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建設業界の動向
建設現場では若手を中心とした労働力不足が続いています。国土交通省が発表した建設労働需給調査結果(令和4年12月調査)によると、8職種すべてで労働力不足となっており、労働時間においては、全産業のうち運輸業・郵便業の165時間/月に次いで多く、163.6時間/月となっており、人手不足に拍車をかける状況となっています。このような中、2024年から時間外労働の上限規制が建設業にも適用されるため、建設業各社では働き方改革に取り組み始めています。
一方で、技能労働者の高齢化も課題となっており、建設業振興基金は、技能者の経験と技能に関する情報を業界統一のルールで蓄積し、適切な評価と処遇の改善、技能の研鑽を図ることを目指す「建設キャリアアップシステム」を19年4月に立ち上げました。
労働力不足、働き方改革、高齢化による技術継承問題など、建設業界はこれらの課題に対して迅速な対応が迫られています。
建設業になぜDXが必要か
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建設業が抱える課題とDX
建設業界の労働力不足、少子高齢化の技術継承問題に対処するには、いかに効率的に業務を遂行し、専門知識やノウハウを蓄積し継承していくかが課題となります。また、現実的な問題として2024年4月にスタートする建設業の時間外労働上限規制にも対応しなければなりません。
これらの課題を解決するには、従来のやり方では限界があり、データとデジタルを活用し、ビジネスモデルを変革するとともに業務や組織、プロセスを変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が求められています。
※国土交通省が推進する「i-Construction」は、デジタル技術の活用により生産性向上を目指すという、DXと同様の意味合いを持っています。
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建設DXへの取り組み
建設業界のDXは産業全体の中でも進んでいると言われています。特に大手ゼネコンを中心にDXが進み、さまざまな技術が活用されています。
<技術活用例>- クラウドサービス
インターネット上の仮想サーバーにあるサービスを、パソコン、スマホ、タブレットを使って、作業現場等どこにいても利用することができます。 - ICT(情報通信技術)
通信技術を活用してコミュニケーションをとることができ、現場で入退管理が行えたり、オンラインで会議をしたり、ドローンで測量して3次元測量データ化することもできます。 - 5G(第5世代移動通信システム)
超高速で大容量の通信ができるため、現場状況をリアルタイムに把握したり遠隔操作が可能になります。 - AI(人工知能)
膨大なデータを速やかに処理できるため、現場の画像をAIが分析して、工事の進捗状況を判定することも可能になります。
- クラウドサービス
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NECがご支援できること
建設業界の深刻な課題である労働力不足と低生産性。国土交通省は、ICTによる建設生産性向上の取り組み「i-Construction」において、2025年に20%労働生産性向上を目指しています。
NECでは、この生産性向上をICTで貢献するため、「建設クラウド」や「建設現場DX」を推進するさまざまなソリューションを提供し、建設業のみなさまがスピーディに課題解決できるよう支援いたします。
NECの建設業ソリューション
事例紹介
建設クラウド(CI-NET連携)で電子商取引を拡大。見積、注文の電子化で、業務負担を大幅に削減。
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原価管理システムを「建設クラウド」で刷新。業務フローの標準化と原価管理の精度向上を実現。
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東急建設株式会社様・株式会社竹中土木様・日本国土開発株式会社様・TSUCHIYA株式会社様
ユーザ企業4社とNECが共同で開発する、建設業向け基幹業務クラウドサービス。
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建設業向け関連サービス
サイバーセキュリティ
年々高度化するサイバー攻撃などの脅威に対し、お客さまのセキュリティ強化をご支援します。
生体認証を活用した「オフィス」や「施工現場」のデジタル化
生体認証を共通IDに複数の場所やサービスで一貫した体験をご提供します。
BluStellar(ブルーステラ)
BluStellar(ブルーステラ) は、お客さまの変革を成功へ導く価値創造モデルです。
購買調達ソリューション
購買管理EDIツール(C-TRADE)
建設業界標準EDI規約CI-NET LiteSに対応したEDIツール。製品の組み合わせにより小規模~大規模システム構築に対応。
環境パフォーマンス管理ソリューション
(GreenGlobeX:GGX)
工場やオフィスなど国内外複数ある拠点の環境データを効率的に収集・集計するソリューションです。