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未来の学校づくりに向けて積極的にICT化を推進
熊本県八代市教育委員会様

タブレットPCをはじめとした学校ICT環境の拡充とともに、その効果的な活用法を長期的なスパンで研究
今回導入機種:VersaPro タイプVS

ICTを活用した「学び合い」充実への取り組み

校長
渕上 一博様
八代市立八代小学校は、2016~2017年度の2年間に渡り、熊本県教育委員会指定ICTを活用した「未来の学校」創造プロジェクト研究推進校、八代市教育委員会委嘱ICT推進モデル校として、「子どもが生き生きと学び合う授業の創造~八代小ICT活用の授業づくりを通して~」を研究主題に掲げ、ICTを活用した学習指導の充実に取り組んできました。さらに、2018年度は研究主題を「主体的に課題解決に向かう子どもを育てるICTを活用した授業づくり~対話を重視した学び合いを通して~」とし、これまでの成果から明らかになった課題や教師の願い・教育の動向などを踏まえ、ICTを活用した「学び合い」の効果的な指導について研究を深めています。
事例の概要
課題の背景
- 新しい時代に生きる子どもたちに求められる資質・能力を身に付けさせるために、「主体的に課題解決に向かう子どもを育てるICTを活用した授業づくり」を研究主題に設定。
- 2018年度はこれまで取り組んできた「学び合い」をさらに充実させ、ICT機器を活用しながら多様な相手の考えを理解したり、考えを広げたり深めたりできるように「対話を重視した学び合い」を中心に研究を推進。
- 全体での「学び合い」の効果的な指導について研究を深め、自分の考えを広げたり深めたりすることができる児童、自分が学んだ過程や結果を客観的に評価し、その評価を活用して次の学びへつなげることができる児童を育成。
成果
・ICTを生かした授業により、学習意欲を高め、児童が「分かる」「できる」を実感できる授業を実現。
・学力面(全国学力学習状況調査、熊本県学力調査)や児童向け意識調査において高い効果を実感。
・ICT活用により、わかりやすい提示や資料の充実によって学習理解が深まり、自分の考えをわかりやすく伝えることができるようになった。
・写真や動画を撮る、音声や視覚で学ぶ等、各教科で多様な学習方法により学習意欲も高まっている。
・個人での学び、全体での学び合いを行うことによって思考力が成長。
タブレットPCを活用した共通理解・共通実践を推進

樋口 勇輝様
本校では、「つかむ」「かんがえる」「ふかめる」「まとめる」という流れで学習過程を整理し、すべてのクラスで共通理解・共通実践を行っています。また、「共有」「動的提示」「拡大」「繰り返し」「強調」「記録」といった「ICTならでは」の視点をもって、それぞれの段階においてICTを活用した授業に取り組んでいます。タブレットPCの使用学年に関しては、主に3年生以上で活用し、職員室にタブレット端末活用表を準備して、2週間のスパンでどの時間のどの授業に何台タブレットPCを使用するのか、各担任教師同士でタイムスケジュールを共有できるようにしています。このようなICTの活用により、低学年では大型モニタや実物投影機を活用して「効果的に提示・共有する」こと、中学年ではタブレットPC等を「操作して考え・まとめる」こと、そして高学年では「自分で調べてきたことやまとめたことを根拠に、自分の考えを主張し、議論したり説明したりする」ことなどを実践的に学習しています。



学校ICTにおすすめのタブレットPC
お客様プロフィール
熊本県八代市教育委員会 様
八代市立八代小学校 様
八代市立八代小学校は、昭和30年4月1日に代陽小学校より分離、開校して今年度で創立63年目を迎える。本校は八代市の中心地に立地しており、周辺には八代市役所・八代城跡、大型ショッピングセンターなども点在している。http://es.higo.ed.jp/yatsue/

(2019年06月05日)
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