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南三陸の「福興市」をサポート
NECグループでは、2012年3月から継続して、宮城県南三陸町で行われている「福興市(ふっこういち)」を支援する活動を行っています。このイベントは、震災直後の2011年4月から毎月最終日曜日に開催されています。
「市(いち)」では、被災した商店主の方々が、地元で採れた水産物や農産物、90年続く伝統の味噌や、復興を願うTシャツなどを販売しています。
参加する社員ボランティアは、前日のテント設営から、開催当日の出店店舗での販売のお手伝いなどをしています。当初は勝手がわからず戸惑っていた社員も、いまではお互いに意見を出しあいながら、率先してチームを引っ張ることができるようになっています。地元の人からの、「また来てくれてありがとう」という言葉に、私たちの活動は支えられています。
継続することが「力」になる
大震災から1年半が過ぎた今、南三陸町は、ゆっくりですが、確実に復興に向かっています。当初は、瓦礫の撤去作業を中心に活動していましたが、1年が過ぎ、瓦礫撤去も一段落したことから、「今後どのように支援を継続したらいいのか」と話し合いました。
参加した社員からは、「もっと地元の人と話す機会をつくりたい」、「地元の人と一緒にできることはないか」などの声が多くありました。そこで、協働するNPOと話し合い、毎月最終日曜日に開催される、「福興市(ふっこういち)」をサポートさせていただくことになったのです。これまで、NECグループ45社から、600名あまりの社員がこの活動に参加しています。
参加することで自分が変わっていく
毎月定期的に通い、顔なじみも増え、地元の皆さんの笑顔に元気をもらっているうちに、参加する社員にも変化が見られるようになりました。チームで作業をするという経験によって、自分の役割を理解し工夫することで、「会社で担当している自分の業務をどうにか震災復興に役立てられないだろうか」というような提案も出てくるようになりました。
歴史的な震災を共に乗り越えていこうという気持ちが自然と芽生えることで、会社での業務にも良い効果をもたらしているということかもしれません。2012年8月からは、「福興市」サポートと同時に南三陸町波伝谷地区での草刈りや清掃活動も行っています。
参加した社員の声
- 地元の人たちに積極的に話しかけようと思うようになりました。普段は、なかなか知らない人といきなり会話することができないのですが、この活動に参加してからは、挨拶を心がけるようになりました。
- 「福興市」では、3回連続で同じお店のお手伝いさせていただき、おかげさまで名前も覚えてもらい、家族同様の扱いを受け感謝しております。
- 瓦礫撤去など肉体作業以外でも、いろんな形でボランティア活動ができることを実感しました。
- 土日2日間の参加で身体はクタクタなのに、月曜日は不思議と快調です。達成感なのか、充実感なのか、自分でもわかりません。
NECグループは、これからも一丸となって支援を続けていきます。
東北復興支援を共に。We are with you!