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2022年 大会結果

優勝 岩井 千怜 選手

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 優勝 岩井 千怜 選手

トーナメント最終日 8月14日(日)

天候:曇り 気温:25.1℃ 風速:西3.3m/s

首位と3打差に10人がひしめく大混戦でのスタートとなった大会最終日。前半からスコアの伸ばし合いで、息詰まるような優勝争いが展開された。首位タイからスタートしたツアールーキーの岩井千怜が、一時は首位を譲るも後半3つのバーディーを奪う猛チャージで、通算13アンダーで大混戦を制し、涙のツアー初優勝を挙げた。

岩井千怜は、双子の姉・明愛とともに昨年プロテストに一発合格し注目を集めると、1年目でステップ・アップ・ツアー初優勝。今年はQTランキング上位の資格でレギュラーツアーにルーキーとして臨み、6月に自己最高2位に入ると、ここ2大会連続トップ10入りと好調を持続して今大会に参戦した。初日2位発進、2日目には首位タイに並ぶと、今年3度目となる最終日最終組。前日には「この位置で回れるのは嬉しいこと。楽しまなきゃ損」と初優勝がかかるプレッシャーもはねのけ、持ち前の攻めのゴルフでピンを果敢に狙った。一時は首位を譲るも後半10番、11番、13番でバーディーを奪い、通算13アンダーで93期生、同世代(2002年度生まれ)で一番乗りとなるレギュラーツアー初優勝を成し遂げた。双子の優勝はJLPGAツアー史上初、若手が席巻する女子ゴルフ界の主役に名乗りを挙げた。

1打差の通算12アンダー2位タイには、AIG全英女子オープン帰りの勝みなみ、堀琴音や今季初勝利を狙った吉田優利、吉本ひかる、植竹希望、岡山絵里の6人が続いた。
『ルーキー・オブ・ザ・NEC軽井沢72賞』は、優勝の岩井千怜が受賞し、ベストアマチュア賞には、3日間アンダーパーの安定したプレーを見せて通算8アンダー、16位タイに入った日本ウェルネススポーツ大学1年で吉田優利の妹・吉田鈴さんが輝いた。また、最終日64ストロークをマークした菅沼菜々がベストスコア賞を獲得した。

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 岩井 千怜 選手
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 岩井 千怜 選手

岩井 千怜 選手のコメント

通算13アンダー 優勝(※ルーキー・オブ・ザ・NEC軽井沢72賞も受賞)
「最後は2パットで上がりたかったですが緊張で外してしまいました。気持ちよく終わりたかったですが、優勝できてすごく嬉しかったです。入った瞬間、勝ったな、やったなという気持ちでした。今年はQTで失敗して上位に入れず、それでもチャンスを掴んで、ここまで苦しいこともあったけど、努力してきて良かった、報われたと思って最後涙が出てしまいました。優勝の一番の要因は、後半入ってから10番、11番のバーディーです。ティーショット、セカンドと全部振り切れたので、そこで次に繋がるショットを打ち続けられて流れに乗っていけたと思います。その連続バーディーで「よっしゃー、キタ!ここからが本番だ!」と、やる気に満ち溢れていました。緊張もしましたが、それよりも楽しんでるほうが大きかったです。今後の目標は日本女子オープンで勝つことです。今回の優勝で自分にもできると自信になりました。自信を持ったまま、次の優勝に繋げていけたらと思います」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 吉本 ひかる 選手

吉本 ひかる 選手のコメント

通算12アンダー 2位タイ
「やりきったので悔いはないです。インコースはちょっと距離感が合わず、バーディチャンスにも付けられなかったけど、しぶいパーパットとかしっかり決められたのでパッティングは良かったと思います。今日最初のティーショットだけ緊張しましたが、そこからは自然にリラックスして優勝争いを楽しみながらやれました。去年に比べたら、ここまで来れると思っていなかったので、今回で自信にもなりました。残りの試合でもっともっと優勝争いできるように頑張りたいです」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 菅沼 菜々 選手

菅沼 菜々 選手のコメント

通算11アンダー 8位(最終日64ストローク(8アンダー)でベストスコア賞を受賞)
「初日からショットが良くなかったので、今日は心配でしたが、ショットも良くなって、パッティングも入ってくれたので良かったです。ベストスコア賞を獲得して嬉しいです。賞金30万円は、最近ハマってる「ちいかわ」のキャラクターのぬいぐるみを大人買いします!」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 吉田 鈴 選手

吉田 鈴 選手のコメント

通算8アンダー 16位タイ(ベストアマチュア賞を受賞)
「ベストアマチュアは嬉しいです。トーナメントでは5アンダーが最少スコアだったので、すごい良かったです。もったいないミスもあったけど、1試合ごとに成長して、ミスが減ってきました。去年よりも力はついてきているので、プロテストでも自分のマネジメントを崩さないでやっていけたらなと思います。プロテストだけじゃなく、QTで上位に入って来年前半戦の出場権を得て、来年はプロとしてここに戻ってきたいです」


