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陸前高田市復旧ボランティア支援活動
2011年7月22日、首都圏NECグループ各社のMDD推進コーディネーターを中心とした31名の社員が、岩手県陸前高田市の被災地支援のボランティア活動に参加しました。
21日木曜日午後10時、本社前に集合した参加メンバーはバスに乗り込み、車中泊を経て、翌22日午前6時に岩手県「遠野ふるさと村」到着。
活動前の準備を整えたあと、午前8時、「陸前高田ボランティアセンター」到着しました。
被災地からの要望は日々変わるため、ボランティアセンターのスタッフから、今回の支援内容の指示を受けながら、準備にとりかかります。
綿密な打ち合わせのあと、作業道具をバスに積み込んで現場に向かいました。
今回の支援現場は陸前高田市太陽崎漁港で、途中、陸前高田市を抜けて県道38号線で広田崎に向かいましたが、震災から4ヶ月余が過ぎた町の様子を目の当たりにし、全員がしばし沈黙する場面もありました。




全員で力を合わせて
午前10時作業開始、全員が海岸清掃に取り掛かります。
既に重機でしか対応できない瓦礫は、一応漁港の奥に集積されていますが、砂浜(ホタテ、牡蠣の養殖場付近)には散乱した漁具、家屋の瓦礫が散乱していて、ホタテ養殖用の網カゴや定置網、破壊された家屋の残材、なぎ倒された木などは、多くが砂浜に埋まっていて、スコップで掘り起こして回収し分別場所まで運ぶ作業をしました。
砂に埋まっている物は水や砂を吸っているため大変重く、重量のある錨や家電等も埋まっており、何人かで協力して回収しました。
被災地の方から、「私たちの海岸が、元に戻ったようでうれしいです。ありがとう」と、感謝の言葉をいただきました。


活動は継続します
今回の活動は、「NEC Make-a-Difference Drive」という、NECグループ社員が参加するボランティア活動の実施担当者(MDD推進コーディネーター)を中心に行ないました。
今後は、幅広くグループ社員にも呼びかけを行い、地域を広げて長期的に、震災復興支援活動を行います。
参加した社員の声
- 気軽な気持ちでボランティアに参加して良いものか、被災地の方に煙たがられたりしないだろうかと不安を抱えていましたが、杞憂でした。
どの場所に行っても暖かく歓迎してくださり、「来てくれてありがとう」と感謝されました。
ボランティア作業時間は短かったのですが、人数が多ければその人数分の作業が可能であり、役に立っていることが実感できました。 - ボランティアセンターの近くにいた人に、「自分もかつてNECに勤めていたけど、どちらから来たのですか?やっとNECが来ましたね」と声をかけられ、「東京からです。グループ会社合同で来ました」と応えました。
- 現場近くの作業小屋の中で掃除をしている現地の方に「ご苦労さん」と声をかけていただきました。
当方も「本当に大変だったですね」と応えました。 - 現地ボランティアガイドさんの対応が非常にていねいで、自分達ボランティアに対しての感謝の意が尽くされていました。
- ほんのわずかなことでも実際に現地で体験することは重要だと感じました。
