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NEC、千葉市においてマイナンバーカードを利用して図書の貸出を可能とする図書館システムを構築

~全国初、暗証番号入力なしの新方式による利用者認証を採用~

2017年5月30日
日本電気株式会社

NECは、千葉市図書館においてマイナンバーカードを利用して図書の貸出を可能とする新たな図書館システムを構築しました。新システムは2017年6月1日から運用を開始する予定です。

新システムは、図書の貸出にマイナンバーカードを利用するにあたり従来必要であった、マイナンバーカード交付時に住民が設定した暗証番号の利用時の入力や、外部ネットワークとの接続、マイナンバーカードへの利用者識別用アプリケーションの追加搭載、地方公共団体の条例改正を全て不要とする、新方式の利用者認証を全国で初めて採用しました。(注1)

NECは社会ソリューション事業に注力しており、今後もマイナンバー関連の幅広い製品やサービスを提供することで、安全・安心で豊かな社会を支える情報基盤の強化に貢献していきます。

これまでマイナンバーカードを図書館カードとして利用する場合、マイナンバーカードのICチップに搭載された公的個人認証サービス(JPKI、注2)の利用者証明用電子証明書(注3)を用いる「JPKI方式」か、ICチップ内の空き領域に追加搭載した利用者識別用アプリケーションを用いる「カードアプリ方式」が採用されていました。

しかし、JPKI方式で本人確認の厳格性のレベルに関係なく必要な利用時の暗証番号の入力や、カードアプリ方式で必要な地方公共団体の窓口での利用開始手続きは、利用者の利便性を下げる要因となっていました。また、地方公共団体もJPKI方式で必要な外部ネットワークとの接続や、カードアプリ方式で必要なICチップ内の空き領域を利用するための条例改正が必要となっていました。

新システムは、これらの課題を解決するため、図書館の利用者登録時にマイナンバーカード内の利用者証明用電子証明書の発行番号(シリアル番号)のみを抜き出し、図書館の利用者番号と紐付けて登録するID連携方式(注4)の利用者認証を全国で初めて採用しました。
これにより、マイナンバーカードのみで利用者認証ができるため、図書館の貸出窓口に設置したICカード読み取り機にマイナンバーカードを利用者自身がかざすことで、図書を借りることが可能となります。なお、このシステムにおいて、券面やICチップ内のマイナンバーや氏名、住所などの個人情報は一切利用しません。

千葉市では、マイナンバーカードの多目的利用を推進しており、今回の取り組みもこの一環です。図書館の取り組み以外にも、2017年1月からコンビニ交付サービスを開始しているほか、今後もマイナンバーカードやマイナポータルなどの有効活用による利便性の高い行政サービスの実現を検討しているとのことです。

NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

以上

  • (注1)NEC調べ。2017年5月30日現在。
  • (注2)Japanese Public Key Infrastructure。
    オンラインで申請や届出といった行政手続などやインターネットサイトにログインを行う際に、他人による「なりすまし」やデータの改ざんを防ぐために用いられる利用者認証の機能を有するもの。
  • (注3)利用者本人であることのみを証明する。基本4情報(氏名、住所、生年月日、性別)は含まれない。
  • (注4)利用者証明検証を行わずに発行番号のみを抜き出して活用する場合でも、公的個人認証法第36条に規定する「利用者証明検証者」となっている必要がある。(千葉市は利用者証明検証者にあたる。)

NEC マイナンバーカードソリューションについて

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 公共ソリューション事業部
E-Mail:sw@fcs.jp.nec.com

NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
詳細はこちらをご覧ください。
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