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NetBackup 11.0 新機能
異常検出の機能拡張:リスクエンジンの機能拡張
これまでユーザーの行動を分析し、常とは違う高リスクのオペレーションにはアラートを鳴らす機能において、新たに
- 異常なポリシー更新
- 異常なユーザーログイン

セキュリティリスクメーターの機能拡張

脅威ハンティング(Threat Hunting)の拡張機能
NetBackupの異常検知機能では、機械学習を使用してバックアップデータの異常な変更を識別し、異常が検出された場合マルウェアスキャンを自動実行することが可能です。この異常検出において、
- 構造化データ(OracleやMS SQL)の異常検知
- クラウドVMのエントロピー分析(悪意ある暗号化イベントによって、データが影響を受けるリスク評価を行う分析)をサポート
- Nutanixの仮想マシンマルウェアスキャンをサポート
より幅広いデータソースにおける攻撃の検知が可能です。

新しいデータセキュリティ・アライアンス
NetBackupで使用するマルウェアスキャンのツールとして、トレンドマイクロをサポートしました。
感染したファイルのハッシュ値をエクスポートして、脅威の調査や分析を行うことができます。
※ Windowsのスキャンホストは未対応
※ Linuxのスキャンホストでは非rootユーザーを未サポート

耐量子暗号(量子耐性暗号)のサポート
量子コンピューティングは、量子力学を利用して複雑な問題を解決する新しいタイプのコンピューティング基盤です。耐量子暗号は、量子コンピュータからの攻撃(暗号解読)に対抗するために設計されたアルゴリズム群です。
NetBackupでは、NetBackup内のすべての主要な通信パスと保管先に置いて、耐量子暗号をサポートします。

Sheltered Harbor ソリューションとして認定
NetBackupとAlta Recovery Vaultは、所定の要件を満たす「検証済みのターンキーデータ保管」ソリューションとして、Sheltered Harbor(*)認定されました。
金融機関に対し、データ保管のためのSheltered Harbor認定ソリューションとして提供が可能です。
(*) Sheltered Harbor:米国の金融業界が主導する非営利のイニシアチブ。データ保管ことサイバー回復力計画の金融業界の標準を策定
参考:About Veritas Sheltered Harbor solutions | Veritas Solution Guide for Sheltered Harbor (Cohesity社サイト)
その他のサイバーレジリエンス強化については、リリースノートをご覧ください。
MSDPボリュームグループ(MVG)の機能拡張
MSDPボリュームプールは、複数のMSDPボリュームをグループ化し、大規模な顧客環境のNetBackup管理を簡素化できます。 このMSDPボリュームグループにおいて、
- WORMストレージをサポート
(Flexアプライアンスおよびクラウドベース) - エアギャップ/IRE環境をサポート
(リバースコネクションを手動で追加設定する必要はありません)

クラウドストレージのアーカイブ層の機能拡張
クラウドストレージに関して、新たに以下をサポートします。
- AIRの転送先にクラウドストレージのアーカイブ層(*)をサポート
- クラウドストレージのアーカイブ層(*)からのImageSharingをサポート
- クラウドストレージのアーカイブ層(*)からのディザスタリカバリをサポート
(*) AWS Glacier, Glacier Deep Archive, Azure Archive storageがサポート対象(マニュアルはこちらから)
新たなクラウドワークロードのサポート
クラウドのワークロードを幅広く対応します。 NetBackup 11.0から、以下の以下についてもサポートします。
- 7つの新たなPaaSワークロード(*)をサポート
- Amazon Document DBのスナップショットベースのバックアップ
- AWS RDS custom(Oracle &SQL)のスナップショットをサポート
- Azure PostgreSQLの増分バックアップ
- 最適化されたメタデータチェックにより、クラウドオブジェクトストレージへのバックアップを高速化
(*) Azure Github/GitLab/DevOps, Azure CosmosDB Cassandra, AWS Neptune DB, AWS RDS SQL custom, AWS RDS Oracle custom, AWS DocumentDB, Yugabyte
その他のクラウド最適化に関する機能強化については、リリースノートをご覧ください。
進化したWeb UI
NetBackup 11.0のWebUIは、従来のJava管理コンソールの後継機能として、機能性をアップします。
- Cohesity NetBackupとしてのリブランディング
- ダークモードの搭載
- WebUIがデフォルトUI(Java管理コンソールはデフォルトインストールされません)
- Java管理コンソール「レポート」の「すべてのログエントリ」を実装

Nutanix保護機能の拡張
Nutanix環境の機能が拡張されます。
- Nutanix仮想マシンのバックアップイメージからInstant Accessを実行
- ユーザーによるファイル/フォルダのダウンロード実行
- NutanixポリシーをWebUIで操作、表示
- Nutanix仮想マシンのバックアップイメージのマルウェア検出

Kubernetes専用のネットワークのサポート
Kubernetes環境においても、バックアップデータ用のネットワークインターフェースの指定が可能になります。(Kubernetes APIサーバは、NetBackupから接続可能である必要があります)

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