CLUSTERPRO X HA/ApplicationMonitor ClientEdition - 特長/機能
特長
1. DBアクセスチェック
- 一定時間ごとにインスタンスに接続し、データベースの更新を行うことでDBへのアクセス可否を監視することができます。
2. 任意の処理の自動実行
- DBへのアクセス不可を検出した際、およびDBへのアクセスが復旧した際に、任意の処理を自動的に実行することができます。
3. 業務停止時間の短縮
- DBサーバ接続のタイムアウトが発生する前に接続先の切り替えを行うため、Oracle Real Application Clusters(RAC)単体で運用した場合と比較して、業務停止時間を短縮することができます。
4. 一時的な中断/再開
- ApplicationMonitor ClientEditionを停止することなく、監視を一時的に中断/再開することができます。
5. 監視結果取得用APIの提供
- ApplicationMonitor ClientEditionでの監視結果を取得するためのAPIを提供します。
機能
DBアクセスチェック
- DBにアクセスすることでDBへのアクセス可否を定期的に監視します。また、APサーバから監視することで業務アプリケーションにより近い立場での監視を行うことができます。これにより、業務アプリケーションに影響せず定期的な監視が可能です。*1 *2
- *1本製品は、DBへのアクセス不可が発生した DBサーバの停止は行いません。 DBサーバの停止が必要な場合は、ApplicationMonitor for RACを併用してください。
- *2DBへのアクセス可否を監視するものであるため、Oracleインスタンス、ネットワーク、およびDB/APサーバの高負荷を起因とするアクセスの遅延が発生した場合にも、アクセス不可と判断することがあります。そのため、タイムアウト値の設定については十分考慮してください。
任意の処理の実行
- DBアクセス不可と判断された場合に、任意の処理を実行することが可能です。また、DBアクセス不可と判断した後も監視を継続するため、復旧時にも任意の処理を実行することができます。これにより、より高度な可用性システムの構築が可能です。
- アクセスチェック機能に障害が発生した場合、任意の処理による障害通知が可能です。
監視の中断による運用性/保守性の向上
- ApplicationMonitor ClientEditionが動作した状態で、監視を一時的に中断/再開することができるため、システムの保守性/運用性が向上します。
監視プロセスの一括管理
- 接続経路数分起動された監視プロセスを一括管理します。
監視結果取得用 API の提供
- ApplicationMonitor ClientEditionへ接続し、DBアクセス可否判定結果を取得するAPIを提供します。
- 業務アプリケーションは、APIを使って業務システムに適したDBアクセスチェック、接続先切り替えを実行することが可能です。
- 提供するAPI には、C言語用のライブラリとJava用API があります。