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物流コラム

【第17回】物流システムと基幹システム ~倉庫管理システム(WMS)の必要性

※第17回目の物流に関するコラムを柴田道男がお送りします。

柴田さん企業の成長に伴ってシステムも進化と成長をしていくものです。大手の企業では販売や生産管理などの基幹システムに対して物流システムは分離されていることが多くなっています。物流システム、つまり倉庫管理システム(WMS)や輸配送管理システム(TMS)は独立して導入されるケースがほとんどです。とはいえ、本来一本化されている方がシンプルに見えるシステムを分離独立させるかどうかは中堅企業にとっては悩ましい問題となっています。

まず、大手企業はなぜ物流システムを基幹システム(販売や生産)と切り離して構築するのでしょうか。在庫管理が2重になってしまい、受注や生産指示に対する引当も各々で行うなどデメリットも少なくありません。全社で統一された在庫を持ち、営業も仕入担当も生産管理部門も一つの在庫データで管理できるシンプルさは魅力的です。 それは、会社の組織構造と似ています。小さな会社であれば、例えば営業の社内ルールの変更があった時には全社員を集めて、周知徹底をするということも可能です。組織が大きくなると全員参加の会議は非効率となってきますので、営業でのルール変更は他部門には部門長レベルのみに伝えて要点を一般社員に伝達する方式が採られます。

システムも同じように、取引先からデータの内容変更があった時に全システムの変更内容を洗い出して修正し、動作テストを行っていたのでは効率的とは言えません。物流部門で修正が必要な点だけを伝えられるように、物流システムが分離されていればポイントを絞って対応することが可能です。また、物流現場が複雑になってくるとモノの状態に応じた細かな管理が求められるようになります。荷姿や日付の管理、その特性に応じた置き場所の管理が必要になってきます。現場での対応をスムーズにするために、システムも柔軟でなければなりません。

倉庫管理システムを分離するメリットは、(1)システムの柔軟性を確保するため、(2)モノの管理に応じたきめ細かな対応を実現するため、の主に2点にあると言えます。

企業が成長の過程で、全社員での会議ができなくなって部門長だけの代表者会議に変わっていくように、物量の増大などに伴ってシステムも代表者連絡会議のように分離型でインターフェイスをもつ形に変えていく必要があるわけです。ではどのくらいで分離すべきかというと、一概には言えないのですが、やはり物流現場のアイテムや物量の明細が一人では把握できなくなった時機と言えます。数百種類のアイテムを持ち、一日の出荷明細行数が数百を超えると物流システムの分離独立の日が近いと考えられます。

倉庫管理システムは究極的には「置き場所管理」のシステムです。基幹システムの在庫管理と同期しながら商品がどこに置いてあるか、その置き場所によって現場作業をいかに正確にスピーディに行うかに重点が置かれます。物流現場の特性に応じて分離させるメリットをきちんと描いていくことも大切です。

  • 柴田さん、今回は倉庫管理は置き場所管理、って言い切ってますが物足りなくないですか?置き場所管理だけならシステム入れなくても済むような・・・。

  • そうですね、そこには量の問題が大切だと思います。

  • 量の問題?

  • さおりんの自宅の本棚の本が50冊しか無ければ、置き場所にも困らないし探すのも速いですよね。

  • そうですね、コミック入れたら100冊くらいありますけどね!

  • それが1000冊を超えてしまうと、見出しをつけたり分類して置きたくなりますよね?

  • ま、私はめんどくさいので、自由に置きたい派ですけどね!

  • お願いだから、分類して置きたくなってください!

  • じゃ、なってあげます、そしたらどうなるんですか?

  • よく読むコミック本を手前に置いたりすれば探す時間と取りに歩く手間が省けるでしょう?

  • ま、コミックは今はネットでしか読みませんけどね。

  • お願いだからコミックを本棚でウロウロしながら探してください。楽になりますよね?見出しをつければ。

  • 楽になってあげましょう。

  • そこで、よく読む本とそうでない本を置き場所で分けてという、探すときの効率を考えたロケーション管理が生まれるわけです。

  • ロケーション管理と言われると置き場管理よりカッコイイ気はします。

  • そこで、蔵書の値段とかを気にするよりは同じ本でも古いものと新しいものをきちんと管理する方が物流現場では大事なんです。現場で作業する人に無駄なことに気を遣わせずに目的に沿ったポイントで作業してもらうことが大切なんですよ。

  • なるほど、少しわかりました。私の部屋の玄関に散らかっている靴、特にブーツをいい加減に片付けろ!と言いたいんですね。

  • そんなことは言ってませんが、ブーツがまだ玄関に??もう真夏ですよ!

  • 何十足もあると片づける場所が無いんです!

  • いい、収納グッズ紹介しますよ!

  • ほんとですか?!靴の置き場所管理のソリューションもあるんですか?!

  • フフフ。ロケーション管理の専門家なんですから任せてください。でも、その前にちゃんと靴に見出しつけてください。

  • 見出しとロケーション管理ですね、かしこまりました!靴収納の専門家!

  • いや、そこじゃないですから。

柴田道男(しばた みちお)
NECマネージャー/物流技術管理士
約20年に渡り物流業界を担当。
物流現場の見学は200ヶ所以上にのぼり、製造・プロセスから流通まで幅広い分野の物流現場に精通。物流PKGの企画・管理を含めたお客様向けのソリューション活動を展開中。

倉庫管理システム(WMS)

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