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2015年 大会結果
氏名 | 1R | 2R | 3R | 合計 | スコア | 順位 | 開催コース名 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
テレサ・ルー | 64 | 71 | 67 | 202 | -14 | 優勝 | 軽井沢72G北コース |
酒井 美紀 | 71 | 68 | 65 | 204 | -12 | 2T | 軽井沢72G北コース |
渡邉 彩香 | 72 | 67 | 65 | 204 | -12 | 2T | 軽井沢72G北コース |
原 江里菜 | 71 | 67 | 67 | 205 | -11 | 4T | 軽井沢72G北コース |
西山 ゆかり | 67 | 69 | 69 | 205 | -11 | 4T | 軽井沢72G北コース |
大会最終日
天候:曇り時々雨、気温:20.0℃、風速:2.3m。
朝からの冷たい雨も上がり、午後には晴れ間ものぞいた最終日。5バーディー、ノーボギーの67で回り通算14アンダーまでスコアを伸ばしたテレサ・ルーが、白熱したバーディー合戦を制し今季3勝目、ツアー通算7勝目を飾った。
2打差の2位タイにはこの日のベストスコアとなる65をマークした渡邉彩香と酒井美紀が入り、ホステスプロの原江里菜(NEC所属)は最終18番でバーディーを奪うなど5つスコアを伸ばし通算11アンダーの4位タイで大会を終えた。また、今年の『ルーキー・オブ・ザ・NEC軽井沢72賞』には通算10アンダー8位タイでフィニッシュしたペヒキョンが獲得した。
首位と2打差の3位からスタートしたテレサ・ルーは、1番で3メートルを沈め、幸先良くバーディーを奪い首位を捉えると「今日はアイアンショットがすごく良かったので、ピンそばにバンバンいきました」と、その後もチャンスを量産。優勝を意識し過ぎて自滅した「全英リコー女子オープン」の反省を活かし「色々なことを考えちゃうので、スコアボードを見ないでやりました」と最後まで安定したプレーを披露し、今季3勝目を見事な逆転で手に入れた。この優勝で今季獲得賞金も8000万円を突破したが「賞金女王はまだまだだと思う。それより平均ストロークに集中したいと思っています」。今大会後の平均ストロークは70.0833。目標としている平均ストローク60台に向けて大きな勝利となった。
渡邉彩香選手のコメント
12アンダー 2位タイ
「2番ホールで良いパットが入ってくれて気持ち的に乗って行けたと思います。スタート前に優勝スコアは14アンダーぐらいになると予想していました。後半4連続バーディーの後、16番パー5ではティーショットで力が入ってしまいました」「17番も3~4mのバーディーチャンスを外したのには悔いが残りますね。もう1個(バーディー)がなかなか来なかったです。優勝には届かなかったけど、今日のパッティングは良かったし、これから好きな試合が続くので今後が楽しみです」。
酒井美紀選手のコメント
12アンダー 2位タイ
「今週は特にショットが良く、パッティングの打ち方、リズムも変えたのが良かったです。自信を持って臨めました。ここは標高も高く飛距離が出るので気持ち良くプレー出来ました。ツアー前半戦はもたもたしてしまったけど、後半戦に入って良い感じになってきているのでパッティングが噛み合ってくれれば。これから勝ちたいけど、まずはこの調子をキープしつつ賞金ランク25位以内を目指したいと思います」。
ホステスプロ・原江里菜(NEC所属)選手のコメント
11アンダー 4位タイ
「今日もすごい良かったわけじゃないけど、パッティングが決まってくれたのでスコアに繋がったと思います。大事な場面で良いショットも出てくれたし、上り3ホールでショットの修正点も見えてきたので良かったです。(ホステスプロとして1年に1回のビッグイベントが終わって)結果としてはほぼ100点に近かったけど、万全な状態で入れなかったので、今後はしっかり調整する力をつけて、ここ軽井沢に帰ってきたいですね。3日間応援ありがとうございました」。
大会2日目
天候:晴れ、気温:26.1℃、風速:2.2m。