トーナメント2日目 8月13日(土)

天候:曇り時々雨 気温:21.0℃ 風速:東北東3.0m/s
台風8号の影響で時折、強い雨や霧が出るなど厳しいコンディションとなった大会2日目。そんな中でもムービングサタデーらしく、スコアを大きく伸ばした選手が上位に顔を揃え、優勝争いは大混戦の様相を呈している。
通算10アンダーのトップタイには、今年ツアールーキーの岩井千怜と悲願のツアー初優勝を狙う吉本ひかるが並んだ。ともに68ストロークで回り、二桁アンダーまでスコアを伸ばした。岩井はここ2大会連続トップ10入りと好調を持続、最終日最終組でツアー初Vを狙う。同じくツアー初優勝を狙う吉本は、今大会4年連続予選落ちと苦手コースを克服し、2日連続のノーボギーラウンド。悲願のツアー初優勝に向けて絶好の位置で最終日を迎える。
1打差の通算9アンダー、3位タイには、前週の海外メジャー「AIG全英女子オープン」で15位に入る健闘をみせた堀琴音が、この日のベストスコアタイとなる67ストロークをマークして、初日6位タイからジャンプアップ。同じく67ストロークをマークした吉田優利も9アンダー、3位タイから逆転での今シーズン初優勝を狙う。
昨年大会覇者の小祝さくらは、通算1アンダーの60位タイでカットラインに1打足りずに無念の予選落ち。NEC所属の原江里菜は、この日1アンダーと好プレーを見せるも通算イーブンパーの65位タイで予選落ち。同じくNEC所属の安田祐香は、通算2オーバー、84位タイで予選落ちを喫した。

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 岩井 千怜 選手

岩井 千怜 選手のコメント

通算10アンダー トップタイ
「今日はパッティングが良くて、7ヤード、5ヤードが入ったり、自分の思ったところにしっかり打てていました。2大会連続トップ10フィニッシュで、ゴルフの調子も良いですし、あまり考え過ぎずに淡々とプレー出来ているのが最近の良い流れに繋がっていると思います。明日も攻めるところはピンを狙って、そしてバーディーチャンスに付いたところは全部入れる気持ちでいきます。優勝はやっぱりしたいです。緊張すると思うけど、この位置で回れるのは嬉しいことなので楽しまなきゃ損だなと思います」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 吉本 ひかる 選手

吉本 ひかる 選手のコメント

通算10アンダー トップタイ
「前半はけっこうグリーンに乗らなかったのですが、アプローチとパッティングで耐えて、、9番のバーディーから波に乗っていけました。このコースは苦手意識が強くて、今週も予選通過を目標にしていたけど、昨日からノーボギーの10アンダーで回れているのはすごい不思議です。最終日もスコアの伸ばし合いになると思う。しっかり優勝を目指しながら、自分のプレーに集中して精一杯やっていきたいと思います」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 堀 琴音 選手

堀 琴音 選手のコメント

通算9アンダー 3位タイ
「少しもったいないボギーもありましたけど、昨日よりスコアを伸ばせたので良かったです。時差ボケはもう大丈夫ですし、今のところ体力も大丈夫です。明日は明日で違う風が吹くと思うので、良い準備ができれば。最終日はピンも振ってきますし、神経も使うと思うので、あえてテンポ良く、いつも通りにプレーしたいです。確実に60台は出したいですね」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 吉田 優利 選手

吉田 優利 選手のコメント

通算9アンダー 3位タイ
「昨日よりショットが安定していたし、ショートパットも、スパンと打てたところが今日は良かったと思います。順位以上に自分のゴルフに納得したいので、明日は自分ができる精一杯のプレーをしたい。チャンスが来たら掴みにいかないと優勝は獲れないと思うので、明日の流れを見つつ、メリハリをつけたゴルフを18ホールすることが大事になると思います」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 原 江里菜 選手

原 江里菜 選手のコメント

通算イーブンパー、65位タイ 予選落ち
「本当に今日は良かったけど、スコアにならなかったし、細かいミスがあったので、そこは改善点かなと思います。簡単なアプローチをボギーにしたり、3パットしたりとか、細かいミスが残念ですね。今年はこれがレギュラーツアー最後だったので、ファンの方たちが見てくれている中で、最後良いプレー出来たのは良かったと思います。推薦をいただいてここに来るのではなく、来年は自力で臨めるようにしたいと思います」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 安田 祐香 選手

安田 祐香 選手のコメント

通算2オーバー、84位タイ 予選落ち
「個人的にインコースの方が好きで、アウトコースが苦手意識ある中で、後半アウトだったので心配していた通りになってしまいました。体調から先週1週間休むことになってしまい、トレーニングも練習もできなかったので、ホステス大会をこういう形で迎えてしまったのはすごく悔しいです。今は残念ですとしか言えないです。また来年頑張りたいと思います」


トーナメント1日目 8月12日(金)

『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』が開幕!

