NEC、ブラジル リオ・デ・ジャネイロ州のアスー港湾にセキュリティシステムを構築
2015年10月16日
日本電気株式会社
NECは、ブラジルのアスー港湾にセキュリティシステムを構築します。本システムは、本年10月より本格的に稼働する予定です。
アスー港湾は、リオ・デ・ジャネイロ州の北東部に位置する世界最大級の貿易港です。石油などの危険物も扱うことが予定されるため、港の運営においては強固なセキュリティ対策が求められています。
本システムでは、不審者などの不正侵入を防止するために、カメラを用いた監視システムやICカードを利用した入退場ゲートを構築し、安全な港湾の運営に貢献します。
また、本セキュリティシステムのデータ伝送用インフラとして、NECの超小型マイクロ波通信システム「iPASOLINK200」(注1) を利用し、安定した高速無線ネットワークを実現します。
NECは社会ソリューション事業に注力しており、高度なセキュリティ技術を用いた製品やサービスを提供することで、安全・安心で豊かな社会の実現に貢献していきます。
背景
アスー港湾はリオ・デ・ジャネイロ州北東部のサン・ジョアン・ダ・バーラ市に位置し、2つのターミナルを有する世界最大級の新しい貿易港です。また、アスー港湾は、ブラジルにおける石油の多くが産出されるカンポス盆地の東約120キロメートルという比較的近い場所に位置し、石油などの危険物を扱う予定のため、港湾の運営には、強固なセキュリティ対策が求められます。
NECは今回、世界各地のスマートシティプロジェクトで培ったノウハウを活用し、セキュリティシステムを構築します。
アスー港湾(建設前)
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進して います。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
- (注1) 超小型のマイクロ波無線通信システム。砂漠や極寒地域などの厳しい環境でも、信頼性の高い安定した信号を送ることが可能。
http://jpn.nec.com/microwave_radio/index.html
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