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南三陸町復興支援ボランティア活動レポート(4)
2012年3月23日~26日、NECグループ16社から集まった44名が、「戸倉復興支援団」と協働で、南三陸町で行われた、「福興市」でのボランティア活動に参加しました。
これまで、南三陸町で3回にわたり、瓦礫撤去や薪割りなどの作業を行いましたが、今回は、震災直後の2011年4月29日に、地元商店街と町が企画し、毎月最終日曜日に開催されている、「福興市」の店舗設営と、出店している店舗での売り子をしました。
ボランティア初日は、参加者全員で、店舗の設営作業を行いました。当日は、春が近いことを知らせるかのように、天気が変わり、突風によりテントが吹き飛びそうになる場面もありました。また、「福興市」開催日の3月25日には、店舗に数名ずつが入りこみ、名物の味噌のはかり売りをしたり、試食用のケーキ等をお客様にお勧めするなど、日ごろの業務と違い、参加したメンバーもお店の人になりきって、地元の皆さんとの交流を深めることができました。
町なかは、まだまだ瓦礫や破損した自動車が積み上げられている場所もたくさんありますが、新しく設置された信号機の数が増えていたりして、確実に「復興」に向かっていることがわかりました。




参加した社員の声

- 実際に南三陸へ行き、瓦礫や家の土台しかないことに、ただ驚いていたのですが、その後は南三陸関連の記事を読んだり、テレビ報道なども意識してみるようになりました。地図で位置関係を見たりして、高台移転や学校統合などが地理的には容易でないことを実感しました。
- お手伝いをした商店主のおばちゃんは、末期ガンで公立志津川病院で手術・入院、そして津波に襲われて屋上に避難し助けられた方でした。津波に飲み込まれた人の悲鳴を聞きながらなすすべがなかった悪夢から、残された命を振り絞って福興市を開催し、雇用の場を作るべくレストランの新規建設を計画し、様々な活動をするおばちゃんの魂を込めたパワーに圧倒され、「動かなきゃ何も変わらない、動くことが大切」ということを痛感しました。
NECグループは、これからも一丸となって支援を続けていきます。
東北復興支援を共に。We are with you!