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高校生と共に“できたらすごい”未来を考える — NEC Future Creationプログラム 2025

NEC Future Creationプログラムは、誰一人取り残さない持続可能な社会を目指して、「できたらすごい未来」について、高校生がアイデアを出し、NECグループ社員との対話を通じてそのアイデアを膨らませるプログラムです。
さまざまな社会課題をどう解決するか。より良い社会のため新たな価値をどう創り出すか。その際にテクノロジーをどう活用できるか。
正解のない問いに、高校生と社会人が向き合い意見を交わすことで、明るい未来の兆しを実感できる学びの場となりました。
川崎市・福島県の高校生と考える未来
今年度は、NEC玉川事業場が所在し、これまでも企業市民活動で連携してきた川崎市と、2024年に包括連携協定を締結した福島県という、NECと結びつきの強い二つの地域から川崎市立橘高校と福島県立相馬高校が参加してくださいました。
川崎市立橘高校(国際科2年・39名)と福島県立相馬高校(理数科35名)の生徒が、探究学習を活用し、VPC(Value Proposition Canvas)*に沿って、グループごとにアイデアを練り上げました。
- *ユーザーの課題と価値を整理し解決策を考えるフレームワークを高校生向けにアレンジしたもの

生徒が選んだテーマ(一部抜粋)
- 川崎の魅力を伝える
- ショート動画の問題
- 海のゴミを減らして生物を守る
- 共生~ストレスのない社会~
- 地元で未来を描く教室~学びと仕事をつなぐまちづくり~
- 交通格差ゼロへ!高校生のための移動革命
身近なものから大きな社会課題まで幅広く、地域を良くしたいという地元愛も表れていました。参加したNEC社員は、20代の若手から教育分野の活動経験を持つベテランまで多様。世代・専門性を超えた出会いから、どのような化学反応が生まれるのか——。


“できたらすごい”未来は、思ったより近いかもしれない
NECグループ社員とのディスカッションでは、生徒が自分たちの考えたプロセスを真剣に説明し、社員からのアドバイスに耳を傾ける姿が印象的でした。アイデアがいったんゼロに戻ってしまうグループもありましたが、対話を経て「本当に実現したいこと」がより明確になったと、表情も一段と明るくなりました。
その後の授業では、前回の気づきをもとにアイデアを上げ、フォローアップでは、各グループが改善したアイデアを発表。数週間前からの大きな進化に、社員も大いに驚かされました。テーマの自分ごと化、課題の深堀り、柔軟な発想をもとにした解決策——自信をもって発表する姿も素敵でした。
社員は、「ディスカッションから改善したアイデアの変化が想像以上。日本や世界の未来は明るいと感じました!」とコメント。


対話から生まれる”学びの環”
生徒の声(アンケートより)「実際に社会で働いている方の考えを聞けて、授業では得られない新鮮さを感じました。」「理想を語ってしまいがちですが、予算やテクノロジーなど“現実的な視点”にも目を向ける大切さを学べました。」「身の回りのことについて考えるとてもいい機会になりました。 今後の生活に生かしていきたいです。」
社員の声(アンケートより)「高校生とのディスカッションは刺激的で勉強になりました。」「生徒のアイデアは新鮮で、新しい発見がありました。」
高校生の学びが、社員の気づきへとつながり、次の支援や挑戦と循環していく——この“学びの循環”こそが、本プログラムの大きな価値だと考えています。
NECは、一人ひとりがPurposeを体現し、世代を超えて社会の皆さまと共に社会価値創造に取り組んでいきます。
