECの最先端AI技術群の名称です。"The WISE"には「賢者たち」という意味があり、複雑化・高度化する社会課題に対し、人とAIが協調しながら高度な叡智で解決していくという想いを込めています。
  • (注3)プレスリリース「NEC、ビッグデータに混在する多数の規則性を自動で発見する技術を開発」
    https://jpn.nec.com/press/201206/20120622_02.html
  • (注4)プレスリリース「NECソリューションイノベータ、パーソナルデータの利活用を支援する「NEC データ匿名化ソリューション」を提供開始」
    https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/press/20171107/index.html

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

千葉大学 予防医学センター社会予防医学研究部門
E-Mail:chibaadmin.ml@jages.net

NEC 未来都市づくり推進本部
E-Mail:contact@healthcare.jp.nec.com

NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
詳細はこちらをご覧ください。
https://jpn.nec.com/profile/vision/message.html
Orchestrating a brighter world

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