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誰一人取り残さない未来へ
──NECとみなと子ども食堂が連携し、プログラミング教室を開催

NECはデジタル月間である2025年10月、東京都港区のNPO法人「みなと子ども食堂」と連携し、STEAM教育の一環として小学生向けプログラミング教室を開始しました。これは、NECが掲げるPurpose「社会価値の創造」と、国連が提唱する「デジタルインクルージョン」の理念を体現する取り組みです。

地域の子どもたちにデジタルの力を

みなと子ども食堂は、2016年に港区初の子ども食堂として設立され、子ども食堂の開催と学習支援をメインに、子どもの居場所づくりとひとり親家庭を支援しています。今回のプログラミング教室は、同団体が展開する学習支援事業の一環として、港区内の会場で毎月1回、2026年3月まで継続的に実施されます。
対象は小学4〜6年生の11名。教育版Minecraftを活用し、空間認識や問題解決能力を育むとともに、子どもたちが自らのアイデアをデジタル世界に反映させる体験を通じて、未来社会との接点を築いていきます。

NECプロボノイニシアティブによる支援

この取り組みは、NECグループ社員が専門スキルを活かして社会課題に取り組む「NECプロボノイニシアティブ」の一環。2010年からスタートし、これまでに2,000名以上の社員が自治体やNPO、教育機関と連携して活動してきました。
昨年度はScratchを使った講座を実施し、参加した子どもたちからは「自分のアイデアが形になって嬉しい」「もっと複雑な動きを作ってみたい」といった声が寄せられました。今年度はさらに発展的な内容として、メタバース教育にも通じる教育版Minecraftを導入しています。

「楽しかった!」のその先へ

プログラミング教室に参加した子どもたちからは、数多くの前向きな声が寄せられました。初めて触れるコマンド(特定の操作を行うために使用する特別な指示) や空間設計に挑戦しながら、楽しさと学びを実感する様子がうかがえます。

参加児童の声(一部抜粋):

  • 「難しかったけれど楽しかった。」
  • 「分かりやすかった。またやりたい。」
  • 「知らないコマンドを覚えられた。」
  • 「今日学べたことを他にも活かしていきたい。」
子どもたちは、学びの中で、自分のアイデアを形にする喜びや、デジタル技術への興味を育みました。こうした体験は、将来の進路や自己肯定感にもつながる貴重な一歩です。

笑顔を支える力

プログラミング教室に参加した社員も、様々な学びや喜びを感じました。

参加社員の声(一部抜粋):

  • 今回の活動を通じて、社会の課題や支援の重要性を理解することができました。
  • 参加してくれた児童が、楽しそうに講座を進めていたのが印象的でした。学びながら笑顔になれる場を提供できたことが嬉しいです。
  • 自分のスキルを社会に活かせる実感を得ました。
  • チームで協力できたことが良かったです。
社員にとっても、社会課題への理解を深め、地域とつながる貴重な機会となりました。

デジタルインクルージョンの実現に向けて

NECは、DXカンパニーとして「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」の実現を目指し、今後も全国の子ども食堂と連携したSTEAM教育を推進していきます。このような取り組みは、社会的包摂と教育格差の是正に向けた一歩であり、未来を担う子どもたちへの力強い支援となることを目指していきます。

関連リンク

NECは2010年に国内企業としては初めてプロボノを開始。
2020年には、NECグループの社員有志による、地域社会やNGO/NPO・教育機関等の課題解決に取り組むプロボノコミュニティ「NECプロボノ倶楽部」が発足。現在、約800名の社員から構成。