NEC、JALインフォテックからSDNを活用した次世代オフィスLANを受注
~ JALインフォテックのSDNビジネスも支援 ~
2016年2月8日
日本電気株式会社
NECは、JALグループのIT中核会社である株式会社JALインフォテック(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:中川雄次、以下 JALインフォテック)から、SDN(注1)を活用した次世代オフィスLANを受注しました。
本ネットワークは、JALインフォテックの本社ビルや外部データセンターに導入されるものであり、本年5月の稼働を予定しています。
本ネットワークは、SDNの特長を活かし、仮想ネットワークによるセキュリティや通信品質の確保、GUI(注2)画面による容易なネットワークの設計・設定、テレビ会議などの利用拡大によるデータ量の増大に応じた迅速かつ柔軟なネットワークの拡張などを実現します。
またJALインフォテックは、今回の自社内でのSDN活用実績・ノウハウを活かし、JALグループ内外にSDNを活用したネットワーク構築ビジネスを展開します。NECは同社と協業し、販売・技術支援を行います。
SDNは、NECが注力する社会ソリューション事業の中核領域の一つであり、これまでにSDNを活用したシステムを国内外で250以上納入しています。NECは今後もビジネスインフラを支える各種ソリューションの提供を通じて、企業の経営基盤および競争力の強化に貢献していきます。
背景
JALインフォテックでは今回のオフィスLANの更新にあたり、現状のネットワークにおけるトラフィック対策や運用性・柔軟性向上などの課題解決を図ると共に、事業拡大に向けてSDNを活用したネットワーク構築ビジネスを展開すべく、自社内でのSDN活用を決定しました。
本ネットワークの特長
JALインフォテックは、既存のネットワーク機器を活かしつつNECのSDN対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」やSDN Ready(注3)製品「UNIVERGE QXシリーズ」を部分的に導入することで、コストの最適化を図ると共に、SDN活用により以下のメリットを享受します。
- 止まらないネットワーク
ネットワークを仮想化し、一つの物理ネットワーク上に基幹業務用途やシステム開発用途など複数のネットワークを論理的に構成することが可能。論理ネットワーク同士は完全に独立しているため相互に影響を与えず、セキュリティや通信品質の確保を実現。
また、ネットワーク全体の集中制御により通信経路の柔軟な変更が可能なため、平日・日中にシステム運用を止めずネットワーク機器の保守作業を実現。 - 管理しやすいネットワーク
GUI画面を活用し、高度な専門知識なしに直観的な操作でネットワークの設計・設定が可能。また、ネットワーク全体の通信状態の可視化も可能であり、万一の障害発生時における障害箇所の迅速な特定・復旧を実現。 - つながるネットワーク
ネットワーク機器の増設の際、各機器に対する設定変更を一元的に実施することが可能。これにより、テレビ会議やWeb会議、モバイル端末などの利用拡大によるデータ量の増大などに応じた迅速かつ柔軟なネットワークの変更を実現。
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
UNIVERGE PFシリーズについて
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC ビジネスクリエイション本部
TEL:044-435‐5411
E-Mail:vinfo@jitsdn.jp.nec.com
NECは、社会ソリューション事業を推進する
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今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
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