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JAXAの水循環変動観測衛星「しずく」の定常観測準備が完了~ NECが衛星システム取りまとめや運用支援等を担当 ~

2012年8月10日
日本電気株式会社



<「しずく」について>
NECホームページhttp://www.nec.co.jp/space/GCOM_W1/index.html
JAXAホームページhttp://www.jaxa.jp/projects/sat/gcom_w/index_j.html
<NEC宇宙プロモーション 「しずく」特設サイト>
http://jpn.nec.com/ad/cosmos/shizuku/special/



本日、宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)の第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1、本年5月18日打ち上げ)について、打ち上げ後約3ヶ月間にわたり実施してきた衛星の軌道調整及び機能性能確認作業が完了しました。
その結果、「しずく」は計画通りの観測軌道に投入できたこと及び衛星として要求通りの機能性能を満足したことを確認しました。今後はユーザーへの観測データ提供に向けて、さらなる精度向上のため初期校正検証を実施します。

NECは、JAXA指導のもと主契約者(プライムコントラクター)として「しずく」の衛星システム及び主要コンポーネントの設計、製造、試験を担当するとともに、打ち上げ後の初期機能確認作業の実施や衛星の運用を地上から支援する地上システム(取得データの処理装置を含むミッション運用系システム、衛星管制システム)の開発を担当しており、「しずく」をトータルでサポートしています。
NECは引き続き、初期校正検証や「しずく」の観測データを幅広くユーザーに提供するためのデータ処理などを支援して参ります。

「しずく」は、宇宙から地球の環境変動をグローバルに長期間にわたって観測する地球環境変動観測ミッション(GCOM、注1)を構成する水循環変動観測衛星(GCOM-W)のシリーズの1号機です。搭載したマイクロ波放射計(AMSR2、注3)を用いて地球規模での降水量、水蒸気、海面水温、海上風速などのデータを継続的に取得し、より正確な気象予測や水資源管理などに利用され国内外の研究者のみならず私たちの暮らしにも役立つ人工衛星です。

GCOMは、水循環変動観測衛星(GCOM-W)と気候変動観測衛星(GCOM-C)により水循環と気候変動を長期に監視し、そのメカニズムの解明や長期変動予測の精度向上などによって世界に貢献するJAXAのミッションです。
なお、NECは気候変動観測衛星(GCOM-C)1号機の衛星システム及び観測センサ(SGLI、注2)の設計、製造、試験も担当しています。

NECは、日本の宇宙開発とともに培ってきた最先端の宇宙技術を基盤として、人と地球にやさしい情報社会の実現を目指します。
なお、「しずく」の概要は別紙をご参照ください。



【別紙】 第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)の概要



以上


(注1) GCOM:Global Change Observation Mission

(注2) 高性能マイクロ波放射計:AMSR2(Advanced Microwave Scanning Radiometer)
地表や海面、大気などから自然に放射されるマイクロ波と呼ばれる電磁波を観測するセンサ。

(注3) SGLI:Second generation GLobal Imager
多波長光学放射計。近紫外から熱赤外域の複数の波長域(380nm~12μm)で観測を行う光学センサ。


「しずく」について

NEC宇宙プロモーション 「しずく」特設サイト

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 宇宙事業開発戦略室 川内
TEL:03-5308-1586

私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。

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