NEC MULTINA C2000 プリンタドライバご使用時の注意事項
MULTINA C2000 Printer Driverについての注意事項が記載されています。
ご使用になる前にぜひご一読ください。
本プリンタは、多くの便利な機能を搭載しています。
アプリケーションによっては同様の機能を独自に実現しているものがあります。
このような場合、設定方法等に注意が必要な場合があります。
以下に、各機能の注意事項を記載します。
(1) プリンタフォントについて
- 日本語プリンタドライバについて
日本語プリンタドライバにて日本国外で販売されている装置に日本語フォントを含む原稿をプリントする場合、プリンタドライバのダウンロードフォントを、「アウトライン」もしくは「ビットマップ」に設定して印刷して下さい。
(2) 用紙サイズ指定について
- 用紙サイズ指定通りにならない場合
用紙サイズは、プリンタプロパティで指定することができますが、アプリケーションによっては、プリンタプロパティで指定した用紙サイズが無効となる場合があります。
→アプリケーションの印刷メニューで用紙サイズを指定してください。
- ワイド紙について
ワイド紙に印刷する場合、プリントを実行する前に、予めトレイに用紙をセットし、装置の用紙サイズ設定を行って下さい。
→設定の仕方は、本体のユーザーズガイドをご覧下さい。
(3) 給紙トレイの指定について
- 給紙トレイが指定できない
- 給紙トレイとしてオプションのトレイを指定するには、実際にオプションの給紙ユニットが必要です。更に、プリンタドライバの装置オプションの設定で、その給紙ユニットが選択されている必要があります。
→給紙ユニットの有無と、装置オプションの設定を確認してください。
- 指定する用紙サイズによっては給紙方法に制限がある場合があります。
- 給紙方法が指定通りにならない
- 給紙トレイは、プリンタプロパティから指定することができますが、アプリケーションによっては、プリンタプロパティで指定した給紙トレイが無効となる場合があります。
→アプリケーションの印刷メニューで給紙トレイを指定してください。
- 装置にセットされている用紙サイズによっては、指定したトレイとは別のトレイから給紙される場合があります。
(4) 印刷の向き指定について
- 印刷の向きが指定通りにならない
- 印刷の向きは、プリンタプロパティから指定することができますが、アプリケーションによっては、プリンタプロパティで指定した印刷の向きが無効となる場合があります。
→アプリケーションで印刷の向きを指定してください。
(5) ソート機能について
- ソートが指定通りにならない
ソートは、プリンタプロパティから指定することができますが、アプリケーションによっては、印刷メニューでソートを指定すると、次のような現象が発生する場合があります。
- ページ割付を指定すると、n部目の最終頁とn+1部目の先頭頁が同じ用紙に印刷される。
- 両面を指定すると、n部目の最終頁の裏面に、n+1部目の先頭頁が印刷される。
- セキュリティ印刷を指定すると、装置に部数分のプリント待ち文書ができる。
- 複数部数の印刷で、ウォーターマークを先頭頁のみ指定した場合、1文書目の先頭頁だけにウォーターマークが印刷される。
- 仕分けを指定しても、仕分けされずに出力される。
→印刷メニューではソートなしに指定し、プリンタプロパティでソートありに指定してください。
- MacOS 9では、プリントダイアログ上では設定できますが、ソートの機能を実際に使用するには増設メモリが必要です。
(6) 部数指定について
- 部数が指定通りにならない
部数は、プリンタプロパティと、ほとんどのアプリケーションの印刷メニューから指定することができますが、アプリケーションによって、プリンタプロパティの指定と、印刷メニューの指定のどちらが優先されるかが異なります。
→まず、印刷メニューの部数を1部に指定し、プリンタプロパティで希望する部数を指定してください。
これで1部しか印刷されない場合は、印刷メニューで希望する部数を指定してください。
- アプリケーションの部数の設定について
アプリケーションによっては、装置の上限部数を超える部数を指定できるものがありますが、装置の上限部数を超えて印刷することはできません。
(7) 部門管理について
- 部門管理下での印刷について
部門管理を行っている装置に印刷する場合、正しい部門名、パスワードを入力しないと印刷が行われません。
- 部門管理で上限値を超えた場合
部門管理機能で上限設定を行っており、上限値を超えた印刷ジョブが出力されずに途中で停止した場合、後続の印刷ジョブは、停止しているジョブを解除するまで、出力されません。
→管理者に上限設定を解除してもらって出力するか、もしくは停止している印刷ジョブを削除して下さい。
(8) その他
- 印刷処理中の電源の切断
印刷処理中の電源の切断は、動作異常の原因となりますので、行わないで下さい。誤って、印刷処理中に電源を切断して動作に異常が出てしまった場合には、一旦電源を切り、再度、電源を入れるようにして下さい。
- スクリーンフォント
スクリーンフォントをコンピュータにインストールし、そのフォントを使用して印刷した場合、一部のフォントや文字が正しく印刷されない場合があります。
- Mac OS XドライバのOS標準タブ(OS機能タブ)の禁則について
OS標準タブ以外の追加機能タブ[セットアップ、出力設定、画像品質、セキュリティ、など]内で設定した機能と、OS機能タブ内の設定機能とが組み合わせ禁止の関係であっても、両者の組み合わせに制限は働きません。
- Mac OS でのUSBによる印刷
Mac OSから本プリンタへのUSBによる印刷はできません。
- Mac OS Xでの[画像品質]
原稿データによっては、[画像品質]の設定が機能しない場合があります。
- Mac OS 10.4.0、および10.4.1では、色付きの網掛け、模様が黒色で印刷されます。
→Mac OSを10.4.2以上にアップデートすることで正常に印刷できるようになります。
- Root権限での印刷について
Root権限でログインしている場合、印刷設定画面が正しく表示されません。他の権限でログインし直して、印刷を行って下さい。
- OS標準の機能とプリンタの機能について
印刷設定画面で設定可能なモードには、OSで実現するものとプリンタで実現するものがあります。
正しく印刷されない場合は、OSで実現する機能を使用しないでください。
OSで実現する機能とは、以下の画面以外の機能となります。
MacOS X : "出力方法","レイアウト","給紙トレイ","画像品質"
MacOS 9 : "Finishing Options 1","Finishing Options 2","Finishing Options 3"
- MacOS 9での「再プリント」について
プリンタとの通信状態によっては、印刷されずにエラーメッセージが表示されることがあります。
その場合、「再プリント」を選択すると、正しく印刷されません。
「再プリント」を選択せず「作業続行」又は「一時保留」を選択してください。
保留状態となりますので、「送信ボタン」を押してください。正常に印刷される場合があります。
特定のアプリケーションによる注意/制限事項
(1) Microsoft Office
- Microsoft Office のオートシェイプ図形の印刷について
[オートシェイプの書式設定]-[色と線]タブの[塗りつぶし]欄の[半透明にする]チェックボックスをオンに設定し、縮小や拡大印刷した場合、オートシェイプ図形の塗りつぶし部分が正しく印刷されないことがあります。
- Microsoft Word X for Macでの用紙サイズ混載印刷について
Mac OS XにおいてWord X for Mac等のアプリケーションからの用紙サイズ混載印刷はアプリケーションの制限により全て最初の用紙サイズで印刷されます。
(2) ジャストシステム一太郎について
- 印刷が正常に行われない場合は、印刷ダイアログボックスの[詳細]タブの[ポストスクリプトコード]欄を[ポストスクリプトコードで出力]に指定してください。
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