穏やかな晴天のなか行われた大会2日目はムービングデーにふさわしい展開となった。単独首位に立ったのは66をマークし通算11アンダーまでスコアを伸ばした服部真夕。1打差の通算10アンダー2位に本大会2006年優勝の大山志保、さらに1打差9アンダーの3位に昨日首位のテレサ・ルーが続き、ホステスプロの原江里菜(NEC所属)は5つスコアを伸ばし通算6アンダーの8位タイに浮上した。また、インコースからスタートした渡邉彩香が16番でアルバトロス、5番ホールでイーグルを奪い、2011年の有村智恵以来、史上2人目となる同一ラウンドでのアルバトロス&イーグル達成の快挙を成し遂げた。
首位と3打差の3位タイからスタートした服部真夕が、出だしからの3連続を含む7バーディー、1ボギーの66をマークし単独首位に浮上した。
1番でディボットからの2打目をグリーン右横カラーまで運び、そこからの8メートルを決めてバーディーを奪うと「トントンとバーディーが来てくれた」と2番で30センチ、3番ではチップインで3連続。4番でボギーを叩くも、「ショットは良かったし、後半はしっかりパーセーブもできた」とその後4バーディーで、通算11アンダーまでスコアを伸ばし「本当に満足のいく2日目でした」と笑顔を見せた。
2007年にプロ入りし、翌08年に初優勝。その後3勝し、順調に一流プロの仲間入りを果たしたが一昨年あたりからアプローチに悩みが生じ、今季パーオン率は18位につけるも、リカバリー率が94位で平均ストローク81位と低迷していた。
しかし「先週久しぶりに多くのギャラリーのいるなかでプレーして耐えることができたので、本当に良い経験になったし、自分に期待しながらやっていきたい」と復調気配で迎えた今週、2013年「スタンレーレディス」以来の単独首位で最終日を迎えることになった。
「明日はかなり緊張感のあるプレーになってくると思うけど、ここは伸ばさないと勝てないコース。今は自信を持ってショットを打てているので、気持ちで負けないように、しっかり前を向いて最後までやっていきたいです」と冷静に、そして力強くはっきりと話した服部が3年ぶりの勝利に向けて突き進む。
大山志保選手のコメント
10アンダー 2位
※後半(インコース)でハーフ29の自己ベストを叩き出す。
「ピンに付いたのは全部入る気がしましたし、絶対入れると思って打ちました。このコースはすごく好きですね。景色も素晴らしいですし、ギャラリーの方々の応援もすごいので、私自身も気合いが入ります。明日はティーショットをフェアウェイに確実に置くことを心がけて、アイアンとパッティングはすごく調子が良いので、ティーショットさえ力まず打てれば。15アンダー以上出せるように1打1打、一所懸命やりたい」。
ホステスプロ・原江里菜選手(NEC所属)のコメント
6アンダー 8位タイ
「まだショットが悪くて自己評価としては40点です。それでもミスショットしたホールは長いパッティングが決まったりして、全体的な流れが良かったのでスコアメイク出来ました。ショット、パットの噛み合わせは120点だったと思います。今日はチップインなどもあったし運はあると思うので、もう少しショットを修正して明日に臨みたい。明日は攻めるところは攻めて、我慢するところは我慢してと、バランス良く出来れば良いなと思います」。
渡邉彩香選手のコメント
5アンダー 14位タイ
※16番ホールでLPGA史上12回目のアルバトロスを達成(11人目)
16番ホール(480Y/PAR5) セカンド残り195Y 4番アイアン
「ピン手前から転がって入りました。入った瞬間も見えましたね。ショットもラインも完璧でした。今週はショットの調子はすごく良いのにパッティングが悪くてスコアを伸ばせないモヤモヤが続いてたけど、パッティングが入らない分、こういうこともあるんだなと思いました。今日は気を付けて帰ろうと思います(笑)。トップとの差はあるけど、ここはビッグスコアが出るコースなので、今日のようなショットを打ってチャンスがくれば、一発入ればいけそうな感触なので諦めずにやりたいと思います」。
『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』が開幕!
