NEC、スイスの大手配電会社より同国最大の蓄電システムを受注
2017年9月8日
日本電気株式会社
NECとNECのエネルギー関連子会社であるNECエナジーソリューションズ(注1)は、スイス大手の配電会社(注2)であるチューリッヒ州電力(Elektrizitätswerke des Kantons Zürich、以下EKZ) (注3)より、同国最大規模となる出力18MW/容量7.5MWhの大型蓄電システム(Grid Storage Solution、GSS)構築プロジェクトを受注しました。
EKZ社は本蓄電システムを活用し、電力系統における周波数や電圧などの電力品質を維持するアンシラリーサービス市場に対し、「周波数調整サービス(注4)」を提供する予定で、チューリッヒ近郊のVolketswil(フォルケッツヴィール)の変電所に設置されます。なお、稼働開始は2018年1月~3月を予定しており、NECエナジーソリューションズとしてはスイス初の受注となります。
EKZ社、プロジェクトマネージャMarina González Vayá(マリーナ ゴンザレス バージャ)氏 コメント
「我々は蓄電池が今後の電力ネットワークにおいて重要な役割を果たすと考えています。このスイスで周波数調整を行う最初の大規模商用蓄電プロジェクトは、信頼性や継続性の高いエネルギーの確立に向けた重要なステップであり、NECエナジーソリューションズの優れた蓄電システムは、アンシラリーサービス市場において、揚水発電や火力発電といった従来の発電アセットを補完する最良のソリューションです。」
NECエナジーソリューションズ、チーフコマーシャルオフィサー Adam Briggs(アダム ブリッグス) コメント
「我々は、EKZ社がスイス最大の蓄電プロジェクトでNECを選んでいただき大変うれしく思います。EKZ社は世界中の他のお客様同様、コンセプト提案から設計、導入、テスト、システム運用、また最大の投資効果をもたらすサービスといった、優れたエンド・トゥ・エンドの蓄電ソリューションを高く評価頂きました。」
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
- (注1)本社:米国・マサチューセッツ州、CEO: 江澤 道広
- (注2)発電所から送られてきた電力を、電圧を調整し需要家に供給する会社
- (注3)本社:チューリッヒ州。スイスの大手配電事業者
- (注4)周波数の乱れを検知し、障害が発生する前に蓄電システムより充放電を行い、周波数の安定を維持するサービス
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC ESS事業部
E-Mail:pr@sed.jp.nec.com
NECは、社会ソリューション事業を推進する
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