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地域金融機関の安定稼働と変革を支える ― 対話を重ね、顧客の課題に向き合うNEC金融部門のプロジェクト運営

社会インフラである金融機関の「システムの安定稼働」を支えながら、AIやデータ利活用などの新たな技術で変革にも挑むNEC金融ソリューション事業部門(以下、NEC金融部門)。そこで働く人たちは、どのようにお客様と向き合い、チームで困難を乗り越えているのでしょうか。本稿では、金融システム統括部で地域金融機関向けプロジェクトに携わる4名にインタビュー。お客様に深く寄り添い、チームで課題を解決していくNEC金融部門の仕事のリアルと、そこで得られる成長について紹介します。
Interviewees

氏名:久野 彰隆
所属:金融システム統括部
役職:エグゼクティブマネージャー
2000年NEC入社。入社以来、金融機関向けの業務アプリケーション開発に従事し、地域金融機関の基幹系システム導入をはじめとする大規模アプリケーション移行プロジェクトのリーダーを多数経験。証券・生保・損保向け金融システムの導入にも従事。現在は組織マネジメントを担う。

氏名:北村 光雄
所属:金融システム統括部
役職:ディレクター
2002年NEC入社。入社以来、地域金融機関向けの基幹系・周辺システム構築において、お客様の窓口として直接対話しながら、社内の関連部門(アプリケーション開発・基盤・製品部門など)やビジネスパートナーを統括するプロジェクトリーダーを多数経験。現在は、アカウントSEおよびSI部隊のグループ長としてプログラムマネジメントを担う。

氏名:鈴木 雄貴
所属:金融システム統括部
役職:主任
2021年新卒入社。地域金融機関向けシステム開発を担当する部署でアプリケーション開発基盤の構築や、Javaによるアプリケーション開発に従事。その後、大手金融機関の法人向けWebシステム開発を経験し、現在は地域金融機関向けプロジェクトに参画。新規領域(基盤新サービス提供、セキュリティ)の提案活動に加え、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクト推進を担う。

氏名:西川 さくら
所属:金融システム統括部
役職:担当
2024年新卒入社。金融システム統括部に配属となり、地域金融機関向けプロジェクトに参画。入社3年目となる現在は、生成AI関連システムの保守・運用、共通サーバ基盤や人事給与システム刷新プロジェクトに携わり、プロジェクトマネジメント業務を担う。
安定稼働とDX推進の両面から、お客様の変革を支える
地域金融機関のお客様に対して、NECはどのような価値を提供しているのでしょうか。
久野
私たちが提供している価値は、システムの安定稼働を守りながら、お客様の将来の成長や変革も支えることです。
地域金融機関は、地域経済を支える重要な社会インフラです。そのため、私たちの第一の使命はシステムの安定稼働を支え続けることにあります。一方で、金融業界を取り巻く環境は大きく変化しており、人手不足への対応や業務効率化、セキュリティ強化、AI活用といった新たな課題にも向き合う必要があります。
そこで私たちは、長年培ってきた金融システムの知見を基盤に安心安全なシステムを提供しつつ、近年では特に「AI・データ利活用」「セキュリティ」「モダナイゼーション」の3つの領域で変革を支援しています。

お客様から信頼を得るために、意識していることを教えてください。
北村
お客様から信頼を得るためには、まずお客様とのコミュニケーションを密に取ることが大切だと考えています。日々の対話を通じて、お客様が何に困っているのか、何を期待されているのかを丁寧に把握するよう心掛けています。
また、お客様に寄り添い、一つひとつの課題に誠実に向き合うことも大切にしています。些細なことでも気軽に相談いただける関係を築きながら、長期的な信頼関係の構築を目指しています。
鈴木
私は、お客様との会話で得た情報や気付きを営業とタイムリーに共有し、認識を合わせながら対応することを意識しています。営業とSEが同じ方向を向いて対応することで、お客様にも安心していただけますし、より適切な提案や課題解決につながると考えています。