夏の軽井沢の風物詩、LPGAツアー『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』が、今年も8月14日(金)〜16日(日)までの3日間、長野県北佐久郡の軽井沢72ゴルフ北コース(6,583Yards,Par72)で開催。
今年で24回目を迎えた本大会には、現在賞金ランキング1位のディフェンディングチャンピオン・イボミをはじめ、先日約7年振りのツアー優勝を飾ったホステスプロの原江里菜、本大会最多の4勝を挙げている福嶋晃子、前週の大会でツアー初優勝を飾った西山ゆかりやアマチュアの勝みなみ、山口すず夏など総勢108名のプレーヤーが集結し、緑そよぐ爽やかな夏の軽井沢で熱戦が繰り広げられた。
大会初日
天候:曇り、気温:26.4℃、風速:2.1m。
午前中は軽井沢らしい爽やかな気候だったが、午後に入り突然の大雨に見舞われた大会初日。天候の変化に左右されることなく、台湾のテレサ・ルーが8バーディー、ノーボギーの64を叩き出し単独トップに立った。1打差の7アンダー2位には、『2015ルーキー・オブ・ザ・NEC軽井沢72賞』対象選手の鈴木愛、さらに2打差の5アンダー、3位グループには前週大会でツアー初優勝を飾った西山ゆかりなど5人が続いている。ディフェンディングチャンピオンのイボミは4アンダー8位タイと好位置に付け、ホステスプロの原江里菜(NEC所属)は、1アンダー37位タイとやや出遅れた。
単独トップのテレサ・ルーは、「今日は調子が良かったので、ティーショットもセカンドショットもイメージ通りにいきました。4番ホール以外は全部パーオンしたし、一日中ほとんどバーディーパットでした」と、納得の笑顔で初日のプレーを振り返った。今月頭に行われた「全英リコー女子オープン」では最終日を首位で迎えた。しかし「優勝のことを考え過ぎてしまってパッティングが上手くいかなかった」と74を叩き、「他の3日間はあんまり考えずにできたのに…、メンタルが弱いのかな」と猛省。その経験から「余計なことを考えないで、自分のルーティンをキープしてやることだけ」に集中した今日は「チャンスをたくさん作れた」とバーディーを量産し、すぐさま結果を出してみせた。「グリーンが止まりやすいので、みんなバーディーを取ってくるし、優勝スコアは20アンダー近くまでいくと思うと冷静に分析したテレサ。「明日も余計なことは考えないで、自分のルーティンだけに集中していきます」と自信に満ちた表情で締め括った。
鈴木 愛選手のコメント
7アンダー 2位
「ショットが悪かったけど、段々噛み合ってきてパーオンを外さなくなりましたね。パーオンしてバーディーパットを打てていれば入る可能性も増えるし、パッティングの調子がすごく良いのでこれだけのバーディー数に繋がっていると思います。(先週プレーオフで惜敗も)勝ちたい、勝ちたいと思うほど、周りの人に優勝が遠ざかると言われたのであまり意識しないように明日以降頑張りたいです」。
先週大会でツアー初優勝 西山ゆかり選手のコメント
5アンダー 3位タイ
「今日は出だしでバーディー取れたのでちょっと楽になりました。意識はしていないつもりでも優勝した翌週でしっかりやりたい、ミスしたら嫌だと思っていたところもあるので、出だしのバーディーで流れがつかめたと思います。こういう形でゴルフをし続けることが目標ですし、今週も54ホール終わった時に首位に立っていられれば良いなと思います。一打一打、一球入魂で今週も頑張ります」。
ディフェンディングチャンピオン イボミ選手のコメント
1アンダー 37位タイ
「今日はショットもパッティングも良かったです。出だしがボギーだったけど、このコースは相性が良いと思っているんで、キャディーの清水さんと相談しながら良い方向にもっていけました。去年は2日目に8アンダーを出しているし、ショットの調子は良いので明日は8アンダーを目指したいです」。
ホステスプロ 原江里菜選手(NEC所属)のコメント
1アンダー 37位タイ
「あまり私自身の状態が良くない中では耐えたと思います。ショットを良くしたい、もっとショットを整えたい気持ちが強すぎてここ最近していないミスとか出てしまいました。ホステスプロとして良いプレーを見せたい気持ちがあるので、万全の状態じゃないのは悔しいけど、私自身の状態を整えて明日以降に臨みたいと思います」。