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産学連携で未来を拓く ― 早稲田キャリア研究会との課題解決型ワークショップを通じた人材育成と社会価値創造

社会全体でDXが急速に進む一方、人口減少や環境問題、地域課題など、複雑化する社会課題への対応が求められています。こうした変化の中で重要性が高まっているのが、次世代を担う人材が実践的に学び、自ら考え行動できる力を育む機会の創出です。企業にとっても、若い世代の価値観や発想に触れ、社会とともに成長していく姿勢が求められています。

NECはPurposeで掲げる「安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現」に向け、多様なステークホルダーとの共創を進めています。その一環として、NECグループ社員有志によるNECプロボノ倶楽部は、2025年11月から12月にかけて、早稲田大学公認学生団体「早稲田キャリア研究会」が実施する全5回の課題解決型ワークショップの企画運営をサポートしました。

学生が主体となり、NECの未来を構想する5週間

本ワークショップには、早稲田大学の学生6名とNECグループ社員6名が参加。学生はテーマ探索、仮説構築、外部環境分析、企画書作成といった一連のプロセスに取り組み、戦略立案の流れを実践的に体験しました。AIを活用した市場調査や公開情報の分析にも挑戦し、NECの強みと未来の社会変化を踏まえた「NECの中期経営計画案」をチームごとに形にしていきました。

議論が広がって方向性を見失いそうになる場面もありましたが、NECプロボノメンバーによるファシリテーションや問いかけにより、論点が整理され、各チームの仮説はより深い考察へと発展。初対面の学生同士が役割を分担しながら議論を重ね、限られた時間の中で最終発表までまとめ上げていく過程は、論点整理力や仮説構築力、コミュニケーション力など、実社会で求められるスキルが着実に育まれました。

学生からは「技術理解から議論の進め方まで丁寧に支えていただいた」「身近なテーマからビジネスを考える経験ができた」といった声が寄せられ、得られた学びの大きさが伝わってきます。

プロボノとしてのNEC社員の関わり

ワークショップ全体の企画から運営に亘り、NECプロボノメンバーが学生チームに伴走しました。ディスカッションのファシリテーション、資料作成への助言、思考プロセスへのフィードバックなど、多面的なサポートを実施。NECプロボノメンバーは、

  • 「学生の柔軟な発想に触れ、自分自身の思考の癖を見直す機会になった」
  • 「目的に立ち返って議論をまとめる姿に、社会人として学ぶ点も多かった」
  • 「学生ならではの視点に触れ、世代間の考え方の違いを理解する貴重な場だった」

と振り返り、学生と社会人が互いに刺激を与え合いながら成長する、まさに「共創」の場となりました。

学生が求める実践的な学びに応える取り組み

早稲田キャリア研究会は、キャリア形成をテーマに企業との連携イベントを多数開催しています。今回の取り組みは、同団体が抱える以下のニーズに応える形で設計されました。

  • 社会課題を自分ごととして捉えたい
  • 実践的なプロジェクト経験を積みたい
  • 社会人から継続的なフィードバックを受けたい

AIを使った調査、企画書作成、最終発表などのプロセスは、学生にとって“実務に近い学び”となり、大きな成長を促す内容となりました。

未来に向けたNECの取り組み

学生が社会課題に向き合う姿勢を育み、企業がその挑戦に寄り添って支える取り組みは、双方に新たな気づきと価値をもたらす大切なプロセスです。NECはPurposeとして掲げる「社会価値の創造」および「持続可能な社会の実現」に向け、これからも産学連携を通じた人材育成と社会価値創造の取り組みを継続し、社内外の多様な人材が成長できる機会を創出していきます。
また、今回得られた知見を基に、早稲田キャリア研究会とともに産学連携の新しい形を築きながら、広く社会に貢献できる活動へと発展させていきます。

関連リンク

NECは2010年に国内企業としては初めてプロボノを開始。
2020年には、NECグループの社員有志による、地域社会やNGO/NPO・教育機関等の課題解決に取り組むプロボノコミュニティ「NECプロボノ倶楽部」が発足。現在、約850名の社員から構成。