対面コミュニケーションが大切と語る北村さん
「決して一人で抱え込ませない」ー 誰もが自律的に動くプロ集団の強さと風通しの良さ
マネジメントを担う立場から、日々のコミュニケーションで大切にしていることを聞かせてください。
久野
人の成長を意識したジョブアサインと、それに対するフォローアップ体制を作ることですね。私は、「上司・部下」の関係ではなく、組織全体が「仲間」という認識で働いていますので、業務・業務外を問わず対話や交流機会を充実させて、メンバーの心理的安全性を確保するように心掛けています。
北村
私のチームでは、「任せるからには責任を持ってやり遂げる」という考えを大切にしています。人は受け身ではなく、自ら考えて行動することで大きく成長できると思っています。そのため、「この人は何に挑戦したいのか」「どのような成長を目指しているのか」を普段から意識しながら仕事をアサインしています。任せた後も必要なフォローを行い、最後までやり遂げられるよう支援することを心掛けています。
お客様と向き合う中で、チームや周囲に支えられた経験や、成長を実感した瞬間について教えてください。
鈴木
私たちの部署は風通しが良いので、何か課題が見つかったときは、自分で抱え込まずに、課題を共有し、周囲のサポートを受けながら解決できることが多いです。
西川
NECのメンバーや関係会社のみなさんは、それぞれの分野で高い専門性を持っています。また、常に周囲の状況にも目を配っており、私が困っているときには自然と声をかけてくださいます。実際に、多くの方々に支えていただきながら課題を乗り越えてきた経験が何度もあります。


多くのメンバーに支えられながら成長していると語る西川さん
お客様ごとに事情や要件が異なる中で、特に難しかった場面や判断に悩んだ場面と、それにチームとしてどう向き合い、乗り越えたのかを教えてください。
久野
地域金融機関のお客様向けのパッケージ展開では、標準機能とお客様ごとの要件をどのように両立するかで悩んだことがありました。その際は、パッケージの価値を実務担当者だけでなく、利用される部門の方や意思決定者にも理解していただけるよう、説明資料やアプローチを工夫しながら粘り強く対話を重ねました。
難しいご要望や調整が必要な場面もありますが、丁寧なコミュニケーションを通じて信頼関係を築くことを大切にしています。その結果、お客様から「久野さんに任せたい」と言っていただけた時は、大きな達成感があります。
北村
私にも、プロジェクト単体では解決できない課題に直面したことがあります。そのようなときに実感したのが、NECの組織力です。プロジェクト内だけで解決策を見出せない場合でも、上位層や関連部門を巻き込みながら検討を進めることで、お客様により良い提案ができた経験があります。
特に印象に残っているのは、他部門のメンバーが自分事として課題解決に向き合ってくれたことです。製品やサービスの制約からすぐに解決策が見つからない場合でも、「お客様のために何ができるか」を一緒に考え、最後まで伴走してくれました。
一人では乗り越えられない課題でも、多くの専門家が力を合わせることで解決につなげられる。全社一丸となってお客様の課題に向き合うNECの組織力を実感しました。
西川
お客様との調整の中で、複数の関係者の意見を踏まえながら方針を決める難しさを感じたことがあります。しかし、プロジェクトメンバーや先輩方が親身にサポートしてくださり、多角的な視点からアドバイスをいただくことで、お客様にも納得いただける解決策を導き出すことができました。
この経験を通じて、チームで支え合いながら課題解決に取り組むことの大切さを実感しました。

