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気候変動によるリスク・機会への対応

環境リスク対策

環境リスクを未然に防止するために、アセスメント評価、日常点検を行うとともに、緊急時に備えてのリスクマップの整備、定期的な連絡体制の見直しなどを行っています。さらに、「環境リスク情報エスカレーションおよび対応規程」を整備し、環境リスクに対するガバナンスの強化を図っています。

未然防止への取り組み:ヒヤリハットの水平展開

環境事故の潜在要因はヒヤリハットレベルの軽微な事故にあることから、「重大環境事故」における緊急処置手順、緊急連絡手順はもとより、ヒヤリハットレベルの軽微な事故であっても徹底的な原因究明と技術対応、グループ各社への情報水平展開、対応処置の確認を行い、未然防止を推進しています。

法違反・事故・苦情の状況

NECでは1998年度以降、環境に関わる罰金、科料の有無についてウェブサイトで公表しています。2018年度も引き続き環境に関わる罰金・科料は受けていません。社外に影響した事故は0件、社外に影響しなかった環境事故が3件、苦情は0件でした。

気候変動によるリスク・機会への対応

気候変動が企業に及ぼす影響は今後ますます拡大していきます。NECは、2017年度から環境推進部を中心に、TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)提言を参考にしながら気候変動による影響をリスクと機会の両面からの評価を開始しました。2018年度には、持続的な成長実現の鍵となるテーマ「マテリアリティ」のひとつに「気候変動を核とした環境課題への対応」を位置づけ、将来の事業成長に向けて事業部門と連携した活動へと拡大しています。

気候変動によるリスク

TCFDでは、政策や市場の変化などの移行リスクや、災害などによる物理的なリスクなど、リスクと機会に関連する項目について評価することを提言しています。NECは、過去にタイの工場が洪水で操業停止となった経験もあり、物理的なリスクについては、地震対策を含めてBCP(事業継続計画)の観点から取り組んでおります。また、各国で検討が進んでいるカーボンプライシングについて、導入された場合の業績への影響を評価しています。

2011年10月のタイの洪水の様子

気候変動による機会

気候変動対策では、ICTの利活用が不可欠だと言えます。NECは、緩和と適応のそれぞれに価値を提供する製品・ソフト/サービスの開発を推進しており、今後世界で気候変動対策が進むほど、NECの貢献領域が拡大できると考えています。例えば、今後気候変動の影響として増える自然災害(土砂災害や洪水、水不足、森林火災など)に対しては、センサーやAIなどを活用することでシミュレーションや予兆予測などを行うソリューションを開発しています。世界的に気候変動対策が進むとどのくらいの貢献拡大が期待できるかなど評価しています。

洪水や土砂崩れに関するシミュレーションシステム

洪水や土砂崩れに関するシミュレーションシステム

土砂災害予兆検知システム

土砂災害予兆検知システム

TCFD提言への賛同を表明

NECでは、これまで環境に特化したESG IRスモールミーティングの実施や、環境省の環境情報開示基盤事業への参加を通じて、気候変動のリスクや機会を含む環境活動情報を積極的に開示してきました。TCFD提言は、ガバナンスを含め企業が気候変動対策として必要な活動や仕組みを体系的に示しており、企業にとって気候変動のリスクや機会への対応が適切に管理できると考えています。TCFD提言への賛同を表明することで、自社での活動を加速するとともに、社会全体での気候変動対策の推進につながることを期待しています。