「秩父宮みなとラグビーまつり2017」で顔認証を活用した「ボランティア管理サービス」や「顔認証入退管理サービス」を提供
2017年5月31日
日本電気株式会社
NECは、本年6月6日(火)~11日(日)に秩父宮ラグビー場(所在地:東京都港区)を中心に開催される地域活性スポーツイベント「秩父宮みなとラグビーまつり2017」(注1)に、顔認証を活用した「ボランティア管理サービス」とVIPなどを対象とした「顔認証入退管理サービス」を提供します。
「ボランティア管理サービス」では、顔認証による安全・安心でスムーズな受付、指示・証明書の発行、イベントごとの役割やスケジュールを把握できるマイページの提供を行います。これにより、ボランティア要員は受付と同時に各々の役割を把握でき、ボランティア活動を円滑に行うことができます。
「顔認証入退管理サービス」は、八芳園(所在地:東京都港区)で行われる本イベントのレセプションや「秩父宮フレンドシップマッチ2017」(注2)のプレミアムシート等VIPエリアへの入場管理に使用されます。
これらのサービスにより、大規模イベントの安全・安心な運営に貢献します。
なお、本イベントにはNECグループの社会貢献活動(NEC Make-a-Difference Drive、注3)の一環としてグループ社員約50名がボランティアとして参加し、会場コンシェルジュや座席案内などの運営サポートを行います。
NECは国際的なスポーツイベントが開催される2019年、2020年とその先を見据えて、先進ICTの活用による安全・安心やおもてなしへの貢献とともに、スポーツ文化の醸成やスポーツボランティアの質の向上に貢献していきます。
背景
従来のボランティア活動においては、現地情報の不足や参加手続きの煩雑さ、ボランティア経験・スキルに応じた適材適所の配置などが課題となっており、参加者・管理者双方の情報を早期に整理・共有することが必要となっています。さらに、大規模なボランティア活動が想定される2019年、2020年に向けて、安全・安心に一層配慮した対策が重要になっています。
こうした中、NECは先進のICTを活用した高度なボランティア管理などを実現し、大規模イベントの円滑な運営や、地域の賑わい創出に貢献します。
提供するサービスの特長
- 顔認証を活用した「ボランティア管理サービス」による安全・安心なイベント運営と円滑なボランティア活動の実現
本サービスは、これまでNECが携わってきた「コーポレートゲームズ」(注4)や国際スポーツイベント(注5)等のボランティア支援やパブリックセーフティのノウハウを生かし、顔認証を活用したボランティア要員の受付、指示・証明書の発行、ボランティア募集・登録内容からマイページ作成を行うサービスです。
また、本サービスでは、マイナンバーカード使用を希望するボランティア要員に対して、登録時に、本人のマイナンバーカードのICチップに記録された顔写真をカードリーダーで読み取り、本人情報と紐づけることも可能です。イベント当日は、この顔写真と、受付に設置されたカメラで撮影した顔画像が照合され、"顔パス"で受付を済ませることができます。マイページTOP
マイページ
- 「顔認証入退管理サービス」による高セキュリティでスムーズな入退管理の実現
「顔認証入退管理サービス」は、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」(注6)の1つであり世界No.1(注7)の認証精度を有する顔認証AIエンジン「NeoFace」(注8)を活用し、事前に撮影・登録したイベント関係者などの顔画像と、VIPエリアのゲートに設置したカメラで撮影した顔画像を照合して本人確認を行います。ゲートへ近づく間に顔を撮影し、即座に顔認証を行うため、カメラの前で正対して立ち止まる必要がなく、歩きながらスムーズな認証が可能です。本サービスを活用することで、なりすましによる不正入場の防止や、顔パス入場を実現します。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
【別紙】 顔認証入退管理サービスイメージ
以上
- (注1)秩父宮みなとラグビーまつり2017
http://chichibunomiya-minato-rugby-fes.jp/ - (注2)秩父宮フレンドシップマッチ2017
http://chichibunomiya-minato-rugby-fes.jp/#match - (注3)NECグループの社会貢献活動(NEC Make-a-Difference Drive)
http://www.nec.co.jp/community/necmd/index.html
NECでは社会貢献活動を、社会価値創造型企業の一員として求められる資質である、社会感度の高い人材を育成するための基盤としても位置づけ、"NEC Make-a-Difference Drive"を旗印に、より多くの従業員の参加を促しています。社会貢献活動をとおして、ボランティアマインドや共創マインドを育み、お客さまや社会の本質的な課題に気づき、課題解決への第一歩を踏み出せる人材を育成していきます。 - (注4)「コーポレートゲームズ」で2020年とその先を見据え、ICTを活用した先進警備支援システムの実証実験を実施
http://jpn.nec.com/press/201611/20161104_02.html - (注5)スーパーラグビー日本チームサンウルブズ戦において実施したボランティア本人認証・動態測位の実証実験について成果を発表
http://jpn.nec.com/press/201608/20160818_01.html - (注6)
「NEC the WISE」(エヌイーシーザワイズ)は、NECの最先端AI技術群の名称です。"The WISE"には「賢者たち」という意味があり、複雑化・高度化する社会課題に対し、人とAIが協調しながら高度な叡智で解決していくという想いを込めています。
・プレスリリース「NEC、AI(人工知能)技術ブランド「NEC the WISE」を策定
http://jpn.nec.com/press/201607/20160719_01.html
・NECのAI技術
http://jpn.nec.com/bigdata/ai/ - (注7)NEC、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマークテストで4回連続の第1位評価を獲得
http://jpn.nec.com/press/201703/20170316_01.html - (注8)顔認証AIエンジン「NeoFace」
http://jpn.nec.com/biometrics/face/
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