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つながる想いが、未来を動かす
~NECのプロボノが挑んだ「かわさきSDGsパートナーまつり2025」~

「地域の課題を、NECの力で解決したい」
―その想いから2020年に誕生したNECグループ社員有志からなる「NECプロボノ倶楽部」。2025年5月から、この「NECプロボノ倶楽部」の43名が川崎市とともに挑んだのは、今年で3回目を迎える『かわさきSDGsパートナーまつり』。行政・企業・市民が一体となり、SDGsを“体験”できる場を創り上げるこのイベントで、NECプロボノメンバーはどのような価値を生み出したのかー。
チームが一体となる瞬間
NECプロボノメンバーは、5月から半年間、平均週3時間の準備を積み重ねました。その結果、約50の出展・出演コンテンツを支える仕組みを構築し、イベント成功の土台を築いたのです。「普段話せない多くの社員と交流でき、新しい視点が得られた」「柔軟な対応で大きなトラブルなく開催できた」「初めての参加でも安心して動けた」「ボランティア同士が助け合う雰囲気が良かった」メンバーの声からも、学びと達成感がにじみます。
NECのプロボノ活動は、社員が自らの専門性や経験を活かし、社会課題解決に取り組む場です。今回のプロジェクトでは、ITスキルだけでなく、企画力やコミュニケーション力が発揮されました。打合せに参加できないメンバーもスムーズにキャッチアップできるよう、情報共有の工夫を重ねたことが、43名の一体感を生み出しました。
現場で光った、準備力と柔軟性
11月、開催当日はあいにくの雨。出展内容の変更や中止が相次ぐ中、NECプロボノチームは臨機応変に対応しました。

丁寧に作り込んだボランティアマニュアルと事前準備が功を奏し、イベントをスムーズに運営。雨にもかかわらず、約1,200名がNEC玉川事業場に来場し、環境・芸術・防災をテーマにした多彩なプログラムを楽しみました。
さらに、本イベントのハイライトでもあり、次世代の子どもたちや市民団体、川崎市、NECプロボノ倶楽部等が登壇し、川崎市におけるSDGsの取り組みやその未来について語られた特別企画「かわさきSDGs未来セッション」。本セッションへの川崎市・福田紀彦市長のゲスト登壇は、行政と市民・企業の協働を象徴する瞬間でした。

(ゲスト登壇:川崎市 福田紀彦市長)
NECらしさを体現 ― 技術と文化の融合
今回のイベントで、NECプロボノ倶楽部がこだわったのは、“NECらしさ”。そこで、NECグループからは、最先端のデジタル技術を活用した「歩行センシングソリューション」体験、防災・交通安全をテーマにしたプログラミング教室、宇宙をテーマにしたワークショップなどを提供。さらに、NEC玉川吹奏楽団やNECダンサーズによるパフォーマンスを通じて、技術と文化の融合を体現しました。来場者からは、「楽しく学べる内容ばかりで、家族で参加できた。」という嬉しい声も届きました。





広がるつながり、次への期待
「かわさきSDGsパートナーまつり2025」の前後には、出展パートナーとのキックオフや振り返り会を実施し、ネットワークを強化。「年々良くなっているので、是非、来年度も継続してほしい」という出展パートナーからの声も届きました。
当日取材した多数のメディアは、「NEC玉川事業場に市内SDGs活動が集結!」等と紹介、地域に広く発信されました。こうした取り組みは、SDGs達成に向けた地域連携のモデルケースとなっています。
社員の力が社会を変える。NECのPurposeを胸に
NECプロボノ倶楽部は、社員一人ひとりの力を社会価値創造につなげる挑戦を続けます。今回の活動はその象徴です。地域と企業がともに歩むことで、NECが目指す持続可能な社会はもっと近くなる。NECはこれからも、Purpose(存在意義)に掲げる「安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現」に向けて取り組んでいきます。
関連リンク
NECは2010年に国内企業としては初めてプロボノを開始。
2020年には、NECグループの社員有志による、地域社会やNGO/NPO・教育機関等の課題解決に取り組むプロボノコミュニティ「NECプロボノ倶楽部」が発足。現在、約800名の社員から構成。
NECと川崎市の共催による『かわさきSDGsパートナーまつり2025』を開催