これまでのプロジェクトの中で「この仕事をやっていてよかった」と感じた瞬間を教えてください。
久野
お客様から「NECはかゆいところに手が届くね」というお褒めの言葉をいただけたときは、本当にうれしかったです。
そのお言葉をいただけた背景には、日々の積み重ねがあったと思っています。仕様検討の段階では、機能面だけでなく業務や運用の観点からも確認すべき点をご提言し、関連部門を巻き込みながら仕様調整を行いました。またプロジェクト推進の場面では、お客様の現場の業務をご担当されている方々が抱える課題について、一緒に悩みながら、解決策を見出していきました。そうした一つひとつの向き合い方を評価いただけたことが大きなやりがいにつながりました。
また、タフな仕事をやり遂げた若手メンバーが成長していく姿を間近で見られたときにも、この仕事をやっていて本当によかったと感じますね。
鈴木
担当のお客様から「やはり鈴木さんでよかった」「期待しているよ」と温かい言葉をいただけたときです。現地へ粘り強く通い、協議を重ねて信頼を築いてきただけに、それまでの大変さがすべて報われる気持ちになりました。
西川
システムのリリースが無事に完了し、お客様もNECのメンバーも全員がホッと胸をなでおろし、一緒になって安堵感や達成感を分かち合っている瞬間が本当に好きです。
人とAIの力で、お客様の変革に伴走する
今後、地域金融機関のお客様に対して、どのような新しい価値提供や挑戦をしていくのでしょうか。
久野
これからの時代、技術そのものだけで差別化を図ることはますます難しくなっていくと思います。もちろん、確かな技術力と、お客様の業務やビジネスに対する深い理解が土台であることは変わりません。そのうえで、私たちが一番大切にしたいのが「NECの人間力」です。お客様が言葉にされていない課題や背景まで汲み取ろうとする姿勢、難しい局面でも逃げずに誠実に向き合う力、そして「お客様のために何ができるか」を考え抜き、最後までやり遂げる責任感。そうした一人ひとりの姿勢の積み重ねが信頼につながり、他社との差別化の源泉になると考えています。技術の先にある人間としての魅力や信頼関係が、しっかりお客様に伝わるような体制で事業を推進していきたいです。
北村
技術が進化し続ける時代だからこそ、最後にお客様から選んでいただける理由は「人」にあると考えています。お客様の立場で考え抜き、時には言いにくいことも率直にお伝えする誠実さ。困ったときに真っ先に相談したいと思っていただける信頼関係。そして、本質的な課題に徹底的に向き合い、プロジェクトを最後まで一緒にやり遂げる姿勢。こうした一人ひとりの姿勢の積み重ねが我々NECの強みであり、これからも変わらずに大切にしていきたい価値観です。
鈴木
私は、「AIの利活用」により注力していきたいです。単にツールとして使うだけではなく、お客様の現場で働く方々の業務効率化や、その先の利用者へ価値を広げていきたいです。同時に、地域金融機関のお客様にまだ残るアナログな業務慣行も見直し、デジタルとアナログをベストなバランスで融合させた提案をしていきたいです。
西川
これまで現場のSEとして培った知識や経験を武器に、お客様のニーズを一番に満たせるような提案を追い求めたいです。新しく登場する技術や製品をただ導入するのではなく、お客様の状況に合わせて最適な形で価値を提供し、常に一番近くで寄り添う存在であり続けたいと思います。

顧客に常に一番近くで寄り添う存在であり続けたいと語る北村さん
変化の激しい時代において、地域金融機関のお客様をどのように支えていきたいと考えていますか。
久野
地域金融機関のお客様は、社会インフラを支える重要な役割を担う一方で、AI活用や法規制への対応、人手不足への対策など、大きな変革の波に直面されています。
私たちは、数十年にわたり金融システムを支えてきた知見に加え、NECがさまざまな業界で培ってきたノウハウや、自社での実践を通じて得た経験を有しています。そうした知見や経験を活かしながら、お客様の課題解決や変革の実現に向けて伴走していきたいと考えています。
お客様の信頼できるパートナーとして、ともに考え、ともに挑戦しながら、地域金融の未来づくりに貢献していきたいです。

大きな変革の波に直面するお客様に、ともに考え、ともに挑戦する姿勢で伴走したいと語る久野さん
「成長できる場」としてのNEC金融部門からのメッセージ
最後に、新卒学生の方やキャリア採用への応募を検討しているみなさんに向けて、メッセージをお願いします。
鈴木
入社6年目になりますが、NEC金融部門には、困ったときに自然と支え合う文化が根付いていると感じています。難しい課題に直面した際も、一人で抱え込むのではなく、チーム一丸となって解決に向き合える心強さがあります。
また、金融機関のシステムという社会インフラを支える責任の大きさと、その先にあるお客様や社会への貢献を実感できることは、この仕事ならではの魅力です。お客様に寄り添いながら成長したい方と、ぜひ一緒に挑戦できることを楽しみにしています。
西川
私は入社3年目ですが、毎日現場で本当に楽しく働いています。日々学ぶことがたくさんありますが、困ったときには周りの先輩方がすぐに助けてくれます。失敗を恐れずにトライ&エラーを繰り返しながら、思う存分チャレンジできる職場です。先輩全員が温かく見守ってくれていますので、ぜひ一緒に、新しいことに挑戦していきましょう!



(本記事は2026年9月時点の内容です)
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