2010年度活動報告書
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東田中地区(茨城県石岡市)2010年度は5回のイベントを実施し、延べ750名の方にご参加頂きました。毎回定員を超える応募を頂き、ボランティアでの申込みも抽選をさせて頂くことがありました。また、達人コースでは今年も19回のプログラムを実施し、延べ220名に参加頂きました。田んぼでの作業を中心に達人たちが様々な農体験に汗を流して下さいました。最近は大人に混じってジュニア達人たちが立派に仕事をこなしてくれていて頼もしい限りです。今年は初夏の低温と真夏の猛暑の影響があり、全国的にお米のできがよくありませんでした。NEC田んぼでも下記のセンサーグラフにあるように真夏の気温が非常に高い日が続き、一部の田んぼでは水涸れを起こしてしまいました。収穫量も例年よりも少なめの650kg(平均収穫量:800kg)で、高温の影響ででる白濁したお米も少しありましたが、白菊さんの杜氏のみなさんの匠な技術により今年も大変美味しい日本酒「愛酊で笑呼」ができあがりました。しかし3月11日に起こった大きな地震の影響で、翌日に控えていた新酒蔵出しイベントはやむを得ず中止となりました。イベントでできなかったラベル貼りなどは、地元の知的障害授産施設の皆さまに作業を委託し丁寧な作業で「愛酊で笑呼」を完成させてくださいました。イベントの様子達人の一年(日付)(℃)[2005年夏]と[2010年夏]の最高気温比較グラフ気象観測装置(ウェザーバケットの紹介)NEC田んぼに設置しているセンサーは太陽電池で駆動し、温度、水温など7種類のデータを10分単位に測定しています。本製品は、NEC-NETグループの株式会社エスイーシーの製品です。製品の詳細については、下記ホームページをご覧ください。http://www.hotweb.or.jp/bucket/お酒の名前「愛酊で笑呼」は、“お酒”で“酔い”を楽しみ、みんなに“笑顔(幸せ)”を呼び込みたいという思いを込め、「IT、で、エコ」にちなんで命名しました。春 4月田植え(5/22)草取り(7/10)稲刈り(10/16)脱穀(11/6)仕込み神事(1/15)夏 8月秋 10月冬 1月4月 種まき、苗床作り 田起こし、クロヌリ5月 代掻き6月 一の草、二の草7月 畑の手入れ9月 リッツオウ作り11月 わら収穫12月 縄ない、堆肥作り1月 一日蔵人2月 炭焼き3月 里山整備田んぼの四季NEC田ん2010年2005年

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