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その「何かしたい」を、終わらせない。
― NECのプロボノが支えた「芝浜クルーズ」の挑戦

これからの社会を考えるとき、地域にはまだ多くの可能性が残されています。人と人がつながり、分野や立場を越えて知恵を重ねることで、未来への選択肢は広がっていく。いま、その可能性に向き合う前向きな挑戦が、各地で生まれています。地域の未来は、誰か特別な人がつくるものではありません。「地域のために何かしたい」。その想いを行動へとつなぎ、活動として育てていくには、企画力や運営力、人手といった現実的な壁が立ちはだかります。

NECのプロボノ活動は、社員一人ひとりが多様な専門性をいかしながら、そうした「やりたい」という想いを終わらせず、かたちにしていくための取り組みです。その一例が、港区立三田図書館で開催されたセミナー兼交流会「芝浜クルーズ」への支援でした。

地域活動を“続く力”へ変えるために

芝浜クルーズは、「だれもが活き活きと輝く地域環境の創造」をテーマに、地域で活動する人々が集い、学び合い、つながることを目的とした場です。一方で、講演会の運営ノウハウやスタッフ体制には課題があり、想いはあっても実行しきれない状況がありました。
2025年4月から2026年3月にかけて、NECプロボノメンバーは全6回のセミナーにおける登壇者の選定や依頼、告知用チラシの作成、当日の会場設営や司会進行、参加者対応まで、単なる“お手伝い”ではなく、共につくり上げる伴走型の支援を行いました。

現場で磨かれた、NEC社員の力

本活動を通してNECプロボノメンバーは、多様な分野で活躍する登壇者の話に触れ、視野を広げると同時に、限られた条件の中で臨機応変に対応する現場力が磨かれていきました。

また、グラフィックレコーディングなど、地域側のメンバーが持つスキルから学ぶ場面も多くありました。議論を“見える化”することで参加者同士の理解が深まり、後から振り返る際の共有ツールとしても機能する。その効果を実感した経験は、社員一人ひとりの仕事観にも新たな気づきをもたらしました。

図書館という「公共の場」に、新しい可能性を

支援先の港区立三田図書館にとっても、芝浜クルーズはこれまでにない挑戦でした。

従来とは異なるテーマ設定や開催スタイルにより、新しい層の参加者が集い、図書館が「本を借りる場所」から「人と人がつながる場」へと広がる可能性が見えてきました。内容次第で多くの人が集い、学び合える。その手応えは、今後の地域イベントや図書館運営の企画にも活かされていきます。

Purposeの実践は、現場から生まれる

NECは、安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指すことを、Purposeで掲げています。
このPurpose実現は、芝浜クルーズでのプロボノ活動のように、社員一人ひとりが社会と向き合い、現場で行動することで、少しずつ形になっていくものです。地域の声に耳を傾け、課題を自分ごととして受け止め、共に考え、共に創る。そのプロセスの中で生まれた対話やつながりは、地域に新たな可能性をもたらすと同時に、NEC社員自身の視野や価値観も広げていきました。

芝浜クルーズで育まれた経験は、ひとつの活動で終わるものではありません。「何かしたい」という想いを行動につなげ、次の一歩へと押し出していく力として、社員一人ひとりに確かに受け継がれています。
NECはこれからも、プロボノという実践の場を通じてPurposeを社会に実装し、人と社会の未来を支え続けていきます。

関連リンク

NECは2010年に国内企業としては初めてプロボノを開始。
2020年には、NECグループの社員有志による、地域社会やNGO/NPO・教育機関等の課題解決に取り組むプロボノコミュニティ「NECプロボノ倶楽部」が発足。現在、約900名の社員から構成。