夏の軽井沢の風物詩・JLPGAツアー『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』(8月12日~14日)が、今年も長野県北佐久郡の軽井沢72ゴルフ北コース(6,679Yards,Par72)で開幕した。

天候:曇り 気温:25.2℃ 風速:2.0m/s
31回目を迎えた本大会。今年も来場者の入場時の検温、各所に消毒液の設置をはじめ、さまざまな感染防止対策を実施し、1日あたり最大5,000人を上限として有観客での開催となった。午後から予報のあった雨も持ちこたえた大会初日、3738人のギャラリーが選手の華麗なるプレーに熱視線を送っていた。
ツアー初優勝を目指す石井理緒が、4連続を含む7バーディー、ノーボギーで、自己ベストタイの7アンダーをマーク、首位発進を決めた。1打差の2位タイに吉本ひかると、ツアールーキーの岩井千怜が続いている。本大会前に73ホール連続ノーボギーで迎えた勝みなみが、14番のパーで87ホール連続ノーボギーのJLPGAツアー記録を更新。これまでの記録は86ホールだったが、ホールバイホールの記録が残る1990年以降、最長となる連続ノーボギーを達成した。
昨年大会覇者の小祝さくらは1アンダーの54位タイ。NEC所属の安田祐香は前半3つスコアを落とすも、その後巻き返し、最終18番で3つ目のバーディーを奪いイーブンパーの68位タイ、同じくNEC所属の原江里菜は、2バーディー、3ボギーの1オーバー、85位タイで初日を終えた。

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 石井 理緒 選手

石井 理緒 選手のコメント

7アンダー、1位
「今日はドライバーが曲がったところを上手く切り抜けられたし、フェアウェイにいったところからは、ピンをさすショットが打てて、良いバーディがたくさん取れました。4連続バーディーはショットというよりはパターで入ったのが多かったので、久しぶりにパッティングでバーディーを取れて嬉しかったです。残り2日、まずは予選を通って、最終日を良い位置で迎えられたら、優勝目指して一生懸命に頑張ります」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 吉本 ひかる 選手

吉本 ひかる 選手のコメント

6アンダー、2位タイ
「比較的ショットもパターも安定していて、ストレスのないプレーができました。今日は風がなかったので、1つ考える事を減らせてピンを狙っていくことができたので、そこも良かったのかなと思います。最終ホールのバーディーは外れたと思ったけど、最後戻ってきて入ったのでラッキーでした。明日雨かもしれないので、1打1打集中してやっていけたらと思います」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 岩井 千怜 選手

岩井 千怜 選手のコメント

6アンダー、2位タイ
「今日はグリーンが止まったので、ピンまでの距離をしっかり打てたことが良かったと思います。以前までの自分は怖いものが見えてしまって、振り切れない、思いきりゴルフができていない感じでしたが、考え過ぎないことによってアグレッシブなゴルフが出来るようになってきました。明日からも伸ばし合いになるので、1日4バーディーは取りたいです」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 勝 みなみ 選手

勝 みなみ 選手のコメント

4アンダー、6位タイ
「今日は時々ドライバーが曲がってしまったけど、アイアンショットがすごく良かったので、それでカバーしてアンダーでまとめられたかなっていう1日でした。ノーボギーの記録は全然意識してなかったです。その記録を知ると、15番のボギーはやってしまったと思うし、ちょっと悔しいですね。バーディー合戦になる1週間だと思うので、明日も1つでも多くバーディーを取るために、コースマネジメントをしっかりしたいなと思います」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 安田 祐香 選手

安田 祐香 選手のコメント

イーブンパー、68位タイ
「前半は左に曲げることが多かったのですが、後半の最後のほうに手応えのあるショットが打てたので、明日につながると思います。たくさんのギャラリーの方が来ていただき、すごく嬉しかったです。バーディーを取ったり、良いショットのときに声援もいただいて、すごく励みになりました。明日はティーショットで左のミスをしないように、悩まずにしっかり振り切りたいと思います」

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 原 江里菜 選手

原 江里菜 選手のコメント

1オーバー、85位タイ
「途中でボギーになるような大きいミスが出て、スコアメイクできなかったのが悔しいです。ビッグスコアが出たり、アンダーが出るコースのセッティングだと思うし、明日は自分にもその可能性があると思うので、思い切りやりたいですね。たくさんのギャラリーの方々がいるなかスタートして嬉しかったですし、そういう感謝の気持ちを良いプレーで返せるようにしたいです」