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「どう始める?」に向き合う
───対話で協働をひらいたNECのプロボノ活動

社会課題が複雑さを増す中、単一の組織だけで向き合うことは、どうしても限界があります。企業、非営利団体、行政、市民などそれぞれが持つ知見や強みを掛け合わせ、協働していくことが、今あらためて注目されています。一方で、協働の必要性を感じながらも、「どこから始めればよいのか分からない」という声が現場には少なくありません。
そうした課題に向き合うため、東京ボランティア・市民活動センター(以下、TVAC)主催のセミナーが開催されました。
この取り組みを支援したのが、2020年に誕生したNECグループ社員有志による「NECプロボノ倶楽部」です。NECがPurposeに掲げる「社会価値の創造」に向け、社員一人ひとりが自らの経験や多様な専門性を活かしながら、社会と向き合う活動の一つがプロボノです。また、NECとTVACは2019年に包括連携協定を締結しており、今回のプロボノ支援もその取り組みの一環となります。
「学ぶ」だけで終わらせない。協働を“つくる”セミナー
2025年11月に開かれた、TVACが主催する「企業・社員&非営利団体の協働セミナー2025」 第5回『企業ボランティア・プログラムを作ってみよう!』。
NECプロボノ倶楽部のメンバー9名がチームを組み、企画運営の支援に加え、講演およびグループワークのファシリテーションを担当しました。
事前に2回の打ち合わせを実施。企業側・非営利団体側、それぞれの立場や背景を踏まえながら、「どのような対話があれば、協働が具体化するのか」を丁寧に議論しました。
当日は、様々な非営利団体から26名が参加。参加者同士で率直に課題を共有し、「自分たちの団体なら、どのような企業ボランティアが考えられるか」をテーマに、活発な意見交換が行われました。
95%が「参考になった」。対話が次の行動につながる
セミナー後のアンケートでは、回答者の95%が「参考になった」と回答。多くの参加者にとって満足度の高い内容となりました。さらに、セミナーをきっかけに「個別に相談したい」という団体も生まれ、TVACとNECプロボノメンバーによるオンラインでの個別打ち合わせを実施するなど、次のアクションへとつながりました。
単発の学びに終わらず、行動変化を生み出したことは、本セミナーの大きな成果です。
参加者の声に表れた、協働の可能性
セミナー参加者からは、次のような声が寄せられました。
「ボランティアを依頼したくても、なかなか継続的な関係を築けなかった。意見交換を通じて、違った視点から自分たちの活動を見ることができた」
「企業が協力しやすい条件を具体的に聞けたことが参考になった」
また、TVAC事務局からも、
「いつもNECプロボノ倶楽部の皆さんに支援いただき、大変助かっています。お陰様で今回のセミナーもとても好評でした」
というコメントをいただいています。

さらに、NECプロボノメンバーにとっても学びの多い機会となりました。
「初めての参加だったが、さまざまなキャリアを持つ人と話ができ、とても勉強になった」
「前回参加した経験を活かし、楽しみながらファシリテーションできた」
社会価値創造を、社員一人ひとりの行動から
社会課題に向き合う中で生まれる対話は、人と社会の関係を少しずつ変えていきます。立場や背景の異なる人たちが言葉を交わし、互いを理解しようとすること。その積み重ねが、新たな行動や可能性を生み出します。
社員一人ひとりが、自身の経験や専門性を社会に活かし、誰かの挑戦に寄り添う。NECはこれからも、人と人、組織と組織をつなぐ役割を担いながら、社会価値創造の実現に取り組んでいきます。
関連リンク
NECは2010年に国内企業としては初めてプロボノを開始。
2020年には、NECグループの社員有志による、地域社会やNGO/NPO・教育機関等の課題解決に取り組むプロボノコミュニティ「NECプロボノ倶楽部」が発足。現在、約900名の社員から構成。
東京ボランティア・市民活動センター